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卒業式リハーサル、それから3年 手作りみそを食す 【更に追記あり】
- 公開日
- 2025/03/13
- 更新日
- 2025/03/13
日々のできごと
本日は卒業式のリハーサル。本番の開式時刻と同じ10時きっかりにスタートし、全てを本番と同じ流れで行いました。
本日の先生メッセージは、2年生担任だったY先生。この年はちょうどコロナ禍が始まった年。写真にあるイラストは、頑張るもん!の「もんたくん」。コロナ禍でいろいろなことができなくなってしまった子どもたちを励ましたくて、当時この先生が考えたキャラクターとのこと。
まだ幼かった彼ら彼女らの、いろんな思い出を振り返りながらのメッセージは、子どもたちの胸にもとても響いたようでした。改めて幼いころからずっと成長を見つめてくれていた先生の存在はとても大きいことを感じました。
リハーサルは滞りなく終了。5年生も6年生も歌声がとてもすばらしく、リハーサルとはいえ、なかなか感動的でした。
卒業生が退場するやいなや、歌と別れの言葉以外はひたすら行儀よくじっとしていた5年生から、まるで長い間潜水していてやっと顔をあげられた時のような「ほぉぉ……」という感じの声が響きました。ほんとによく頑張っていた証拠だなあと思いました。
リハーサルを終えて、6年生のいいところと5年生のいいところがお互いに共鳴し合う、いい卒業式になると確信しました。
下の写真は、2学期の終わりに、大豆から「手作りみそ」を作っていた3年3組の子どもたちが、その「手づくりみそ」で作ったおみそ汁を作って持ってきてくれたときのもの。これがまたおいしく仕上がっていて、「とてもおいしい!これを手作りしたとはすごい!」と言うと、とてもうれしそうでした。みそを自分たちで作ってそれを食す経験なんて、現代社会ではなかなかありません。生きる力そのものだなあと思いました。
【追記】上記の記事を早めにアップしたあと、嬉しいことがありましたので追加でご報告。
ひとつは、1年生の子が、担任の先生を主人公にした絵本をかいたと校長室に見せに来てくれました。「ずっと、ずっと、だいすきだよ」と先生が子どもたちに言っている絵本。温かいクラス、温かい関係だったんだなとつくづく。
それから、6年生が私あての寄せ書きを持ってきてくれました。そんなものをもらえるとは思っていなかったので、とても感激しました。
どのクラスももうすぐお別れ。今日はなんだかあたたかい1日でした。
校長 柏
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この広い 大空に
- 公開日
- 2025/03/12
- 更新日
- 2025/03/12
日々のできごと
卒業式に向けての5・6年合同練習2日目。
最初に『旅立ちの日に』の合唱。サビのところで、5・6生での掛け合いが入ります。
♪今、別れのとき 飛び立とう 未来信じて
弾む若い力信じて この広い この広い 大空に♪
5年生は、この学年らしいよく通る生き生きとした声で、6年生は、声変わりが始まった子たちの低音が加わって厚みのある感じで、それぞれが昨日の反省点をフィードバックして、より高めてきたという感じがしました。この歌の歌詞の内容も相まって、なかなか感動的でした。
今日も、元担任のI先生と、それから低学年のときからお世話になっているA先生のメッセージがありました。
明日は通し練習。実質のリハーサルです。旅立ちの日が近づいています。
校長 柏
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最後の児童集会、6年 ビブリオバトル、そして卒業式の練習
- 公開日
- 2025/03/11
- 更新日
- 2025/03/11
日々のできごと
卒業式が1週間後となりましたので、本日は6年生が去る前の、最後の児童集会。あいにくの天気でしたので、卒業式の準備をしている体育館で何とか行いました。演台が会場の真ん中にあって、しゃべるときにぐるっと周りに囲まれている状態でしたので、どこを向いて話せばいいやら、という感じでしたが、卒業式に出ない学年にとっては、卒業式の雰囲気が何となく伝わったかなと思います。
今日は表彰がたくさんありました。また、児童集会の運営を担っていた後期企画委員が退任のあいさつをしました。それから、6年生が家庭科で作ったぞうきんを5年生をはじめ在校生にプレゼントしました。
20分休みには、6年生が取り組んできた「ビブリオバトル」の各クラス代表による決勝戦が多目的室にて行われました。ビブリオバトルとは、どれだけその本が面白いのかをプレゼンして、見ていた人がどれほど読みたくなったかで勝敗を決めるというもので、読書活動の推進のためにこの10年ほど盛んに行われているものです。
6年生各クラスの代表のおすすめの本は以下の通りでした。
・『最高のともだち』 草野たき 講談社
・『ドクターストーン』 稲垣理一郎 集英社
・『すずちゃんののうみそ』 竹山美奈子 岩崎書店
それぞれ、その作品の魅力を丁寧に、気持ちを込めてアピールすることができました。
優勝は、『すずちゃんののうみそ』を発表をしたKくんでした。おめでとうございます。(この本は本校図書館にはないとのことで、すぐ読みたいのにと残念がっている子がいました)
さて、卒業式の練習もずいぶんと仕上がってきています。今日は私も祝辞と証書授与の練習に加わりました。
6年生はもちろん、5年生も行儀よく、卒業式らしい振る舞いができていました。特に5・6年での歌の掛け合いはすばらしいと思いました。
この時期恒例のこととしては、式の「来賓あいさつ」のところで、過去の担任やその学年に関わった先生が、熱くメッセージを語る、ということをよくします。今日は2人の先生がメッセージを語りました。そんなことを重ねながら、6年生も教職員も卒業に向けて気持ちが高まっていくのです。
いよいよあと1週間です。
校長 柏
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4年 カップヌードルミュージアム
- 公開日
- 2025/03/10
- 更新日
- 2025/03/10
日々のできごと
池田市の誇る「カップヌードルミュージアム」に、4年生がクラス単位で順番に校外学習に行っています。
今日は、4-2の日でしたが、私もいっしょに引率しました。(長年池田市で教員をしていますが、実は初めての訪問でした)
行き帰りは徒歩ですので(片道2キロ弱ほど)、天気が良くてよかったです。
まずは「チキンラーメンファクトリー」として、手作りチキンラーメン作り。小麦粉を練って、麺棒、それから製麺機で伸ばして伸ばして麺が出来上がります。それに味付けし、油で揚げて、オリジナルの袋に入れて出来上がり。
油で揚げているようすを、ひよこちゃんの黄色いバンダナを巻いた子どもたちが、ぺちゃくちゃしゃべりながら楽しそうに見ています。それがなんとも「ミニオン」のようでかわいかったです。
それから、オリジナルカップヌードルづくり。カップにイラストを描いて、具材を選んで封をしたら、エアバッグに入れて出来上がり(池田駅前で観光客の方が持っているのをよく見るあれです)。
壁面を見ると、「世界のカップヌードル」という展示があり、かつて私が日本人学校に派遣されていたブラジル向けの商品を懐かしい気持ちで見ました。実は、味付けは各国の食文化に合わせているので、日本人の舌には合わないものが多いのだけれど。(日系人が多いからか、ブラジルでは「焼きそば(Yakissoba)」が人気なのです。というわけで左から、焼きそば味、スペアリブのシュハスコ味、くんせい肉味、それから地鶏煮込み味。食べたらみんなびっくりしますよ)
小林一三といい、安藤百福といい、歴史を変えた人物にゆかりのある池田市。歩いていける距離にこのような施設があるのは幸せなことですね。安藤百福がチキンラーメンを発明したのは48歳、カップヌードルを世に送り出したのは61歳とのこと。我々大人も、それを聞くとチャレンジすることを諦めたらだめだなと思わされます。
校長 柏
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【吹奏楽部】定期演奏会 【PTAコーラス・合唱クラブ】池田市春のコンサート
- 公開日
- 2025/03/09
- 更新日
- 2025/03/09
日々のできごと
コンサートの土日。
まず3/8(土)、本校体育館にて、吹奏楽部の定期演奏会。
ゲストとして石橋中と豊中13中吹奏楽部をお招きして。(お手本となる演奏をありがとうございました)
卒業式を10日後に控え、いよいよ今のメンバーでの演奏もカウントダウンという感じです。(今回を含め、本番はラスト3回とのこと)相変わらずの安定の演奏で、またクイズなどのエンタメもあって、見に来てくださったみなさまに喜んでいただけたかと思います。保護者のみなさま、地域のみなさま、たくさんのご来場ありがとうございました。
公立の学校ですから、人はどんどん入れ替わっていきます。全国金賞という目標を達成したあとですから、次の世代はまた違ったプレッシャーの中で頑張らねばなりません。そういう意味で、特に学年ごとの演奏で、今の4年生の成長具合に希望を感じました。
それから3/9(日)は、アゼリアホールにて、春のコンサート。
市内のさまざまな団体が出演するコンサートですが、本校からはPTAコーラスに合唱クラブの子どもたち、それから教職員有志が加わっての発表でした。
PTAコーラスも、現役の保護者の方だけでなく、私が教諭だった頃の保護者の方をはじめ、いろいろな世代の皆さんが参加しています。更に指揮はかつてお世話になった校長先生。私からすればオールスターでの出場!という感じです。
いろいろな世代の、女声、男声が織りなすハーモニー。「風になりたい」というサンバ調の楽しいリズム。観客も自然に体が揺れるような楽しい発表でした。
音楽は楽しいですね。そして1年のなんと早いこと。
校長 柏
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5年 「米ど!おおきに!感謝の気持ちを伝え隊」
- 公開日
- 2025/03/07
- 更新日
- 2025/03/07
日々のできごと
今年米作りに取り組んだ5年生が、地域のみなさまへの日ごろの感謝の気持ちを伝えるために、「米ど!おおきに!感謝の気持ちを伝え隊」というイベントを開きました。特に毎朝登校を見守って下さている「みまもり隊」のみなさまに来ていただこうということで、今朝も5年生が直接チラシをお渡ししている姿が見られました。
メニューは、塩おにぎりとたくあん、緑茶というシンプルなものです。お米は基本5年生が作ったものですが、たくさんの方をお招きするには少し足りなそうだったので、田んぼを貸していただいているTさんに同じ品種(つきあかり)のお米を分けていただいたとのこと。更に、先生方が家から炊飯器をいくつも持ち込んで、今日は朝から「米炊きラッシュ」。子どもたちはラップを使って一気におにぎりを握って本番に備えました。
オープニングの時刻が近づくと、少しずつ地域の方も集まってこられました。また、現在育児休暇中の先生(元担任)も赤ちゃんを連れて来てくれて、子どもたちは大喜びでした。「かわい~!」って、あなた方もまだまだそういう年齢なんですけどね。
会が始まると、モニターで、5年生の運動会や学習発表会、連合音楽会の動画を見ていただきながら、子どもたちは地域の方のそばに散らばり、いろいろと笑顔でお話している姿が見られました。5年生の子どもたちのおもてなしの精神がとても伝わったと思います。おにぎりはシンプルでとてもおいしく、また、子どもたちが描いたイラストをランチョンマットにしていましたが、それもなかなか良かったと思います。
子どもたちのアイディアで進めたこのイベント。子どもたちも笑顔、地域のみなさまも、赤ちゃんも笑顔。とても温かいひとときでした。
校長 柏
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卒業に向けた飾りつけ
- 公開日
- 2025/03/06
- 更新日
- 2025/03/06
日々のできごと
1~4年生は卒業式に参列しませんので、代わりに壁面にレリーフを飾ります。多目的室に向かう2年生の子どもたちが、手に折り紙のネコをひらひらさせながら通り過ぎて行ったのでついて行くと、2年生のレリーフが仕上がってきていました。
学習発表会の劇で演じた「11匹のネコ」ならぬ「84匹のネコ」が、かわいく並んだ作品です。よくみたら、本校のキャラクター「イシバッシー」の姿も。
それからその奥で4年生もチューリップの折り紙を並べています。風車がありますので、オランダの風景のような感じでしょうか。
職員室の並びの廊下には、掲示委員の作った「卒業おめでとう」の文字。卒業式まであと2週間を切り、あちこちで卒業の雰囲気が醸し出されています。
さて、お昼には今日も6年生が校長室に来て、何人かの先生方といっしょに給食タイム。ここには書けないような話もしながら、楽しく給食をいただきました。
プランターに植えた菜の花が春の訪れを告げています。このところの雨も「催花雨(さいかう)」かと思うと少し趣もあります。
校長 柏
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5年 道徳、4年 カップヌードルミュージアム、それからPTA運営委員会
- 公開日
- 2025/03/05
- 更新日
- 2025/03/05
日々のできごと
今日は道徳の「師範授業」として、池田市教育委員会のN先生が5年生で授業をしてくださいました。
N先生は私と同じく本校で教員生活をスタートした方で(私よりずいぶんお若いですが)、道徳が教科化する前から、かなりの実践を積んできた方です。今日のテーマは「『〜してくれて』以外の感謝を阪神大震災から見つけよう」ということで、震災に関わる読み物から考えていくというものでした。当たり前と思っていた日常が一瞬で壊れてしまった震災。被災した主人公の少女と、助けてくれた人たち。そして主人公は今度は困っているおばあさんを助けます。そんなエピソードから、子どもたちはいろいろと意見を交わしながら考えを深めていきました。子どもたちだけでなく、先生方もとても学びになりました。
さて、今週から来週にかけて、4年生がクラスごとに、池田の誇る「カップヌードルミュージアム」に校外学習に行っています。写真は引率の先生から分けてもらったもの。今日はなんと、安藤百福さんの誕生日だったとのこと。
放課後には自分で作ったオリジナルカップヌードルを見せに来てくれた子も。私は来週別のクラスでついていく予定ですが、とても楽しみです。
それから、写真はありませんが、本日は本年度最後のPTA運営委員会がありました。つくづく、学校はPTA活動に支えられていることを感じました。1年間本当にお世話になりました。
校長 柏
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5年 人権学習研究授業 4年 人権の花表彰
- 公開日
- 2025/03/04
- 更新日
- 2025/03/04
日々のできごと
今日は人権学習に関わることが2つ。
まず、5年生で人権学習の研究授業がありました。「伝える力をパワーアップしよう」というテーマで、アサーションと呼ばれるコミュニケーションについて実践的に学びました。アサーションとは「自分も相手も大切にしようとする自己表現で、自分の意見や気持ちを率直に、その場にふさわしい方法で述べること」です。今日は「Iメッセージ」と「Youメッセージ」を比較しながら、グループごとにロールプレイを通して学ぶという授業でした。
これは我々大人も普段から活用できる話で、例えば「~することはよくない」ということを相手に伝えるのに、直接的に「(あなたは)こんなことすべきじゃない」と伝えると、場合によっては相手は自分が否定されたと受け取り、自分を守るために感情的に反論してくることにつながるなど、本来伝えたかったこともうまく伝わらないということになってしまうことがある。そこで同じ内容でも「こんなことをされると(私は)悲しい」と主語をIにして伝えることで、相手の心に届く、自分の思いも届けられる、という「アサーティブ」な状況になるというものです。
子どもたちはロールプレイをしながら、コミュニケーションの方法についていろいろと考えることができました。もちろん1回学んだだけで分かる、身につく話ではないので、我々大人も含めて、普段の生活の中で「気づく」ためのきっかけになったかなと思います。
さて、4年生は1月22日に、大阪府の人権擁護委員の方を招いて、いじめをテーマとした人権学習を行いました。また、「人権の花」として、2学期からパンジーやビオラをはじめとした草花を育てています。そんな実践に対しての表彰を本日、4年生の各クラスの代表を招いて行いました。「人KENまもる君」と「人KENあゆみちゃん」というキャラクターの人形もいただきました。(実はこのキャラクター、アンパンマンのやなせたかしさんのデザインなのです)
ということで、人権の花もきれいに咲いています。花は笑顔の象徴ですからね。みんなが笑顔になりますように。
校長 柏
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卒業式の準備を心を込めて
- 公開日
- 2025/03/03
- 更新日
- 2025/03/03
日々のできごと
今朝は久しぶりの雨。それもと登校時刻を狙ったかのように、春の嵐を思わせる大雨。突風で傘がひっくり返って壊れてしまった子もちらほら。6年生があいさつ運動のために出てきてくれましたが、「今日はさすがにいいですよ」とこちらからあいさつ運動の中止をお願いしました。私も、傘があるにも関わらずズボンのすそがびしょぬれになりましたから、中止でよかったと思います。まあ出てきてくれる気持ちだけで十分うれしいことでした。
久しぶりの雨で運動場が使えないからか、休み時間に校長室に遊びにくる子たちもいつもより多め。こぞってけん玉に興じていました。
さて、3月に入り、いよいよ卒業式の準備が始まりました。音楽室に行くと、6年生がピアノの周りに集まって歌の練習をしています。数週間前に見たときよりも、心なしか歌声も高まってきた感じがしました。
1年生の教室では、卒業式と入学式のときに体育館の壁に飾るレリーフづくりをしていました。ポーズをとった人の形をもとに、クレヨンで絵を描いています。クレヨンで細い線を描くのは難しいのですが、けっこう上手に描いていてびっくりしました。
昼休みには5年生と教職員が集まって、体育館のセッティングをしました。シートを敷いて、ひな壇を出し、いすを並べます。シートやひな壇なんかはかなり重いのですが、5年生は次の最高学年らしく、頼もしく、きびきびと仕事をしてくれました。
会場設営ができると、一気に卒業の日が近くなった気がしました。6年生の門出を祝うために、みんなで心を込めて準備をしています。
校長 柏