学校日記

朝の校内探検(5月13日)

公開日
2021/05/13
更新日
2021/05/13

学校日誌

 おはようございます。

 昨日に引き続き、1年生男子と校内探検をしました。今朝は正門近くの池の観察をしました。

 池のほとりに「瓊池」という池の名前を刻んだ石碑があります。

 「なんと読むでしょうか?」の質問に、生徒の答えがつまりました。それもそのはず、大人でも読めない漢字です。

 「瓊池(けいち)」と読みます。もともとは「瓊(まがたま)の池」でした。まがたまとは、おたまじゃくしのような形をした、古代の日本における装身具の一つです。池は、まさにその形になっています。

 池田中学校は、明治41年に創立された池田師範学校(いまの大阪教育大学)の跡地です。師範学校とは、学校の教員を養成する学校です。

 師範学校の初代の校長が「まがたまのように角が無く、よく磨いて玉の光を輝かし、人を啓発し、まがたまの池の水がこんこんとあふれ流れるように教え子をいつくしみ、社会有為の人材を育てなさい」と卒業生に話したことから、その象徴として明治43年に「瓊池」が完成したとのことです。

 戦後にいったん消滅しましたが、昭和34年に同じ場所に復活されました。その後、昭和63年に大きく改修され、いまの形になりました。

 数年前には、カルガモの親子が住み着いたようです。当時、池中のキャラとして缶バッチにもなっていました。また、来てくれるといいですね。