2年生宿泊を振り返って 〜その9〜
- 公開日
- 2022/04/27
- 更新日
- 2022/04/27
お知らせ
「なぜ、生徒はこんなに生き生きしているのだろう」。タネノチカラさんではそんな事を感じていました。話を聞いて、草や虫や森や水を見て(1日目はユスリカ、2日目はケバエに悩まされましたが・・。ただユスリカもケバエも人には何もしません)、ご飯食べて、火をおこし、草を刈り、竹を切り開墾していく。竹きりでも「エーもう終わり?一日中していたい!」という声も。そして最後には金子さんの2の33乗の話を聞いて(映像ではなく、直接聞くとまた、違った感じに聞こえます)別れていく。
生徒はこのような環境にいることが新鮮だというのもありますし、日常的に「SDGs」などツールに使い、GCED(地球市民)も意識し、ゲストティーチャーに出会い自分に落とし込んでいく事を繰り返している事もあります。プラス、凄く感じたのは、「評価されることはない」「人と比べられない」。この事はすごく大きいんだろうなと感じました。学校(社会)で「評価される事」を意識し、「人と比べられる」事をつきつけられます。そうして、本来「持って生まれた自分」を変えていかなければならなくなるのかと。「タネノチカラ」さんでは「無農薬」で「肥料」も与えず、時には水も与えず、植物が本来持っている力を引き出しています。これは人にも言えるのではないかと感じます。人は生まれながら、「自律する力」は持っていると言われています。しかし、「自分らしく生きる事」を許さない、「不寛容な社会構造」があるのではないかと、色々なことを考えさせられました。「タネノチカラ」さん。ありがとうございました!