石 小 日 記メニュー

石 小 日 記

寒い朝、それから学校の日常 (追記あり)

公開日
2025/10/22
更新日
2025/10/22

日々のできごと

 この間まで夏だったのに、突然冬になったような朝。

 登校してくる子たちの何人かは、すっかり冬のいでたち。フリースどころか、ダウンジャケットを羽織っている子もいれば、ネックウォーマーを巻いている子も。運動会の前日は、確か真夏みたいだったはずなんですが。

 こういう猛烈に気候が変化する時期は、体調を崩しがちです。吹奏楽部の全国大会を今週末に控えておりますので、ほんとうに薄氷を踏む思いです。代わりがいないパートの子が何人かいますので。


 さて、運動会を終えて、学校全体に日常が戻ってきた感じです。気持ちを切り替えて、きちんと授業を進めている雰囲気でした。

 5年生の算数を見に行くと、1200円の貯金があり、これから月200円ずつ貯金するAさんと、貯金はないけれど、毎月350円ずつ貯金をしていくBさんで、貯金額が同額になるのは何か月後かを考える問題をしていました。表にして地道に考える子もいれば、何か合理的に答えを出す方法はないかを考える子もいます。「算数は、ある意味『どうやったら楽に答えを出せるか』を考える教科なんだよ」と担任の先生。「なるほど!」と言っている子もちらほら。

 6年生の教室に行くと、社会の歴史の授業。江戸時代の徳川家15人の将軍のデータを提示して、「なぜ江戸幕府は265年間も続いたのか」を討論していました。「最年少の将軍は7代将軍家継で、就任時5歳だった」ということや、「11代将軍家斉は在任期間が50年もあった」ことなど、教科書には載っていないトリビア的なことも飛び交っていました。

 2年生の算数は、2年生の学習のメインイベントである掛け算。3つ串にささっただんごを例に、「1あたり量×いくつ分」という考え方について学習していました。2年生の隣のクラスでは、「情報の時間」として、マインドマップを活用しての「行ってみたいなこんな場所発表会」に向けての準備をしていました。


 そんな感じで、これからも行事が続く2学期ですので、行事の合間のこの時期にしっかり学びを進めなければ!というところです。小学校の先生は実にマルチタスクが求められる仕事です。


 2枚目下の写真は、図書館で行っているハロウィンイベント。図書委員が窓に飾りを作り、カウンターにはハロウィンに関わる本が並べられています。図書館だよりについていた券を持ってきて、「トリック・オア・トリート!」と言って本を借りたら、特製しおりがもらえるとのこと。今日は特別時程で短めの昼休みでしたが、なかなかの大盛況でした。


【追記】

 吹奏楽部は、明日夕方に新潟に向けて出発します。本日放課後、学校での最後の通し演奏を先生方に披露してくれました。

 顧問のI先生曰く、「まだ直したいところがある」とのことですが、大阪大会、関西大会を経て、より研ぎ澄まされた演奏は、聴く者の心を鷲掴みにする、感動的な演奏でした。

 逃げずに本気で取り組んできた者のみが見られる景色はどんな色に輝くのでしょうか。最後の一瞬まで悔いのないように備えていきたいと思います。

 子どもたちの全国大会の旅のようすは、当日の結果発表を速報することをはじめ、ここで随時報告いたします。

 さまざまな形で支えてくださった多くの方々の期待に応えられるよう、頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。


 校長 柏