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石 小 日 記

5年生 研究授業(算数) それから、いのちを守る授業

公開日
2025/06/20
更新日
2025/06/20

日々のできごと

 本日は5年生算数の研究授業がありました。授業者は教師になって1年目のO先生。「形も大きさも同じ図形を調べよう」ということで、対角線1本で合同な三角形に分かれる四角形について考えました。


 まず、正方形のピザの写真を提示し、「これをもう一人の先生と平等に分けて食べるにはどのように分けたらいいでしょうか?」と、子どもたちに投げかけました。折り紙をきちんと折るみたいに、対角線で切ったら、平等に分けられるのではないか、という意見が出て、それはその通り。では、これまでに学習した四角形の形だったら?ということで学習がスタートしました。


 既習の四角形は、正方形、長方形、平行四辺形、ひし形、台形です。自由に切っていいこれらの図形の見本をたくさん用意し、子どもたちはそれらを使って対角線1本で図形を折ったり切ったりして確かめていきます。しかし対角線1本では、どうしても等しく分けることができない四角形があります。それはなぜなのか。意見交流をしながら、そのような感じで考えを深めていきました。先生も子どもたちもよく頑張っていました。


 それから今日、5年生は、消防署から救急救命士の方々をお招きして、「いのちを守る授業(救急入門コース)」も行いました。

 AEDの使い方や、胸部圧迫による心臓マッサージについて、一人ひとり練習用の道具を使って訓練を受けました。

 家族や、あるいは通りすがりの人に対して、今回学んだことを生かす場面がいつ訪れるのかは分かりません。けれど、家族が突然倒れたときに、今回のような訓練を受けた子が、救急車が来るまで教えてもらった通りの胸部圧迫を継続したおかげで助かった、という話を聞いたことがあります。子どもたちは、とてもまじめにお話を聞き、一生懸命訓練に励んでいました。


 校長 柏