『これからの男の子たちへ』
この題は太田啓子弁護士(大月書店提供)が出版された本の題名です。弁護士ドットコムニュースのインタビューを一部紹介します。
『たとえば、たまにしか会わない親族が、泣いている長男に対して「ほらほら、男の子でしょ!」とあやす姿に、太田弁護士は「うわあ……」と思ったという。女の子だったら言われないさまざまな言葉に、ジェンダーバイアス(男女の役割について固定観念を持つこと)が入り込んでいることに気づいた。』『子どもが保育園に通っていたころに聞いた、同世代のママ友の言葉に背筋が凍った。そのママ友には男女3人の子どもがいたが、教育費の高さについて嘆いていた際、こう言ったのだ。「ほんとに子どもってお金がかかるよねー。うちはもうお兄ちゃんに集中するわ。妹までまわしきれない」』など。でも、太田弁護士はこの本を書いたきっかけについてこのように言っておられます。『2人の男の子を育てるにあたり、「女の子の子育てとは違う」と感じてきたという。男の子は知らず知らずのうちに、「こういう遊びが好き」といった「男の子らしさ」を周囲から押し付けられているのではないか』と。つまり、ジェンダーバイアスの裏で、男の子が犯罪を起こしてしまうケースがあると。 たとえば、国民的アニメである『ドラえもん』にもそうした表現はあるという。『「からだねん土」というひみつ道具が登場したことがありました。ねん土を体にくっつけると、肉体化するというもので、のび太がマッチョになったり、スネ夫が足を長くして喜んだりしているところに、しずかちゃんが来て、「前から一度、鼻を高くしたいと思っていたの」というのです。そうしたら、のび太が「今のままで十分かわいいよ」と言ったあとに、「それよりもっとグラマーに…」みたいなことを言うんですよ。セクハラでしょ?」』。 しずかちゃんといえば、これまでもたびたび、お風呂に入っているところをのび太にのぞかれるシーンが問題視されてきた。『でも、しずかちゃんがだいたい軽く受け流して終わるわけです。セクハラに対して、「もう、エッチ!」とふくれて終わるという様式ができてしまっている。これはセクハラを「その程度の、冗談として受け流してもらえること」と矮小化して認識させる描き方だと思います。すでにセクハラや性暴力についてよくわかっている人が見るわけではなく、子どもに見せるものとして作られているものですから、こういう描き方は気になります』。 また、ご自身の事でも・・『「小学生のときはなぜ、下着と同じ面積しか隠れないブルマーを女子だけ履かなければならないのか、すごく嫌でした。水着への着替えが男女同室だったり、6年生になっているのに身体測定のときにパンツ1枚で並ばされている場に男性教師がいるとか、性的尊厳をガサツに扱うことは本質的に人間に対して無礼だという思いが、誰に教えられたわけでもなくありました」』。 ジェンダー・バイアスを克服するという事は、結局は『自分が自分らしく生きていく事が出来る社会をつくっていく事』『一人ひとりの人権を守る事』なんだと改めて感じました。 *画像はEテレ「噂の保護者会」。9月26日(土)に放送された「もやもやしない?女らしさ男らしさ」HPより。 「レディース&ジェントルメン」。【日本の旅客機の英語アナウンスでおなじみのフレーズといえば、「レディース・アンド・ジェントルメン」。ただ、来月以降に○○○を利用する人は、この呼びかけを聞けなくなるという。 ○○○はこのほど、機内や空港での英語アナウンスで使用していた「レディース・アンド・ジェントルメン」という呼びかけを、10月1日から廃止すると発表した。ジェンダーニュートラル(従来の性差にとらわれないあり方)に配慮し、「アテンション・オール・パッセンジャーズ」(乗客のみなさんにお知らせいたします)あるいは乗客を性別で区別せずに「皆様」とする表現に変更する。○○○は、こうしたジェンダーニュートラルな呼びかけを採用する数少ない世界的航空会社の1つだ。日本語の場合、一般的にこうしたアナウンスに使用される表現はもともとジェンダーニュートラルのため、今回の○○○の変更は英語アナウンスにのみ適用されると、AFP通信は伝えた。○○○の英語アナウンスの変更について、日本では大きな話題にはなっていない。】 BBC NEWS/JAPANより。 時代はどんどんと変わっていく・・。 インフルエンザの季節
毎年この時期には、インフルエンザに対する心配が出てきます。しかし、学校便りにも書かせていただきましたが、昨年度の今の時期の感染者数は4682人。これが今年度は32人。昨年度患者数が13,508人、亡くなった方が3325人もおられたことを考えると、コロナ禍の中取り組んでいる、マスク・換気・3密などが大きく影響していることがわかりますし、このまま感染者数が増えなければいいなと思います。コロナウイルス感染症の報道が、また、大きく取り扱われ始めましたが、本校としては取り組める対策はしっかりと取り、あわてず、子どもたちと手をつないで教育活動を行っていきたいと考えています。今日学校便り22号に『北豊島中学校の正解』ということで、11点ほどコロナ禍の中の過ごし方について確認しましたので、また、ご覧おきください。各ご家庭におかれましても、健康管理、よろしくお願いいたします。
JRA競馬学校合格!
3年生は今週進路懇談を行っています。保護者の皆様お忙しい中、お時間いただきありがとうございます。その3年生は、4か月もすれば卒業。そろそろ一人ひとりが進路選択していく時期です。私立の高校、公立の高校を一般で受験する、スポーツ推薦で受験する、専門学校を受験する・・いろいろな選択肢があります。一昔前のように、漠然と「○○高校へいきたい」ではなく、「こんなことをしたいからこの高校に行きたい」という選択が増えてきているように思います。また、学校に行きたくないという人もいれば、就職したいという人もいます。今や学歴などではなく、これも「個」を重視するようになってきて、面接が重視されるようになってきています。たとえば「あなたはこの会社で何をしたいのですか・・」「あなたはこの会社にどのような価値をもたらせることが出来ますか・・」など。これはある会社の「平等の機会」。『わが社では、多様性を受け入れるだけでなく尊重し、個人が持つ能力を最大限に生かす職場づくりに取り組んでいます。多様性は、わが社の社員や企業文化だけでなく、わが社のプロダクトを利用するユーザーにも恩恵をもたらします。わが社は、アファーマティブ アクション (積極的差別是正措置)を採用するなど機会均等の職場であることを誇りとしています。人種、肌の色、家系、信仰、性別、国籍、性的指向、年齢、 市民権、配偶者の有無、障害、性同一性、退役軍人に関係なく均等な雇用機会を約束します。また、法的要件に一致する限り、 採用の選考時に犯罪歴が考慮されることはありません。障害をお持ちの方や特別な援助を必要とする方は、遠慮なくお知らせください』と。「あなたの親の職業は?」などと聞かれていた時代もあったわけで、時代は本当に変わってきたなと思います。さて、そんな中、3年生の一人がJRAに合格しました。JRAとは「Japan Racing Association」。つまり「日本中央競馬会」。競馬学校騎手課程入学試験合格発表が先日あり、111名の応募の中から8名の合格。その中の一人が本校の3年生でした。合格発表の日、校舎からは歓声が上がっていました。本人に理由を聞いてみると「野球をしていたが、体が大きくならず、自分に合った事は何かと考えた時に、競馬の騎手にたどりつきました」とのことでした。「逆転の発想!」。凄いなと思いました。やはり子どもは可能性を秘めています。子どもたちが次々とあたりまえを打ち破り、自由に羽ばたき、新しい時代をつくっていってくれればと思います。(画像はイメージです)
ミスID・・「女なんだから・・」・・「男のくせに・・」・・。 しばらく、全校生徒、教職員でジェンダーについて考えていきたいと思います。 講演の中でのキーポイント生徒も教職員も同じことを・・。10月31日の沖縄進路説明会について 4進路説明会について 3進路説明会について 2進路説明会について 1
進路説明会の資料の一部です。
進路説明会、修学旅行説明会について*画像中央は伊丹空港の体温測定サーモグラフィー、右上は沖縄を訪れる学校の数と生徒数です。 池田市立小学校における新型コロナウイルス感染による臨時休業について
市内の小学校においてコロナウイルか感染症が原因で休校になっている学校があります。市のHPには次のように掲載されています。
『 11月3日(火曜日)、市立小学校の教職員1名について、新型コロナウイルス感染症の感染が確認されました。 当該校については、11月4日(水曜日)から11月6日(金曜日)までの間、臨時休業といたします。なお、保健所による疫学調査(濃厚接触者を特定するための調査)の結果によっては、臨時休業期間を延長する場合があります。 また、当該校の保護者には、臨時休業についてお知らせしてます。なお、本件に関しましては、保健所と連携し適切に対応しておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。』 いつだれが感染しても・・という状況であります。これを受け、再度本校におきましても、感染症予防対策を今後もきっちりと行っていこうという事を学校全体で確認いたしました。各ご家庭におかれましても、よろしくお願いいたします。 メディアリテラシーについての出前授業を行いました。次の3つを構成要素とする、複合的な能力のこと。 1、メディアを主体的に読み解く能力。 2、メディアにアクセスし、活用する能力。 3、メディアを通じコミュニケーションする能力。特に、情報の読み手との相互作用的(インタラクティブ) コミュニケーション能力。 今回はドラマ撮影でお世話になった、関西テレビのディレクターの方、カメラマンの方に来ていただき、2年生生徒の質問に答えていただくような形で行いました。 生徒からは「なぜドラマであのシーンを使ったのですか」「編集はどのように行われているのですか」などここでは書ききれませんが、いろいろな質問がありました。関西テレビの方からは「現場には私たちディレクター、カメラ、音声の3人で来ますが、編集は映像を見た編集者がカットしてつくっていき、まずは80分まで絞り、さらに50分に仕上げていく」ことを聞いたり、「今回は、特にコロナ禍の中、何が起こるかわからない状況があったので、先行きが見通せない不安もあったこと」など、「ドラマの中」を少しでも知ることができました。「SDGsフェス2」でもそうでしたが、学校外からゲストティーチャーの方に来ていただく事は本当に大切だと感じました。 3年生保護者対象「進路説明会」「修学旅行説明会」について
すでにプリントでお知らせしておりますが、来週11月5日(木)に進路説明会、修学旅行説明会を行います。場所は本校多目的教室、時間は16時〜17時を予定しております。進路に関しましては、進路担当より今年度の進路状況の説明についてお知らせいたします。修学旅行につきましては、予定どうり沖縄を予定しております(生徒には10月15日に伝えております)。令和2年度池田市立学校園の修学旅行等の実施(新型コロナウイルス感染症対策)に係るガイドラインの内容や他校の取り組み・沖縄の現状などの話をさせていただければと思います。お忙しい中ですが、よろしくお願いいたします。
全国大会の報告です。パラリンピックキャラバン!*画像は昨年の様子です。 SDGsフェス2を振り返って 〜その23〜パワーポイント以外にも、「夏服はポロシャツでも、カッターシャツでも大丈夫なこと」、「学校でも取り扱っているが、お店で買ってもらっても良いこと」などの説明も行い、一人ひとり違う組み合わせをして着用し、みんなに紹介するなどして、15分ほどの新制服の紹介を終えました。 SDGsフェス2を振り返って 〜その22〜 |
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