【自然学舎】出発しました
- 公開日
- 2023/05/12
- 更新日
- 2023/05/12
学校行事
さて、「魚つかみ」です。
ヤマメとアマゴを川を区切ったところに放流し、手づかみで捕まえ、串に刺して焼いて食べる、というものです。
命をいただく、ということを感じてもらうことがねらいです。
最初はこわごわ魚を追いかけていましたが、だんだんとコツもわかってきて、あちこちから歓声が。
捕まえたら頭をぱちんと指で叩いて締めます。そして竹串を口から刺すのですが、命を奪うということに戸惑っている子も少なくありませんでした。
考えてみれば「かわいそう」と「おいしそう」の境い目はどこにあるのでしょう。いつしか焼けてきた香ばしい匂いに誘われ、みんなおいしそうに先程まで泳いでいたはずの魚をムシャムシャと頬張っていました。
「命」から「食材」へ。我々は毎日こうして生きているのだということを感じてくれたでしょうか。
宿に戻り、昼食後、閉舎式を行い、宿のスタッフの皆さんにお礼を言いました。
実に良い天気の3日間。さまざまな経験を通して、「3日前の自分と今の自分とは違う」ということを感じられたのではないかと思います。もしそうなら、それが成長ということです。
5年生も7年生も、それぞれの思い出を抱え、帰りのバスは走ります。保護者の皆様、3日分のお土産話を楽しみにもうしばらくお待ち下さい。
(前期教頭 柏)