あの日から19年(6月8日)
今日6月8日は、附属池田小学校事件から19年目にあたります。
私は「6月」という言葉を聞くと、必ずこの事件を連想します。 あの日、私(校長)は渋谷中学校で2年生の授業をしていました。 窓際の女子が「先生!ヘリコプターが飛んでるっ!」と大きな声。 南の空には…旋回する数機のヘリコプター。 授業を終え、職員室に戻る途中の渡り廊下。 血相を変えて走ってきた先輩の教員が私の両肩をつかみ、 「おいっ!近くの学校でとんでもないことが起こってる!」 私は体がこわばり、持っていた教材をその場に落としました。 すでに教員が集まっていた校長室に入ると、テレビ画面に先ほどのヘリコプターが撮影したと思われる映像が映し出されていました。 …その後は、さまざまな対応に追われる日が続きました。 昨日のことのように思いだします。 最近は、この事件についての報道も少なくなってきた様に感じます。 私には、身近に起こった事件で、亡くなった児童の一人が高校時代の同級生の子どもさんだったことなどもあって、決して忘れられない日となりました。 いまでも子どもが被害に遭う事件が起こっています。 池田市内では地域の人たちによる子どもたちの見守り活動が定着していますが、この事件を風化させてはいけないと強く感じます。 今日、附属池田小学校で追悼行事が行われました。 8人の児童のご冥福とけがをされた方々の全快をお祈りいたします。 《今日の追悼行事の様子》(写真はNHKニュースから) https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200608/200... ![]() |
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