5年生 いのちを守る授業AEDとは、心臓が止まってしまう前に起こる心室細動(心臓が細かく震える状態になるそうです)の時に電気ショックを与えて正常なリズムに戻すという機械です。さまざまな施設に設置されているので見たことがあるという方も多いと思いますが、その一方で、どう使ったらいいのかは知らないという方も少なくないと思います。こういう機会に使い方を学んでおくことは大切なことです。 【救急救命士の方に教えてもらったこと】 ⚪︎倒れている人を見かけたら、まずは声掛け。意識の有無、呼吸の有無を確認する。 ⚪︎大きな声で人を呼ぶ。119番と、AEDを持ってきてもらうように依頼する。 ⚪︎救急車の到着まで、胸骨圧迫を行う。AEDがあれば機械のアナウンスに従って使用。胸骨圧迫は、かなり体力を使うので、交代しながら継続する。 ◎救急車の到着は平均10分ほど。この間の胸骨圧迫とAEDの使用の有無が明暗を分ける。 そしてこんなお話を聞きました。 あるご家庭で、お父さんが突然倒れてしまった。そのとき、お母さんは咄嗟に対応の仕方が分からなかったが、5年生のお子さんが講習で習った通りに胸骨圧迫を救急車が到着するまで行い、そのおかげでお父さんの命は助かったというケースがあったとのこと。 確かに子どもは体力に劣るけれど、救急車の到着まで胸骨圧迫を続けたことでお父さんの命を救うことができたのだ、というお話でした。 そんな緊急事態に出くわすのは一生に一度もあるかないかのことですが、改めて訓練は大事ですね。 救急救命士の方々には、「石小の5年生は、みんなとても真面目に話を聞いて、がんばって訓練に取り組み、とても嬉しく思いました」とお褒めの言葉をいただきました。 校長 柏 |
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