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9月の院内学級
先月は夏休みを利用した計画入院で多くの子どもがいた院内学級でしたが、今は子どもにとって大切な運動会シーズンでもあり、計画入院もないようです。今月は小学生と中学生の子どもさんが一人ずつ来てくれました。
さて、今年度は院内学級での活動を紹介していますが、今月は「学習」をとりあげます。入院中の学習では、主に学校の宿題や苦手分野の復習を行います。入院期間が長期になると欠席中の授業の補填や学校授業のリモート受講のフォローが中心になります。時間的には一日2〜3時間程度です。退院前で学校復帰が近いと、検査やリハビリもある中で4時間以上学習する時もありました。教科としては、算数(数学)、国語が多いです。 院内学級の出入口は常にオープンなので、誰でも病棟廊下から教室の様子を見ることができます。ある時、中学生と学習していると、通りがかりの大人の患者さんから「今日は、珍しく本格的に勉強しているね」と声をかけていただきました。この教室では遊んでいたり工作をしていたりする印象が強かったのでしょうね。確かに日頃は、短期入院が多いので学習より工作やゲームが多いのは間違いありません。 (写真左) 9月の院内学級掲示板 (写真中) 掲示板トピックス 東経135度子午線 3か月連続連載も終了です (写真右) 屋上学習園 立派に育ったサツマイモの苗 10月末に収穫です 8月の院内学級
夏休み中ですが、院内学級では今月も18日間開室しました。手術などで計画的に入院する子どもたちのためです。実際に7名の子どもたちが14日間に渡って院内学級に来てくれました。昨年は、コロナ感染拡大期で少なく今年の多さが目立ちます。
病院内外の方からよく「夏休みでも勉強するのですか」と聞かれます。そのときは、「子どもさんの希望があれば宿題のアドバイスをします。」と答えています。もちろん子どもさんの体調優先です。宿題が終わったとき、あるいは持っていないときは、ゲームや工作などの院内学級のお馴染みのメニューで存分に遊びます。外で遊べない、友達と遊べないからでしょうか。どの子も夢中になって遊んだり作ったりしていました。 また、園児や小学校低学年の子どもたちには保護者が付き添います。院内学級で子どもさんが遊んでいるのを見られると、保護者の方も病室での「つきっきりから解放」されたようで、多くの方に感謝の言葉をいただき、保護者の方のご苦労が伝わってきました。 写真左 今月の院内学級掲示板 トピックスは7月に続き「135度子午線」です。興味深い話題です。 写真右 院内学級から北側の大窓からの風景 「火で『大』の字が見えるんだよ」と子どもたちに「がんがら」の話をしました。山の中央で色の薄くなっているところです。 7月の院内学級さて、院内学級の活動紹介です。人気のある遊びの一つに、「レゴ」があります。自分の好きなものを思うように作れることが大きいのでしょう。園児が遊ぶときは、保護者や院内学級担任も一緒に作ることが多いのですが、ピースの取り合い(?)になることもあります。また、すぐに始められて、途中で止めても後で続けられるのもいいですね。一度だけ、退院の日にレゴで遊んでいた子どもが、とうとうその時間が来て途中で終わることになり、すごく残念がっていたということもありましたが。 写真左:大きなシートを広げて、レゴで思いっきり遊びます。左上、右下は子どもの作品です。 写真中:学習園のアサガオです。今年は土が固いためか、昨年ほど葉やツルは大きくなっていません。花の数も少なく毎日に2個程度です。 写真右:7月の院内学級掲示板です。トピックスは7月13日の日本標準時制定記念日に合わせて、135°子午線を取り上げました 6月の院内学級屋上の学習園ではサツマイモとアサガオを植えました。今ではすっかり根付いて元気に育っています。(写真左) さて、院内学級の遊びで男の子に人気のあるのが、紙飛行機です。院内学級ではA4のコピー用紙を使います。最初は自由に作って飛ばしますが、途中からはもっと飛ばしたい思う子には、本格的な折り方を紹介しています。自分でネットから探してくる子どももいました。飛ばし方も最初は力任せに一気に投げますが、たいてい距離は出ません。しばらくすると軽く押し出すように投げるのがいいと気づきます。空気に乘って滑るように飛んだときには歓声が上がります。周りで見ている看護師さんや大人の患者さんも感心してくれます。(写真中 飛ばしすぎてぼろぼろの紙飛行機たち) 6月の院内学級掲示板。(写真右)トピックスは「和菓子」です。6月16日は和菓子の日です。ご存じでしたか?「回転焼き」「御座候」「大判焼き」「今川焼」の違いをご存じですか? 5月の院内学級院内学級で行う創作活動で最も人気があるのは、なんといっても「プラ板」です。人気の理由は、好きなキャラクター(ポケモン、ドラえもん、アンパンマン他)を無心で作れることにあると思います。手術や点滴を終えたばかりで沈んでいる気持ちも吹き飛ぶのでしょう。透明板を使うので、絵が苦手な子もキャラクターを簡単に写すことができるのも大きいと思います。 幼い子は、板をオーブンで焼く時、板が丸くなって変形しても最後は小さく元の形になる様子が、不思議なのでしょうね。食い入るようにオーブンの窓を見ています。子どもの嬉しそうな笑顔は本当にいいですね。2つ目3つ目をせがむ子がほとんどです。完成した作品は、お土産として子どもが持って帰ります。 写真左:子どもへの見本用プラバン 写真右:5月の院内学級掲示板 4月の院内学級
新しい年度が始まりました。院内学級のページへようこそ。
院内学級は、池田小学校から少し離れた市立池田病院の東病棟4階にあります。病気やケガで入院している子どもたちのための教室です。入院している子どもたちが心も体も元気になって、不安なく学校に戻ってもらうことを一番の目標にしています。その活動は、学習(授業や補講)、工作活動、ゲームなどの遊びからなっています。子どもが院内学級に初めて来たときは体調も回復途上ですから、ゲームや工作を多くしています。その後、回復の様子に合わせて学習も増やしていくという感じです。もちろん、病状や注意点は、病院のお医者様をはじめ看護スタッフの方とは十分に連絡を取り合って進めています。 このページでは、子どもさん個人の状況はお伝えすることはできませんが、来月から工作やゲームを個別に紹介していきます。その中で子どもたち(過去数年間の入院患者さん)の楽しんでいる様子をお伝えします。 写真左:院内学級教室 写真右:院内学級教室掲示板 |
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