3年生 校外学習 〜図書館と市役所屋上へ〜

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 雲ひとつない五月晴れのもと、3年生が校外学習に出かけました。目的地は池田市立図書館と市役所の屋上です。

 数年前に駅前に移転し、リニューアルした池田市立図書館。設備が本当に充実していて、たとえば大人向けの本棚と、子ども向けの本棚とで高さが違うことをはじめ、誰にとっても利用しやすいようにさまざまな工夫がされていることに子どもたちは驚いていました。また、図書の分類法を聞いたり、自分たちが生まれる前からの新聞のデータがあることを知ったり、いろいろと勉強になりました。

 市役所の屋上には、(人数が多いので)エレベーターではなく自分の足で上がります。7階建ての建物ですが、天井が高いので、実際は10階分くらいの高さになるかな。みんなよくがんばりました。

 屋上からの風景は、天気が良いこともあって、まさに絶景。五月山、池田城、それからはるか千里丘陵や六甲山地などが見えます。
 そしてサプライズとして、市役所のすぐ横にある池田小学校を見ると、この春転勤した、去年担任だった先生が、屋上のプールから手を振ってくれていました(教頭先生が連絡したとのこと)。子どもたちは大喜びでした。

 特筆すべきは、今回の校外学習は、子どもたちによる「実行委員会」によって準備されてきたものだということです。ここ数日何度も集まって準備をすすめていました。
 出発のあいさつをはじめ、それぞれの施設でお世話になった方々にきちんとあいさつをしたり、お礼を言ったり、3年生としてとても立派な動きができました。この間まで2年生の子たちですからね。3年生でそんなふうに自律的に行事に取り組むことができれば、5・6年生の宿泊学習のころには、より多くのことを自分たちの力でできるようになるはずです。
 それはほんとうにすばらしいことだと思いました。

 行きは2キロ半ほどを歩いて、帰りは電車で帰ってきましたが、暑さもあって、なかなかみんなヘトヘト。土日にしっかり休んで、また来週がんばりましょう。

 校長 柏
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ちはやぶる

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 玄関ホールの掲示板に、教科ごとの掲示をしています。

 ある日、「校長先生、聞いて。『ちはやぶる かみよもきかず……』」と言ってくる子がいました。いや、百人一首を覚えてるなんてすごいねえと言うと、「覚えたら校長先生に言いにいくように書いてあったよ。玄関ホールに」と。

 玄関ホールの掲示板を見にいくと、百人一首の表が貼ってあって、私の知らない間に「おぼえたら校長先生に言いに行こう」とありました。教頭先生が貼ったそうです。以来、何人かぽつりぽつりと言いにきています。

 今日は家庭訪問・地域訪問で給食後下校でしたが、帰る前にわざわざ校長室に寄って、「百人一首、覚えました。『ちはやぶる……』」と言いにきた子が2人いました。「合格!」と言うと、嬉しそうに帰っていきました。

 私も全部の百人一首を覚えているわけではありませんが、過去の教え子には何人か全部暗唱している子がいました。今は意味がわからなくとも、自然な形で古語に触れることで、中学や高校での古文の学習が身近なものとなりますね。

 ちなみに私の好きな百人一首は
「あひみての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもはざりけり」
です。ここを読まれた皆さんは、何か好きな百人一首はありますか?ありましたら校長室まで言いに来てください(大人もふくめて)。

 校長 柏

国民主権とは?

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 6年生の社会科は、まずは公民分野を学習してから、歴史分野の学習に移ります。

 昨日、6年生の授業を見にいくと、私を見て「岸田総理に似てる!」という子が(メガネだから?)。更に「年齢も同じくらいですか?」というので、少なくとも年齢については全然違いますと否定しておきました(岸田総理は今年67歳になられるそうですから、干支がひとまわり以上違います)。

 授業は社会科で、「国民主権」についての学習でした。国民主権を実現しているのは、選挙である。では、あなたたちが18歳になったら手にする選挙権とは何なのか。権利なら、選挙に行っても行かなくてもいいのか。投票率を上げるにはどうしたらいいのか。そもそも、投票率を上げないとどういうことになるのか。

 以前書きましたが、私はブラジルの日本人学校に3年間赴任していましたので、ブラジルの選挙制度について、ちらっと話をさせてもらいました。
 ・ブラジルでは投票は権利ではなく、義務(18歳〜70歳)。
 ・投票しないと、罰金のほか、パスポートをとれない、就職で不利になるなどの罰則あり。
 ・番号による電子投票のため、アマゾンのジャングルの奥地のインディオの方々のところにも機械を持って行って投票してもらう。

 ついでに。以下の話は6年生の先生に写真と共にシェアしました。

 私がブラジルにいた3年間に、日本の国政選挙に「在外投票制度」を用いて投票をしています。海外にいても、日本国籍を持つものは、大使館や総領事館で、国政選挙に投票できるのです。ブラジルには日系人の方もたくさんいますので、みなさん結構投票されていました。集まった投票用紙は、外交官の方が飛行機の手荷物で慎重に日本まで運ぶそうです。かなりの税金が投入されていますが、そうして国民主権は実現されているのです。逆にいうと、そこまでしないといけないものなのです。

 実に、大人でさえいろいろと考えてしまうテーマを、6年生になると扱うようになります。6年後には手にする選挙権をどのように行使するのか。しっかりと考えて、その日を迎えてくれたらと思います。

 下の写真は、ブラジルの選挙期間中の様子。候補者には番号が振られています。それから私の「在外選挙人証」。当時、衆議院、参議院それぞれの選挙に投票しました。

 校長 柏
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歌声響く……

 PTAの会議が終わった4時間目、開けっぱなしだった職員室の扉の向こうから、元気な歌声が聞こえてきました。どの教室かなと思ってたどっていくと、2年生の教室でした。まあほんとに大きな口を開けて、楽しそうに体を揺らしながら歌っています。これは、しかめっつらをしている機嫌の悪い人も、つられて笑ってしまうレベルです。ほんとにすばらしいなあと、私もご機嫌な気持ちでクラスを順に回っていくと、今度は中庭から、これまた元気な歌声が。さっきとは違って、少し低い声も混じっています。3階の窓から見下ろすと、土俵の前に子どもたちが並んでいます。なんと6年生の音楽の授業でした。

 そういえば先日、音楽の先生と教頭先生が、「どうしたらもっとみんな歌うようになりますかねえ」「中庭で歌うとか?」というような会話をしていたことを思い出しました。

 急いで中庭に下りると、土俵を挟んで向かい合わせになり、ソプラノとアルトに分かれて歌っていました。土俵の大屋根の上には爽やかな五月晴れの空。そして子どもたちのハーモニー。

 そんなことが続いてなんともいい気持ちで職員室に戻りました。ちょうど教頭先生が職員室にいた先生方と「経験上、高らかに歌えること、給食をしっかり食べること、それができるクラスはいいクラスだよね」という話をしていて、全くその通りだと思いました。

 いいクラスだから歌えるのか、歌えるからいいクラスになるのか。ニワトリが先かたまごが先か、という感じの話ですが、間違いなく言えるのは、(手前味噌ですが)本校の子どもたち、いい子たちですよ〜ということです。

 校長 柏
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How are you today?

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 ゴールデンウィークが明けました。昨夜からの雨はほぼおさまり、傘がいるかいらないか迷うくらいの天気でした。正門での朝のあいさつも、雨雲を吹き飛ばすくらい元気いっぱいの子もいれば、長い休みの余韻か、ちょうど今日の天気のようにため息まじりのような感じの子もちらほら。新しい環境がスタートしてちょうどひと月。単に休み明けというだけでなく、自分でも気づかないくらいの疲れがたまっているという子もいるかもしれません。

 3時間目に校内を見てまわると、ちょうど2年生が英語の授業をしていました。テーマは「How are you?」ということで、今日の気持ちを英語でたずね合っています。9種類のカードから、今の気持ちを選んで、ビンゴをそろえるというものです。私もたずねられたので、休み明けでまだ本調子ではない自分を奮い立たせるような気持ちで、ここはあえて9番の「I'm great!」を選んで、笑顔で答えました。

 不思議なもので、そうすると気持ちは若干晴れやかになります。6年生の国語の教科書に『笑うから楽しい』という教材がありますが、まさにそんな感じです。

 さて、今日から本校は、地域訪問・家庭訪問のため、給食後下校となります。休み明けにはちょうど良い感じかな。一方、吹奏楽クラブは、これをチャンスとばかりに、体育館にて猛練習。迫力のある音が子どもたちのいない校舎に響き渡っています。

 写真は、水抜きが終わったプール。実はプール開きがひと月後に迫っていて、少しずつ準備がすすんでいます。それから、今日の給食の柏もち。うれしそうに私にそれを言ってくる子があちこちに。

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新緑の五月山へ ー1・6遠足ー その1

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 爽やかな晴天のもと、1年生と6年生で、五月山へ遠足に出かけました。石小の毎年の恒例行事「1・6年遠足」です。

 校長の私は午前中市役所で校長会があったので、五月山動物園の横の広場でのお弁当タイムにやっと合流。柔らかな新緑に囲まれて、1年生と6年生が仲良くお弁当を食べているところでした。
 「校長センセー!見て!見て!」
と、お弁当を嬉しそうに見せてくれる子がたくさんいましたし、遅れてきて、コンビニ弁当をぶら下げてきた私に、「ここでいっしょに食べて!」と言ってくれる子もいて、嬉しく思いました。

 日本で2番目に小さい動物園である五月山動物園の門の前で集合写真を撮り、1・6年のペアで順番に見学へ。姉妹都市であるオーストラリアのローンセストン市から寄贈された池田市のシンボル、ウォンバットやワラビー、それからポニーやエミューなどの動物たちを、1年生と6年生が手をつないで見ている姿は、なんとも微笑ましかったです。

 その後広場で少し遊んだあと、約3.3キロの道のりを歩いて学校まで向かいます。6年生は1年生の荷物を持ってあげたり、元気が出るように話しかけたり、車が来たら、危なくないように気を配ったり、とても立派な振る舞いが当たり前のように見られました。

 距離的には、6年生にとってはそれほどでもないのですが、1年生に気を遣い、歩くペースを合わせるので、実は結構疲れます。1年生も頑張ったし、6年生も大変よくがんばりました。

 でも、面白かったのが、疲れているように見えても、途中で休憩のために立ち寄った辻ヶ池公園では、みんな全力で遊んでいたことです。むしろ遊んだほうが元気が出る……。子どものエネルギーは底知れません。

 学校に着くと、6年生から1年生へ、手作りメダルのプレゼント。なんと1年生へのメッセージが書かれていて、1年生はとても嬉しそうでした。

 1年生も6年生も、今日に向けてそれぞれ準備を重ねてきました。改めて、それぞれが大いに成長できた1日だったと思います。

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新緑の五月山へ ー1・6遠足ー その2

集合写真です。
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緑の募金

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 今日と明日、児童会が「緑の募金」に取り組んでいます。
※昔は「緑の羽根募金」と言っていましたが、1995年から「緑の募金」と改められたとのこと。
 今日はあいにくの天気でしたが、登校時間、正門にて私が子どもたちを迎えている横で、元気に募金を呼びかける声が響きました。
 それに呼応して、子どもたちだけでなく、出勤してきた先生方も、更に、通りかかった地域の方までも募金に協力してくれました。
 緑の募金は、森林整備や身近な緑化活動に使われますが、実は寄付の額に応じて学校にも直接還元されますので、石小の子どもたちの目に映る季節の花々を植える原資となります。明日も募金活動がありますので、ぜひご協力をお願いいたします。

 下の写真は、昨日の体育や休み時間のようすです。上段左は中庭の鉄棒。大人なら目が回ってしまうぐらいぐるぐると回っていました。上段右は、体力調査の座体前屈のようす。昔は立位体前屈でしたが、今は座って、このような形で計測します。下段は組体操の練習。少しずつ運動会を見据えた準備が始まっています。

 校長 柏
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学校行事
5/12 ブラスエキスポ(吹奏楽部)
5/13 運動会時間割開始〜5/31
クラブ 1
聴力検査1年
5/14 耳鼻科検診.全学年13:30〜
5/15 4年校外学習
特A
5/16 集団下校訓練(6限)
1.6遠足予備日
5/17 眼科検診.全学年13:30〜