【職員室の窓から】環境が子どもを育てる昨年度まで本校で一緒に過ごした元校長先生のA先生。 A先生は体育の授業研究を長年取り組まれており、よく、「子どもが動く環境設定を!」とおっしゃっていました。例えば、体育の時間に「水筒を〇〇に置きなさい!」と口やかましく言わなくても、「水筒置き場」と書かれたワゴンを用意するだけで、子どもは水筒をそこに置く。「水筒置き場」という環境設定が、子どもを動かす、ということです。 場を設定すれば、子どもは動き出すのですね。 そういえば、本校の中庭には土俵があります。これも、40年ほど前の校長先生や教頭先生が考えた環境設定です。 もともと中庭は樹が生い茂り、じめじめして、子どもたちが寄り付かない場所だったそうです。何とか、中庭を子どもたちが集まる場所にしたいと思っていた時に、ふと運動場に目をやると砂場ですもうをしている先生と子どもがいたそうです。そこから、中庭に土俵をつくれば、子どもが集まると思い、地域の方の協力のもと、土俵が完成したようです。 そして、昨年度、もっと子どもたちの声が集まる場にするために、教育委員会の協力のもと、中庭に鉄棒を設置しました。休み時間になると、たくさんの子どもが鉄棒をして遊んでいます。 他にも、中央玄関に、将棋を置いたり、コマで遊べるコマ道場を設置したり・・・。遊びながら子どもと子どものつながりが生まれることを願っていろいろしています。 良いアイデアがあれば、お知らせください♪ 教頭 河合 【職員室の窓から】運動会にむけて大先輩のF先生から、「『職員室の窓から』を更新しないの?」と言っていただきましたので更新したいと思います。 この写真は、戸締りで学校をまわっていた時の3年生の教室の一こまです。 今、学校は運動会モードになりつつあります。放課後には、あちこちでダンスをしたり、話し合いをする先生を見かけます。休み時間になると、応援団や児童会、ダンスの実行委員会などが集まる姿も目にします。 今年は、大きな工事があるので、運動会が6月1日の実施になりました。 子どもの負担軽減や教師の働き方改革のため、行事の削減をする学校も多くあります。石橋小学校でも、コロナ禍を終え、行事の価値について考え直す機会も増えました。でも、学校行事でしか得られない体験や学びがあるのも確かです。教室で、毎日、授業を受けて勉強して、賢くなることも大切ですが、行事などで教師も子どもも目標に向けて全力で取り組み、喜んだり悔しい思いをしたり、悩んだりすることもかけがえのことだと思います。運動会に向けた数週間には様々なドラマが生まれます。 教師も子どもも全力に取り組む運動会を、お楽しみに!! 教頭 河合 |
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