ちょっとした心づかいを織り込んで

画像1 画像1
 出勤のときに学校に向かう細道を通るときに、頭上を覆うように生えている大木から、今年初めてのセミの声。ジリジリジリと、アブラゼミが夏の到来を告げているようです。梅雨明けの知らせはまだだけど、日差しはもう夏そのものという感じの朝でした。

 さて、教頭先生の記事にもある通り、校長室の床の補修作業を、校務員のKさんが進めてくれています。休み時間に校長室に遊びに来た子どもたちがそのようすを楽しそうに見ていました。

 実は昨日、そのKさんから、「アオギリを移植しておきましたよ。平和のシンボルツリーと書いているやつです。」と報告がありました。このアオギリは、広島の平和公園に生えている「被爆したアオギリ」の子孫です。いつの頃か、修学旅行でいただいてきたもので、もうすぐ工事が始まるエリアに植えられていたのです。このまま工事が始まると伐採されてしまうということで、急ぎ保健室の前に移植してくださいました。平和への願いが込められた木。その年の子どもたちにとって思い出の木。「なんとか枯れずに定着してくれたらいいんですけどね」とKさん。

 学校はそういった、一見当たり前のような業務に、ちょっとした心づかいを織り込んだ業務で成り立っています。仕事とはいえ、ほんとにありがたいことだと思っています。

 さて、放課後には臨海学舎の保護者説明会がありました。たくさんの保護者のみなさまにご足労いただきありがとうございました。6年生担任から、「このところの練習で、最初は5mも泳げなかった子が、25mを泳げるようになったという子もいます。」と、子どもたちの頑張っているようすの分かる報告がありました。あと3週間、のびしろはまだまだあります。安全を最優先に、思い出深い2泊3日となるために、当たり前の業務にちょっとした心づかいを織り込んで、子どもたちとともに準備を進めていきたいと思います。

 校長 柏
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
学校行事
7/24 6年臨海学舎
7/25 6年臨海学舎
7/26 6年臨海学舎
7/27 石橋まつり