登龍門

登龍門

「龍門は黄河の上流に在る山名。
河水此処を経て最も迅速。鯉魚これに登れば化して龍となるという。由りて人の栄達することに喩う。」
      李白「一登龍門 則声価十倍」(上田万年・大字典より)
 池田小学校に伝わる登龍門の石碑は、明治七年(1874年)、当時の大阪府権知事、渡辺昇の書を石刻したもので、池田村内に創立(二月二十五日)した一番小学校を記念した碑であります。
 池田村の先人達が、この門をくぐる子弟達が鯉魚からやがて龍とならんことを願って、建立したものと思われます。
 文明開化を合言葉として近代国家の夜明けを迎えた、明治維新の人々の、若々しく、かつ清々たる気宇が察せられます。
 敗戦二十年後の池小も、新校舎並びに講堂の竣工を契機として、これまでの教育実践とその足跡を反省しつつ、遠く先人が望んだ建学の昔を回顧しつつ、確固たる新理想の樹立に邁進しなければならない。
 そこにこそ、永き、よき伝統をほこる理由と、それを持つ喜びがあるはずである。
      村上高信著「登龍門参学記(池小づくり22年の回想)」より


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