個人懇談も終わって、教室を見に行ったら、結構な割合でテストをしていたり、振り返りを書いていたりします。どの学年もまとめの時期です。

　４年生は、保健の第二次性徴のところの授業をしていました。少し照れくさい単元ではありますが、とてもとても大事な学習です。

　２年生の教室に行くと、ちょうどこの２学期で転校する子の話題になっていました。

「○○さんが転校することになりました」

　おだやかな水面にぽちゃんと小石が一つ投げ込まれたように、教室に波紋が広がりますs。

「ということは、お引越しするの？」「えぇ～っ！」という感じで。

　信じがたいのか、信じたくないのか、「先生、転校って言っても、家は変わらんやんな」と言っている子も。

「いやいや、家が変わるし、学校も変わるから転校なんだよ」と担任の先生。意味の分かった子が、男の子も女の子も涙をぬぐい始めています。

「だから、今から２学期の終わりのお楽しみ会、つまりお別れ会の話し合いをします」というと、

「じゃあ、サプライズのお別れ会をしよう！」と張り切った声で。いやいや、本人、目の前にいますから。

　いずれにせよ、あたたかい教室。残された時間を大切に過ごしてくれると思います。

　さて、本校は１２月８日～１９日まで、読書週間の取り組みをいくつも行っています。２年生の図書の時間に行くと、楽しく絵本の読み聞かせをしていました。「しおりコンテスト」が今日まででしたので、応募作品を見せてもらいましたが、なかなかの力作がそろっていました。選ばれた作品は、図書館に張り出されたり、カラーコピーして配られたりします。「以前と違って、カラーコピーができるようになったので、とても助かっています」と司書の先生。今週、来週の朝の時間に、図書委員による読み聞かせも企画されています。この機会に、いつも以上に本に親しんでくれたらうれしいです。

　校長　柏