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西原さつきさんの公演を終えて その2

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2019年8月23日より全国東宝系で公開された日本映画「おっさんずラブ」を映画館で見た時には、「日本では法律上結婚できない」というシーンが出てきたり、同性のキスシーンが出てきたりしますが、もう若い世代はそんなに違和感なく見ているように感じました。そこで世界ではどんなことになっているのか調べてみたのが上の画像です(性的指向に関する世界地図2020(日本語表記)〜認定NPO法人虹色ダイバーシティHPより〜)。みなさんはどう感じられますか。

西原さつきさんの公演を終えて その1

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西原さつきさん、公演後の生徒の感想です。
『こんなにも多くの人の前で「私はトランスジェンダーだ」っていうことを講演してもらって、絶対どう思われるかとか、怖いとか思うからすごく勇気のいる事だろうなって思いました。西原さんはその勇気がいることを成していてすごいと思うし、尊敬に値する人だなあと感じました。』
『実際、トランスジェンダー(LGBT)の人に会ったことがなかったので、どんな思いで今まで生きてきたのか、ずっとみんなに「自分がLGBTなんだ」という時とかは西原さんの周りの方々は受け入れる人だったけど、受け入れてくれない人も世にはいるだろうから、LGBTの人がいるということをあたりまえになってほしいし「LGBT」という言葉でまとめるということも、これから減っていって「レズビアン」や「ゲイ」の人なども性別関係なく結婚できたりとか、そういう世になればいいなと思いました』。また、3年生はZOOMを使って、教室での参加。学校としても初めての取り組みでしたが、生徒は「音がとぎれる」「見えにくい」「雰囲気が感じ取れない」という意見もあり、やはり人と人とは実際会うことが大切だなと思いました。改善点を多く見つけることが出来、工夫がいるなと感じました。また感想はまとめて学校便りに掲載いたします。

ちょうど、西原さんの講演日にこんな記事が掲載されていました。『三重県の鈴木英敬知事は20日の県議会本会議で、「多様性を認め合う社会を目指す」としてLGBTなど性的少数者のカップルを自治体が公認するパートナーシップ制度を導入すると表明した。年内にも制度の素案を策定する。県によると、都道府県で同制度を導入しているのは茨城県と大阪府のみで、群馬県が年内の導入を検討している」と(一般社団法人共同通信社HPより)。



「みかん」。

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園芸高校のフラワーファクトリ科の生徒(本校卒業生含め)が、自分達で育てた「みかん」販売の為に本校を訪れてくれました。改めて、「みかん」について調べてみると、『原産地はインドのアッサム地方で、中国を経て日本に伝わったとされる「みかん」。「みかん」とは皮をむきやすい小型のかんきつ類の総称ですが、一般的には圧倒的に収穫量の多い温州みかんを指す言葉として用いられます。「温州」とはかんきつ類の産地として名をはせた中国浙江省(せっこうしょう)の地名ですが、原産地は鹿児島県の長島とされ、中国から伝わったかんきつ類から偶発実生(みしょう)として生まれたと考えられています』とのこと(農林水産省HPより抜粋)。やはり、実は知らないことがいっぱいですね。園芸高校ではSDGsを自然と実践しておられます。「タネノチカラ」「園芸高校」「北豊島中学校」合同で何か取り組めないか、模索中です。

タネノチカラへ! その2

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いろいろとお話をいただいた後は、実際にニワトリに触れたり、菊芋の収穫を行いました。菊芋も無農薬・無肥料だと聞いて、ビックリ!という感じでした。生徒の感想です。『今回タネノチカラさんにおじゃまして、たくさんの事を学びました。ニワトリを見て可愛いと思ったけど、自分達が食べている鳥は短期間に無理やりえさを与えられ、太らされているんだと聞いて悲しくなりました。他にも土は窒素と炭素でできていて、自分達でも作れるという事。うねに石を置くだけで、植物の育ちが変わったり、わざと水をよく吸う植物と吸わない植物をいっしょに育てたりして、たくさん考えられているんだなと思いました』。私自身も植物が最近になってお互いにコミュニケーションをとっているという話を聞き、やはり『知らない事ばかりだな』と改めて感じました。『タネノチカラ』さんには今後も継続して連携いただく予定です(1年生は宿泊でお世話になります)。
*画像左は烏骨鶏。画像右は菊芋。

タネノチカラへ! その1

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期末考査最終日、生徒会本部全員で、「SDGsフェス2」でお世話になった「タネノチカラ〜共創循環型ファームビレッジ“Seedbed”〜」さんへ行ってきました。「SDGsフェス2」の時に、「土がなくなるかもしれない」という話は子どもたちにとっても衝撃的だったようで、より深く知りたいという事で、今回の訪問となりました。代表の方からいろいろな話をしていただきましたが、たとえば・・
『日本の食料自給率は37%ですが、これらを生産する農業のうち99.8%は慣行農法(通常の農法)なんです。そして、慣行農法に使う農薬と化学肥料の原料は石油や天然ガスで100%輸入に頼っています。どういうことかわかりますか?仮に戦争が起こって輸入が止まったとすると、当然農薬や化学肥料も輸入できなくなる。そうすれば日本の慣行農法は立ち行かなくなってしまいます。本当の意味での自給率は0%に近いのです。』
本部の子は一生懸命聞いていました。
*画像中央は共創循環型ファームビレッジ「Seedbed」の完成イメージ。

タブレット収納BOXが各教室に配置されました。

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本日、各教室にタブレット収納BOXが入りました。以前お伝えしていた通り、1人一1台タブレット導入に向けて、作業が進んでいます。お手数をおかけしますが、「池田市タブレット端末iPADの取り扱いに関する確認書」のご提出もよろしくお願いいたします。

ディズニーと北中と多様な空気。

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昨日、西原さつきさんに来ていただき、講演いただきました。講演の後、校長室でいろいろなお話をさせていただいていたのですが、『なんとなくですが、北豊島中学校の雰囲気は、留学していた海外の学校の雰囲気に似ていて、多様な空気が流れている感じがします・・』と言っていただき、とてもうれしく感じました。そんな中、ディズニー映画の話になり、『描かれている「プリンセス」像の描き方も、どんどんと変わってきて、時代はどんどん変わっていきますよね・・』みたいな話をしていました。映画コラム「歴代14人のディズニープリンセス考察/時代と共に移り変わる女性像」から引用させていただくと、【初期の「白雪姫・眠れる森の美女・シンデレラ」では可愛らしく受け身的な感じで、「美女と野獣」や「アラジン」なんかでは、パワフルで自分の意思をしっかり持っている感じ。「ポカホンタス」「ムーラン」などでは白人ばかりだった「ディズニープリンセス」の人種が多様になってきている。そして「アナと雪の女王」「モアナと伝説の海」なんかでは「女性の幸せは男性との恋愛によってもたらされる」から解放されて、物語に無限の可能性が生まれ、奥行きが与えられた感じがしますね】とあり、なるほど・・ととっても納得してしまいました。*中央画像はプリ画像より
やはり、ゲストティーチャーの方は、いろんな角度から物事をとらえておられ、お話はとても説得力があり、よく勉強されていると感心しました。先生たちも校長室に入ってきて、いろんな話をされていました。みなさんの感想なども、また、紹介させていただきます。
*用意した本にサインいただきました。

「心の性」。

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本日、午後に来校いただく西原さつきさんは、全国で講演を行っておられます。次の記事は、10月13日に佐賀県の高校で行われたものを佐賀新聞が取り扱ったものです。
『「若い時はこの空間がすべてと思ってしまうけど学校生活って一瞬。今に集中して好きなことに取り組んで」と呼び掛けた。全校生徒約480人が聴講。西原さんはトランスジェンダーの主人公が登場するTVドラマ「女子的生活」(2018年)の演技指導を務めていた。幼少期から男性である自分に違和感があり、26歳で性別適合手術を受けた。学生時代は男子の制服を着ることや修学旅行での全員での入浴にストレスを感じていたという。そして「心の性を受け止めてほしい」』と。
学校の旅行では、みんなが「大浴場」に「性」に別れて入るという事があたりまえのように行われてきましたが、それがゆえに、学校での宿泊行事が苦痛で仕方がない・・あるいは「行けない」という人がいる。
『個別最適化』を目指して時代も、学校も変わっていく・・。
*画像左は今日の朝、講演の司会進行の段取りの確認をしている生徒会本部。右は以前紹介した西原さつきさんの本ですが、学校でも購入しました。図書室にありますので、よかったら、読んでみてください。

プルタブ・アルミ缶回収ありがとうございます。

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プルタブ・アルミ缶回収いつもありがとうございます。9月28日にHPに掲載させていただいた時には、『四点支柱枝に変えるには後「9,9kg」となりました!』でしたが、現在、生徒のみなさん、保護者・地域の皆様のご協力のおかげで、かなり量も増えましたので、来週に業者様に搬入いたします。本当にありがとううございます。

アニメ「プリキュア」から見る「ジェンダー・バイアス」。

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わが子が小さい頃によく見ていた「プリキュア」。その「プリキュア」に男の子が登場したという記事を発見。朝日新聞デジタルにプリキュア初代プロデューサーの鷲尾天さんの想いが掲載されていました。
『修業期間を経てアニメのプロデューサーになって、「金田一少年の事件簿」や「キン肉マン2世」などを手がけました。まあ、基本的に男の子向けですよね。小さな女の子向けで、しかも原作がないというのも初めてだったのが、プリキュアでした。企画を考えたときは「小さな子どもは、男の子も女の子も変わらない」と思っていました。親御さんが「女の子らしくしなさい」「男の子らしくしなさい」と教育して、だんだんと分化していくんだろうと。私も小さな頃は隣に住む女の子と一緒に遊んでいました。大人になりきるような変身ごっこも2人でやっていましたね。だから、女の子も絶対に変身ものは好きだろうと確信的に思っていました。』『男女の差についての話は絶対に盛り込みませんでした。「女の子だから」「男の子だから」といったセリフもやめてもらっています。「関係ないじゃん」という気持ちで作っていましたから。親が「あの子は、これできてるじゃない」と言うようなシーンもありません。比較されるのは、子どもが一番嫌がりますよね。ここまで気を使ったアニメは私にとって初めてでした。』『女の子がりりしく、自分たちの足で地に立つということが一番だと思って、プリキュアを作ってきました。子どものときには、意味がわからなくてもいいんです。テレビで見ていた女の子が成長して、思い返したときに「こういう意味だったのか」と気づいてもらえれば。まだまだ女性にとって厳しい社会ですよね。ハリウッドの「#MeToo」の動きを見ても、現場はきついんだな、と思います。アニメのようなファンタジーの世界で、「男性に頼らない女性」が主人公のものが一般的なものになれば、実社会も変わってくれるのではないでしょうか。そう願っています。』と。
自分自身何も知らずに見ていました・・。やはり、一生勉強ですね。ちなみに男の子のプリキュアが登場した「HUGっと!プリキュア」は子育てをテーマにしているとのこと。見てみます。
*画像はデコってプリキュアからです。

女子高生の6割、性差別を経験。

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こんな記事を見つけました。これは2019年6月24日、教育新聞のホームページに掲載されたものです。*画像も同様です。
『ガールスカウト日本連盟はこのほど、女性差別についての集会「女子高生が考える、ジェンダー・バイアスがなくならない原因と解決策」を衆院第一議員会館で開き、女子高生の性差別に関する調査結果を報告した。日常生活で性的な嫌がらせや性差別を受けた経験を持つ女子高生の割合は62%に上った。調査結果によると、性的な嫌がらせなどを受けた事例では、「電車内で痴漢されたり、盗撮されたりした」「テレビや雑誌で女性に対して差別的な表現を目にした」――などがあった。学校生活では「教師から『女の子なんだから静かにしなさい』と言われた」「教師に体や容姿についてからかわれた」といった事例が紹介された。調査結果を報告した女子高生は「学校は男女平等と思われがちだが、不平等なことがある。学校が男女共に安心、安全な場所でなくなるだけでなく、私たちの自己肯定感に関わる問題だ」と指摘した。
共学校での生徒会長の性別を問う設問では「女性と男性が同じくらいいる」が52%で半分を超えた。一方、「ほとんど男性」が32%だったのに対し、「ほとんど女性」は9%だった。校長の性別は81%が男性と回答した。また、女性であることを理由に四年制大学に進学しなくてよいと家族や教師から言われた経験を持つ女子高生は10%いた。参加した女子高生の1人は「私たちはジェンダーに関して意識したり、深く考えたりしたことがなかった。日本では性差別の意識が低いし、世代によって感じ方が違う。私たちの年代から性別の違いを個性として捉えられるようにしたい」と会場に呼び掛けた。
これらの結果を踏まえ、同連盟はワークショップなどで導いた解決策を提示。企業の女性リーダーや女性政治家を増やすことなどを提案した。また、教師に対しては▽男女を平等に扱う研修を実施する▽生徒が性差別について学ぶ機会をつくる――などを求めた。』
こんな事もふまえ、生徒会本部では20日(金)に西原さつきさんにきていただくにあたって、アンケートをとっています。
⇒下記、「お知らせ」にアンケート掲載しています。

一人一台タブレット導入について〜『学びの個別最適化』を目指して〜

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本日「1人1台タブレット導入について」の本校よりのお知らせと、池田市からの「池田市タブレット端末iPADの取り扱いに関する確認書」(ご提出お願いします)「池田市1人1台タブレット端末iPADの導入について」を配布しております。これは文部科学省が推進しています「GIGAスクール構想」に沿ったものです。
「GIGAスクール構想」
1、1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たち一人一人に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現する。
2、これまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図り、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す。〜文部科学省HP〜

「GIGA」というと、ギガバイトのギガを想像しますが、実は「Global and Innovation Gateway for All」の略です。つまり「全ての人にグローバルで革新的な入口を」という意味でしょうか・・。 誰1人取り残すことなく、子ども達一人ひとりに個別最適化され創造性を育む教育ICT環境を実現する施策です。本校でも12月中旬に職員研修をして、年明けから徐々に活用していけたらと考えています。明日、期末考査終了後に、各教室にタブレット収納BOXが設置されます。
これからの教育のキーワードは『学びの個別最適化』です。<画像は経済産業省の実証事業である未来の教育のロゴマークです>
*参照 文部科学省 「GIGAスクール構想」
https://www.mext.go.jp/content/20200625-mxt_syo...
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20200...


「西原さつきさん」講演について

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学校便り第21号で紹介させていただきましたが、西原さつきさんの講演が11月20日(金)13時30分より本校体育館で行われます。全校生徒でジェンダー・バイアスについて考えていきます(3年生は各教室でZOOMでの参加予定です)。当日の司会進行は生徒会本部が行いますが、その中で「新制服」についての簡単な紹介と、西原さんから「新制服」についてのご感想をいただく予定です。このような時期ですが、保護者の皆様並びに来年度入学予定の小学校6年生の保護者の皆様の参加も可能です(感染症対策は十分にお願いいたします)。13時30分より60分程度を予定しています。
なお、新制服の仕様などにつきましては、本校ホームページの学校日記「SDGsフェスを振り返って〜その16〜から〜その23〜」に掲載しておりますので、ご参考にされて下さい。

LGBTQとは? その3

ただ、このような課題は、実はもう歴史をたどればはるか昔からありましたが、最近になってようやく市民権を得てきたと言っていいでしょう。
日本では、2001年-2002年に放送されたドラマ(TBS)『3年B組金八先生 第6シリーズ』で上戸彩さんが「性同一性障害」の学生・鶴本直を演じ、大きな社会的反響を集めましたが、もう20年もたつのですね・・。
ドラマの卒業式シーンがあります。まず、卒業証書授与の時に、女子の制服を着ていない鶴本直が校長先生に「伝統ある制服を着ないとは何事か!」・・と怒られます。答辞は鶴本直なのですが、校長先生から、そんな服では認められないと言われ、級友が学ランを貸して、鶴本直の答辞がはじまります。答辞はこんな内容です。『3年生の半ばで転校してきた私(わたくし)が、卒業生を代表し‥・・全学級でセクシュアルマイノリティの特別授業を実施して下さった諸先生方・・・・この良き日に伝統ある制服を着用しなかったことは、改めてお詫び申し上げます。けれど、私が性同一性障害であることは、諸先生方に取り組んでいただいたおかげで、皆様に理解していただいたところであります。従って、今朝まで制服について悩みました。私(わたくし)は男子です。それを認めてくれた多くの友の前でスカートをはいてくることは自分を偽ることになります。今だ、生物学的には女子ですが、今、この制服を着れてとても幸せです」。とっても先進的な内容だったと思います。
*興味のある人は校長室まで来てくれれば、DVD貸し出しますよ。


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LGBTQとは? その2

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*LGBTの象徴「レインボーフラッグ」各色の意味合いについて。
レインボーフラッグが広まった当初、8色で構成されていたようです。その、8色の意味合いを見ていきましょう。
•ピンク=性  •レッド=生命  •オレンジ=癒し •イエロー=太陽  •グリーン=自然  •ターコイズ=芸術  •ネイビー=調和  •パープル=精神
美しいという意味合いだけでなく、LGBTのレインボーフラッグにはこのような意味があっりました。現在では6色になり、他の旗もつくられています。
〜その1、その2、自分らしく生きるHP参照〜

LGBTQとは? その1

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最近になってよく使われている「LGBT」。言葉は周知されるようになりましたが、どういう意味なのでしょう。整理したいと思います。これは、セクシュアルマイノリティの頭文字から構成されている言葉です。LGBTは、これら4つのセクシュアルマイノリティの頭文字が構成されています。
•レズビアン(Lesbian)•ゲイ(Gay)•バイセクシュアル(Bisexual)•トランスジェンダー(Transgender)
それぞれのセクシュアリティについて理解を深めていきましょう。
「レズビアン」とは、一般的に性自認が女性であり、性的指向が同性の女性であるセクシュアリティです。「ゲイ」とは、自らのことを男性と認識しており、かつ性的指向が同性である男性に向いているセクシュアリティとなります。「バイセクシュアル」とは、性的指向が男性・女性の両方に向いているセクシュアリティです。性自認や身体的性などは本人の自由です。「トランスジェンダー」は、身体的性と性自認が一致していない方全般を指すセクシュアリティです。ただし、広義のトランスジェンダーと狭義のトランスジェンダーがあります。
では「Q」とは?「Q」は、クエスチョニングというセクシュアリティ。様々な意味があるのですが、自分自身の性自認や性的指向などが定まっていない、意図的に定めていないセクシュアリティという事でもありますし、よくわからない・・も含まれます。その他にも、「I」(インターセックス)、「A」(アセクシュアル)、「P」(パンセクシュアル)、「K」(キンキー)などあります。要するに「性」の問題一つとっても、多様だという事だと思います。

ひかりこども園へ

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ここ数年、自分達が作成した絵本を3年生がこども園へ行って、「読み聞かせ」をしていましたが、今年はコロナ禍もあり、絵本だけ送り、子ども園の先生に読み聞かせをしていただきました。子ども園の子どもたちも元気いっぱいで、「これがいい!」「これかっこいい!」「こっちの方がいいよな・・」など素直な反応をしていました。今回は教科の先生がビデオに撮って3年生に見せる予定です。学校外へ出ていき、多様な空気を吸うことは本当に大切だなと感じます。

『これからの男の子たちへ』

この題は太田啓子弁護士(大月書店提供)が出版された本の題名です。弁護士ドットコムニュースのインタビューを一部紹介します。
『たとえば、たまにしか会わない親族が、泣いている長男に対して「ほらほら、男の子でしょ!」とあやす姿に、太田弁護士は「うわあ……」と思ったという。女の子だったら言われないさまざまな言葉に、ジェンダーバイアス(男女の役割について固定観念を持つこと)が入り込んでいることに気づいた。』『子どもが保育園に通っていたころに聞いた、同世代のママ友の言葉に背筋が凍った。そのママ友には男女3人の子どもがいたが、教育費の高さについて嘆いていた際、こう言ったのだ。「ほんとに子どもってお金がかかるよねー。うちはもうお兄ちゃんに集中するわ。妹までまわしきれない」』など。でも、太田弁護士はこの本を書いたきっかけについてこのように言っておられます。『2人の男の子を育てるにあたり、「女の子の子育てとは違う」と感じてきたという。男の子は知らず知らずのうちに、「こういう遊びが好き」といった「男の子らしさ」を周囲から押し付けられているのではないか』と。つまり、ジェンダーバイアスの裏で、男の子が犯罪を起こしてしまうケースがあると。
たとえば、国民的アニメである『ドラえもん』にもそうした表現はあるという。『「からだねん土」というひみつ道具が登場したことがありました。ねん土を体にくっつけると、肉体化するというもので、のび太がマッチョになったり、スネ夫が足を長くして喜んだりしているところに、しずかちゃんが来て、「前から一度、鼻を高くしたいと思っていたの」というのです。そうしたら、のび太が「今のままで十分かわいいよ」と言ったあとに、「それよりもっとグラマーに…」みたいなことを言うんですよ。セクハラでしょ?」』。
しずかちゃんといえば、これまでもたびたび、お風呂に入っているところをのび太にのぞかれるシーンが問題視されてきた。『でも、しずかちゃんがだいたい軽く受け流して終わるわけです。セクハラに対して、「もう、エッチ!」とふくれて終わるという様式ができてしまっている。これはセクハラを「その程度の、冗談として受け流してもらえること」と矮小化して認識させる描き方だと思います。すでにセクハラや性暴力についてよくわかっている人が見るわけではなく、子どもに見せるものとして作られているものですから、こういう描き方は気になります』。
また、ご自身の事でも・・『「小学生のときはなぜ、下着と同じ面積しか隠れないブルマーを女子だけ履かなければならないのか、すごく嫌でした。水着への着替えが男女同室だったり、6年生になっているのに身体測定のときにパンツ1枚で並ばされている場に男性教師がいるとか、性的尊厳をガサツに扱うことは本質的に人間に対して無礼だという思いが、誰に教えられたわけでもなくありました」』。
ジェンダー・バイアスを克服するという事は、結局は『自分が自分らしく生きていく事が出来る社会をつくっていく事』『一人ひとりの人権を守る事』なんだと改めて感じました。
*画像はEテレ「噂の保護者会」。9月26日(土)に放送された「もやもやしない?女らしさ男らしさ」HPより。





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「レディース&ジェントルメン」。

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ジェンダーについて、しばらく考えてみたいと前回お知らせしましたが、航空会社で、2020年10月1日よりこのような取り組みを始めたと報道がありました。
【日本の旅客機の英語アナウンスでおなじみのフレーズといえば、「レディース・アンド・ジェントルメン」。ただ、来月以降に○○○を利用する人は、この呼びかけを聞けなくなるという。
○○○はこのほど、機内や空港での英語アナウンスで使用していた「レディース・アンド・ジェントルメン」という呼びかけを、10月1日から廃止すると発表した。ジェンダーニュートラル(従来の性差にとらわれないあり方)に配慮し、「アテンション・オール・パッセンジャーズ」(乗客のみなさんにお知らせいたします)あるいは乗客を性別で区別せずに「皆様」とする表現に変更する。○○○は、こうしたジェンダーニュートラルな呼びかけを採用する数少ない世界的航空会社の1つだ。日本語の場合、一般的にこうしたアナウンスに使用される表現はもともとジェンダーニュートラルのため、今回の○○○の変更は英語アナウンスにのみ適用されると、AFP通信は伝えた。○○○の英語アナウンスの変更について、日本では大きな話題にはなっていない。】
BBC NEWS/JAPANより。
時代はどんどんと変わっていく・・。






インフルエンザの季節

毎年この時期には、インフルエンザに対する心配が出てきます。しかし、学校便りにも書かせていただきましたが、昨年度の今の時期の感染者数は4682人。これが今年度は32人。昨年度患者数が13,508人、亡くなった方が3325人もおられたことを考えると、コロナ禍の中取り組んでいる、マスク・換気・3密などが大きく影響していることがわかりますし、このまま感染者数が増えなければいいなと思います。コロナウイルス感染症の報道が、また、大きく取り扱われ始めましたが、本校としては取り組める対策はしっかりと取り、あわてず、子どもたちと手をつないで教育活動を行っていきたいと考えています。今日学校便り22号に『北豊島中学校の正解』ということで、11点ほどコロナ禍の中の過ごし方について確認しましたので、また、ご覧おきください。各ご家庭におかれましても、健康管理、よろしくお願いいたします。





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学校行事
2/23 ノークラブデイ
2/24 1,2年学年末考査 1
2/25 1,2年生学年末考査 2
2/26 1,2年学年末考査 3

学校便り

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