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明日は池田市にとって忘れることができない日… 【6月7日】

今日は、児童朝会がある月曜日。(隔週で実施)
8時25分に運動場に集合です。
今日の児童朝会、子どもたちには、二つのことをお話ししました。

一つ目は、マスクの扱いについてです。
これからの季節、気温も湿度もどんどん上がっていきます。熱中症の危険性も日に日に高まっています。
子どもたちの様子を見ていると、体育の授業や外での休み時間の遊びなど、マスクを着用したまま活動したり、登下校したりする姿が多く見られます。子どもたちにとっては、給食の時間以外は、マスクを着用することがごく自然で当たり前になっているのだと思います。ですから、マスクを外すことに不安を覚えるのでしょう。今、「自分は大丈夫!」と思いながら活動を続け、いつの間にかしんどくなってしまう、ということが心配されます。

金曜日にも、この「北小っ子のようす」に書かせてもらいましたが、改めて私の方からも「先生から“マスクを外します”と言われたときは、気にせずマスクを外してください」「特に体育は外して活動しましょう」と伝えました。「ただし、コロナウイルスに感染することが心配な子もいるので、“外さなければならない”と強制されるものではないです」ということも併せて伝えました。
おうちでも、お子さんと一緒にマスクの扱い方についてお話をしていただけると有難いです。

二つ目のお話は、ちょうど20年前の6月8日に起こった「大阪教育大附属池田小学校の児童殺傷事件」についてです。
6月8日を明日に控え、今日の児童朝会では、「北小っ子」にどうしても附属池田小学校の事件のことを伝えたいと思っていました。子どもたちには、20年前の6月8日に何が起きたのか、その事件の概要として、
「刃物を持った一人の男が学校に侵入し、2年生と1年生を次々と襲い、8名の尊い命を奪ったこと、そして先生も含め15名に大けがを負わせたこと」を伝えました。
私は、当時、附属池田小学校で1年生の担任をしていました。つらく悲しい事件ではあるけれども、事件を防ぎきれなかった者の使命として、自分が見たこと感じたことを子どもたちに伝えなければと思ってお話ししました。

事件後から、この20年の間も、子どもたちが襲われたり被害に遭ったりする事件や事故が後を絶ちません。今日はそのことにも触れ、何かあった時には大きな声を出して近くにいる大人に助けを求めることや、できるだけ一人で登下校しないことなどもお話ししました。
そして、「北小っ子の皆さんには、どんなことがあっても誰かを傷つけるような人にはなってほしくない」ということ、「人に意地悪したり、嫌なことを言ったりするのではなく、逆に、人を助けたり励ましたり、誰かの力になってあげられるような優しい人になってほしい」ということも伝えました。
最後に、「つらいことやしんどいことがあっても、何とか乗り越えて前に進んでいける人になってほしい…」とお願いをして話を終えました。

朝からかなり暑い中、少し長い時間になってしまいましたが、どの学年の児童もこちらを向いてしっかり最後まで聞いてくれました。何か少しでも子どもたちの心に残るもの・響くものがあればお話しして良かったと思います。そして、命があるということ、生きているということがどれだけすばらしいことなのか、親子で一緒にお話ししてもらえたら嬉しいです。

今日はたくさん書き過ぎてしまい、授業の紹介ができなくなってしまいました。申し訳ありません。授業風景と児童の様子を写真でご覧ください。

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