(10月18日午後3時半更新)理科の実験の様子です
- 公開日
- 2021/10/18
- 更新日
- 2021/10/18
お知らせ
緊急事態宣言が明けて、理科の実験についても、感染対策をしっかりと行う中で実施しています。
6年生は、紫キャベツの液をつかって、いろいろな水溶液の「酸性〜中性〜アルカリ性」を調べる実験です。食塩水やせっけん水、アンモニア水など、様々な水溶液に紫キャベツの液をスポイトで入れると、色が変化します。この色の変化で、水溶液が何性かが分かります。見た目は同じような水溶液でも、全然性質が違います。6年生は、目を守るために保護メガネを着用して、熱心に実験にとりくみ、変化をタブレットの写真に収めていました。
7年生は、換気を十分に行ったうえでの赤ワインの蒸留の実験です。ワインの主の成分はエタノールと水が混ざった混合物です。ワインを枝付きフラスコに入れて加熱すると、まず、ワインの中にあるエタノールだけが沸騰して気体になり、冷やされた試験管にたまって液体のエタノールに戻ります。このときは約80度を示すので、水が沸騰する温度ではないので、エタノールが沸騰しているのが分かります。しばらくすると、沸騰がなくなり水温が上昇していき、100度近くになって再び沸騰が始まります。これは、水が沸騰していると考えられます。こうやって、沸騰する温度(沸点)の違いによって混合物を分離する蒸留という実験を行っていました。
理科の実験や観察を通じて、自然科学に関心をもってもらえたらと思います。
(校長 荒河隆文)