『ザ・ドキュメント 学校の正解〜コロナに揺れた教師の夏〜』の裏側 その6
- 公開日
- 2020/10/06
- 更新日
- 2020/10/06
お知らせ
【制作者の思い】ディレクター 宮田輝美
5ヶ月間、何度となく授業にお邪魔させていただきました。「今から授業撮ってもらうけど、皆さん大丈夫ですか?」気を遣ってくださる先生に「何を今更言うてんの?もうとっくに撮られてるし」と笑い飛ばした生徒さん。その自然体ナイスです! 5ヶ月前、休校明けの生徒さん達は本当に静かでした。話すこと自体が良しとされなかったステイホームの時代です。私自身、外のスイッチ一つ触っても怖いと思っていました。今はGo Toの時代です。私の中の怖いという気持ちもほぼ消えています。5ヶ月前より何倍も感染者数が増えていることを思えば矛盾でしかありません。ただ、その矛盾を伝えてきたメディアの1人として学校に通っていたし、私達がある意味プレッシャーになっているのかなとも感じていました。でもどうやら自意識過剰だったようです。中盤以降、生徒さん達はカメラが入っているからといって、「良い子」を演じることはなかったようです。(笑) そんな皆さんのあるがままの姿が本当のことを教えてくれました。同時にメディアで伝えてきたことは「正解」だったのかな?とも。何が正解なのか、まだ言い切ることもできませんが、生徒さんの数だけ幾つものの思いがあることを知りました。生徒の皆さん、保護者の皆様、先生方、長期間本当にありがとうございました。今後とも機会があればまたよろしくお願い致します。