【職員室の窓から】臨海学舎
- 公開日
- 2024/07/27
- 更新日
- 2024/07/27
職員室の窓から
昨日で、6年生の宿泊行事の臨海学舎が終了しました。臨海学舎は子どもたちにとっては、楽しみもあり、不安もある行事です。行く前は、ドキドキする。という子も多くいます。
心配することがない状態を安心といいます。人には、安心できる場所が必要です。ただ、生きていく中では、不安を感じることが常に付きまといます。年齢を重ねるにつれ、不安を感じることも増えていきます。将来に、心身共に元気に生きていけるように、小学校から不安との付き合い方を学んでいくことがとても大切だと思います。
そう考えると、臨海学舎はとても大切な行事です。子どもたちは、様々な不安と葛藤しながら臨海学舎当日をむかえます。5mしか泳げなかった子が、プールで300m泳げるようになっても、海で泳ぐのは怖さが付きまといます。
石橋小学校の教員31名と、看護師1名、ライフセーバー6名、船1艘、指導主事1名、総勢40名で子どもたちの安全を見守ります。葛藤しながらも、子どもたちは目の前の困難に果敢に挑戦し、それを乗り越えていきます。遠泳のゴールをした時に、涙を流している子もいました。その姿を見て、涙を流す教員もたくさんいました。
子どもたちは、目の前の困難に周りの人たちのサポートをえながら、乗り越えていきます。その体験が、困難に打ち勝つ強い心を育みます。
子どもたちの「目標に向けて、仲間と協力し、困難を乗り越えていこうとする姿」があふれる学校が、たくましい人を育てていくのだと感じました。
教頭 河合