3世代教育…
- 公開日
- 2020/06/05
- 更新日
- 2020/06/05
日々のできごと
近年、核家族化や少子化が進展する中で、子育てに不安や悩み・ストレスを抱える親が増えてきており、家庭における子育て力の低下が懸念されているという話を聞くことがあります。子育てを楽しみ、家族がにぎやかに団らんするためには、親と子と孫が同じ場所に住み、毎日の子育てに多くの世代がかかわる三世代同居が効果的だとも言われます。しかし、実際にはそんなことは難しく、相談できる年配者が近くにはいない保護者の方々がほとんどだと思います。
石橋小学校では、退職された先生方のお力をお借りしています。非常に大きな役割を担っていただいており、まさしく3世代教育が行われていると言っても過言ではございません。困っている子どもへの支援や若い先生方へのアドバイスなど、これまでのキャリアを活かした動きをとってくださっています。また、時には保護者の相談役にもなってくださっています。「お母さん、焦らないで、今日の成長を認めていきましょう。」というような言葉は、年配者ならではの保護者へのアドバイスです。広い心で、さとすような叱り方、意欲につながるような褒め方等、若い先生方の見本になる場面もたくさん見られます。
ひと昔前、地域住民が地域の子どもたちを指導するような時代があったと聞きます。地域のおっちゃんやおばちゃんに叱られるようなことは、今ではほとんど見られなくなっていると思います。地域力の低下とも言えます。
これからの学校は、かつての地域力に代わる「3世代教育」が求められるのかもしれません。石橋小学校では、見守り活動やキッズランドで、年配者のお力をお借りしているので、そんな活動も含めて、石小の3世代教育が今後もさらに推進されるようにしていきたいと思います。