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石 小 日 記

5年 稲刈り

公開日
2025/09/16
更新日
2025/09/16

日々のできごと

 地域の田んぼをお借りして、毎年5年生は米作りを行っています。

 今日はいよいよ稲刈り。しかし、9月半ばのはずなのに、とんでもない猛暑で。


 今どきの稲刈りは機械を使うことが当たり前ですが、あえて鎌を使って、子どもたちは昔ながらの稲刈りを体験しました。

 ずっと中腰の姿勢になるので、いくら元気いっぱいの子どもたちであっても、なかなか腰に来ます。時々背中を反りながら、みんなで交代交代で、慣れない鎌を使って、稲を刈り取っていきます。

 6~8株くらいをひとまとめにして束にするのですが、よく見ると、運ぶ途中にせっかく刈った稲が意外とたくさん落ちています。私が集めただけでも、お茶碗何杯分のお米になるのかなというくらいでした。ふと思い出したのが、有名なミレーの『落穂ひろい』という名画。収穫のときに落としてしまった穂は拾わずに、貧しい人々のために残しておく、という旧約聖書をもとにした慣習を描いているそうですが、こういう感じだったのかなと思いました(もったいないので、私を含め何人かは『落穂ひろい』に励みました)。


 それにしても、とにかく暑い!収穫の秋ならぬ、収穫の猛暑という感じの稲刈りでした。


 収穫した稲は2週間ほど干して(稲架掛け:はさかけ)、そのあと脱穀、精米をして、みんなで調理実習をします。コメ不足の昨今に、なんと贅沢なことに、おいしい新米でつくったおにぎりをいただく。今からとても楽しみです。


 校長 柏