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石 小 日 記

【修学旅行】広島での平和学習

公開日
2026/05/21
更新日
2026/05/21

日々のできごと

 昼食後、平和資料館を見学。

 ここは2019年に改装されて以降、暗いトンネルの中を通りながら、被爆者の方々の人生に思いを馳せていく、というような感じの展示方法になっています。また、遺物の経年劣化が進んでいることからか、写真による展示も増えています。昔は蝋人形なんかもあったのですけどね。

 原爆の子の像の佐々木禎子さんが折った折り鶴の展示もありました。薬包紙で作った折り鶴。そのこまやかな美しさが却って心にしみます。


 暗い展示室を抜けると、突然、明るく美しい平和公園が目の前に広がります。そのコントラスト。もしかしたらこの瞬間のための展示方法なのかなと、ここを訪れるたびに思います。

 出てきた子どもたちに感想を聞いてみると、単に怖いだけでなく、子どもたちなりにしっかり考えることができていると感じました。入館者が感想を綴る「対話ノート」を見ると、世界中のさまざまな言葉で感想が綴られていましたが、それに一生懸命書き込んでいる子もいました。


 その後、被爆伝承者による講話を聞きました。原爆投下から81年が経ち、もはや被爆者の方に直接お話を聞くことが難しくなっています。昨年に続いての伝承者講話でしたが、近代史も含め、とても分かりやすくお話を聞かせてくださいました。


 そして時間に追われながら、雨の中平和公園の散策。5年生の国語で学んだ「たずね人」に出てくる「土まんじゅう」こと原爆供養塔と、その横にある納骨者名簿に真っ先に向かっているグループがいくつもありました。

 物語が現実となる、物語が自分の人生とつながる、そんな瞬間でした。


 全体的に雨に悩まされながら、時間に追われる感じの広島滞在でしたが、子どもたちの心にさまざまな思いを刻むことができたと思います。

 まあ、核兵器廃絶の日まで消えないという「平和の灯」が、雨の日でもきちんと燃えているのが分かったのは良かったかな。


 という感じで、バスは広島を出て、帝釈峡に向かっています。「校長先生、今日は星の観察はできますか?」と何人もの子に尋ねられました。どうでしょうねえ。さすがに臨海学舎に期待!という感じでしょうか。


校長 柏