公表後、根も葉もないうわさが・・。
- 公開日
- 2021/08/25
- 更新日
- 2021/08/25
お知らせ
みなさんもご存知のように、昨年、コロナに感染したことを実名で公表された方がいます。これはその方の言葉です。
「自分のことのうわさはいっぱい聞こえてきて、今も聞こえています。自分が関わった飲食店の方と、食事していないのに10分程度話しただけなのに、そこでコロナをもらったとか逆に感染させたとかうわさが流れました。つらい思いをさせてしまったので、そこが一番つらかったです。<略>コロナは見えないですよね。形があるものではないので、それを人に、感染者にすり替えて的にして、まるでそれを言うことが正義かのように、憂さ晴らしをしていると思います。そんなのはおかしいと思います」と。
また、いわれのない「うわさ」から「差別」へと発展するケースもあります。「名前や住所がネット上にさらされて・・。菌を持っているんだから近づかないでと、今でも周囲の人から言われるんです。出かけるのが怖くなって、引きこもりがちになってしまいました。感染して思い知ったのは、人間の恐ろしさです・・」。すでに回復し、退院から半年以上経っているにもかかわらず、女性への差別的な言動は、今も続いているといいます。
本校では、「誰がかかってもおかしくないし、誰なん誰なん?」はやめようと。もしそんな声が上がれば「もうええって・・」でいこうと言ってきました。学校によっては、「誰なんですか」という問い合わせが多数寄せられるという事もあるようですが、本校ではこのような問い合わせはありません。これも生徒の皆さん、保護者・地域の皆様のおかげです。感謝しています。
今、コロナウイルス感染症に関しては、非常に厳しい状況で、今後も続いていくと思われます。様々な対応・変更・決断をしていかなければならないと思います。その際には、生徒・教職員・保護者・地域の皆様、みんなでWell-being(みんながハッピーになれる)を最上位の目標にして進んでいければと思います。今後ともよろしくお願いいたします。生徒の皆さんも、あせらず、ゆっくりと一歩一歩進んでいきましょね。一人ひとりが「自立」できるように。