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叱る時こそ伸ばすチャンス その7


【賞罰は考えもの…】

 「100点とったら、〇〇を買ってあげます。」という言葉は、よくありそうなお約束ですが、少し考えものです。アメとムチは、昔からある、目標に向かって努力をさせるための動機付けとしての手段です。

 100点を取った子どもは、ほうびをもらうことに喜びを感じ、98点だった場合、高得点の喜びよりももらえなかった悔しさを感じることでしょう。テストへの興味関心が、本来あるべき勉強の成果ではなく、ほうびにいってしまう恐れがあります。この外的な動機付けにより、本来大事にされなければならない学習への興味・関心・意欲・態度が損なわれる危険性もあります。

 もっと考えると、100点をとることを目標にすること自体、どうなのかと思います。点数にこだわるよりも、努力している姿、努力した過程をしっかりと評価してあげることの方が大事なように思います。100点にこだわるのではなく、「やればできる」という実感を大切にして、少しでも前よりも伸びたという部分にこだわるべきだと思うのです。大人の誉め言葉が最高のアメにしたいものです。

 コロナ禍で、様々な活動制限が余儀なくされています。子どもたちは、本当にがんばっていると思います。マスクをつけて一日過ごしていることだけでも、賞賛に値するのではないでしょうか。子どもたちに、誉め言葉のシャワーを浴びせていきたいところです。結果よりも過程が重要です。


 現在、保護者のみなさまに学校教育診断のお願いをしています。お忙しい中、大変申し訳ございませんが、19日(火)までにご提出していただきますよう、ご協力をお願いいたします。



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