3年 コマ遊びの出前屋さん、6年 インタビュー、それから1年 音楽
- 公開日
- 2025/05/27
- 更新日
- 2025/05/27
日々のできごと
3年生の担任の先生が、以前お子様といっしょに見たときにお声掛けしたというご縁から、「コマ遊びの出前屋」の枇杷紘一郎さんと喜代子さんご夫妻をお招きして出前授業を持ちました。紘一郎さんは元小学校の校長先生、喜代子さんは元幼稚園の先生ということで、我々からしても大先輩の方。子どもたちを見事に引き付けながら、回し方のコツを教えてくださったり、難易度の高い技を見せてくださったり、日本全国にあるさまざまな変わったコマを回してくださったりしました。とても楽しい時間でした。
その後、子どもたちは実際にコマ回しにチャレンジ!初めて回せたよという子もたくさんいました。
「モノをあげるとそのモノは減ったり無くなったりするけれど、教えてあげると、それは無くなるどころか、できることが増えていきます。また仲間も増えていきます。ですから、できるようになったことを周りの人に『教える』ということをぜひしてくださいね」
最後にそんな風におっしゃっていました。
ゲームにスマホが当たり前の時代の子どもたちですが、何を与えるか、どんな環境の中で育つかで、その子の経験値、大げさに言えばその子の住む世界はずいぶん変わります。前校長から「けん玉」を引き継いで、私も子どもたちとよくけん玉に興じますが、何度も失敗しながらも、少しずつ体の使い方を覚え、だんだんと上達していく姿を見るにつけ、いつの時代も子どもの本質は変わらないなあとつくづく思います。コマであっても、けん玉であっても、折り紙であっても、まあその他何でもいいのですが、バーチャルではない現実の世界で、しっかり体を動かしながら、また仲間と遊びながら育っていける環境を作れたらなあと思います。そういう意味でも、今5年生が、自然学舎で経験していることは非常に大きいことだと感じます。
さて、昨日に続いて、6年生が校長室にインタビューに来ました。まず最初のグループは、土俵にまつわる石小の歴史について、昨日引っ張り出していた30周年、40周年、50周年の記念誌をもとにいろいろとお話をしました。もうひとつのグループは、「今の石小と昔の石小で変わったこと、変わっていないこと」という質問でした。「すもう大会とか臨海学舎とかは今も続いているね。無くなったのは『全校徒歩遠足』かな。昔はペア学年で並んで、全校一斉に箕面の滝の手前の竜安寺まで歩いていたんだよ」と昔のアルバムの写真を見せながら。
「実は先日の『全校一斉万博』は、その時のイメージで計画したんだよ。『全校徒歩遠足が、違った形で復活!』という感じで」と言うと、へぇ!と驚いていました。
コマ遊びの出前屋さんのお2人をお見送りしたあと、運動場から子どもたちの歌声が響いてきました。1年生が輪になって、とても楽しそうに歌っています。青空の下の音楽の授業。
子どもたちの心が空いっぱいに広がっていくような授業でした。
校長 柏