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石 小 日 記

ちいちゃんのかげおくり、それからダイハツ陸上教室

公開日
2026/09/30
更新日
2026/09/30

日々のできごと

 今日は久しぶりの晴れ。それも雲一つない朝でした。

 昨日児童集会で「あいさつをしっかりしよう」と呼びかけましたが、早速張り切ってあいさつをしてくれた子が何人もいて嬉しく思いました。


 登校の波が去って校舎に戻る途中で、運動場に3年生の子たちが並んでいるのが見えました。自分の影を見つめながら、いち、にい、さん、し……と数を数えています。

 「『かげおくり』をしてるの?」と尋ねると、10まで数え終わった子が「そう!ほら見えた!」と嬉しそうにしていました。


 3年生の国語に、あまんきみこさんによる『ちいちゃんのかげおくり』という作品があります。「かげおくり」とは、出征していくお父さんが、ちいちゃんとお兄ちゃんに教えてくれた遊び。やがて空襲で焼け出され、家族とも離れ、こわれかけた防空壕でかげおくりをしながら、独りになってしまったちいちゃんの命の炎は消えていきます。この救いのない物語の末尾にはこう書かれています。

  それから何十年。町には、前よりもいっぱい家がたっています。

  ちいちゃんが一人でかげおくりをした所は、小さな公園になっています。

  青い空の下、今日も、お兄ちゃんやちいちゃんぐらいの子どもたちが、きらきらわらい声を上げて、遊んでいます。


 そもそも、民間施設・民間人への攻撃は当時であっても戦時国際法違反で、戦争であってもこの小さな命が失われることは当たり前のことではないのです。でも世界の現実は今も変わっていません。雲一つない青空と、楽しそうにかげおくりをする3年生の子たちの姿が、物語の末尾と重なりました。

 そういえば先週の日曜日は、隣接する箕面市で1トン爆弾の不発弾処理が行われ、電車は止まり、周辺住民は避難するなど、なかなかの騒ぎでした。この子たちの生涯が平和であるようにと、心の奥で小さく祈りました。


 さて、続いて3年生の話題ですが、今日はダイハツの陸上部の方をお招きして、陸上教室を行いました。昨年に続いて、木崎選手(ロンドンオリンピック日本代表)と竹本選手(フルマラソンベスト2時間26分23秒)という超一流選手が走り方を教えてくださいました。

 走るときの姿勢やリズム、カーブの曲がり方など、子どもたちと一緒に走りながら、楽しく教えてくださいました。これから運動会の練習に入りますので、子どもたちにとってとても良い経験になったことと思います。 

 もう一人、男性のスタッフの方が、東京マラソンの運営に関わっておられるということで、この春東京マラソン2026に出場した私としては、なかなかうれしいご縁でした(この6月に出版された私のエッセイについてもお知らせしました)。


 3枚目下の写真は、ちょうど陸上教室をしている向こうで、学習園から出てきた1年生たち。わたを収穫したとのことで、嬉しそうに見せてくれました。


 校長 柏