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12月の院内学級さて、今月も院内学級での活動(遊びや工作)を紹介します。今回は「コマ」です。院内学級には、紐で回す「巻きゴマ」と手で回す「ひねりゴマ」があります。(写真左)最近の子どもたちは電子機器のゲームが大好きですからコマには興味などないだろうと考えていました。長らく遊び道具の隅にしまってあったのですが、ある時子どもがそれを見つけ、はまってしまいました。それ以降、目につくところに置いたので、低学年の男の子たちが飛びつくことになりました。 その腕前はというと、ほとんどの子どもは上手ではありません。そこで紐の巻き付け方からコマの投げ方まで教えることになります。そして、何回も失敗したのちに見事に回ると実に満足そうな表情を見せます。デジタル遊びに慣れた子どもたちが昔ながらの遊びに夢中になっている姿に、なぜかうれしくなる今日この頃です。 (写真右)今月の院内学級掲示板 (写真左)クリスマス後に入れ替えた年末用イラスト 11月の院内学級今月はチューリップの球根の植え付けをしました。4種類で約100個の球根です。(写真中)例年より遅い日でしたが、次の日に、お医者様から院内学級での活動OKの出た子どもが来たので、待てばよかったと残念に思いました。 さて、今年度続けている院内学級の活動紹介です。今月は「グラスデコ」です。色付きボンドのような絵の具で、透明シートに絵を描いていきます。粘着性と凝固性があるので、描いた絵にふくらみが出てよい味わいになります。使い方は簡単!まず黒色で輪郭を描き、乾くのを待ちます。そのあと、図柄それぞれの枠の中に絵にあった色を流し込み、また乾くのを待つだけです。写真右は、院内学級の大窓に貼り付けてある高学年の子ども(今は二十歳前後です)の作品です。ステンドグラス調の傑作です。低学年では、普通の絵の具より塊を作りやすことがわかってくると、作品そっちのけで丸く固めることに夢中な子もいました。 この工作のいいところは、絵の得意な子どもはもちろん、そうでない子も透明シートの下に描きたい見本を置いてなぞれるので、誰でも上手な作品がつくれることです。記念のおみやげになります。 (写真左)11月の掲示板 |
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