離退任式
- 公開日
- 2024/04/10
- 更新日
- 2024/04/10
日々のできごと
今日は離退任式でした。12人の先生方の、石橋小学校からの「卒業式」です。
私は先生方を体育館にお連れしましたが、扉から入るや否や万雷の拍手。子どもたちは口々に「〇〇先生!」などと声をかけてくれます。
舞台の上に並ぶと、開式の言葉に続いて、校歌斉唱。ほんとうにさわやかに、高らかに子どもたちは歌います。私自身、21年前にこの離任式の舞台で、同じように最後の校歌を聞いたことを思い出しました。
去られる先生方は思いを込めて、子どもたちに語り掛けます。石小の子どもたちへの最後のメッセージ。思わず感極まり、声が震える先生もおられます。続いて、子どもたちからのメッセージと、花束の授与がありました。これもなかなか胸に迫るものがあります。改めて、通り過ぎてしまった日常がなんと愛おしいものかと思います。
退場は、子どもたちの間を縫うように時間をかけて歩きながら、名残を惜しみました。最後、出口のところに並ぶ先生方に向かって、「旅立ちの日に」のピアノを背景に、子どもたちの「ありがとうございました!」という声が体育館に響きました。
春は出会いと別れの季節です。子どもたちは毎年こういう経験を重ねながら大きくなっていきます。再会が待っている別れもあります。本当に最後になってしまう別れもあります。いずれにせよ、お別れをきちんとすることはとても大切なことです。
校庭で、最後まで子どもたちと別れを惜しんでいた先生の後ろに、散り始めた桜が青空に映えて、とても美しく輝いていました。
校長 柏