叱る時こそ伸ばすチャンス その6
- 公開日
- 2020/12/08
- 更新日
- 2020/12/08
日々のできごと
【得意科目に注目!!】
子どもが学校から「あゆみ」を持って帰る日、おうちの方々は、どんな言葉をかけられているのでしょうか。
「体育や図工が5でも、算数が3ではね。」というような言葉をかけられることはないでしょうか。これとは逆で、「算数が5でも、体育が3ではね。」でも同じことです。子どもの得意科目より、不得意科目に目を向け、不得意科目を叱っていることになります。こんな言い方をされてしまっては、得意科目までよく思われていないことになってしまいます。体育や図工のような芸能教科よりも、国語や算数を重視するのも問題がありますが、このような言い方では、基本的にほめているのではなく、叱っていることになってしまうのです。
不得意科目ばかりに注目し、それを頑張るように強制してしまうと、ますます劣等感を持ち、得意科目まで自信を失ってしまう恐れすらあります。不得意科目を克服して欲しいと願うなら、得意科目をさらに得意にさせることがポイントだと考えます。一つものに対する自信は、その他のもの全般に好影響を与えていきます。私はそれが科目ではなく、「けん玉」でもいいと思っています。何かに自信を持っていくことが重要なのです。
12月25日に「あゆみ」を持って帰ったら、高評価を受けたところだけに注目して、誉め言葉のシャワーを浴びせるようにしてみてはいかがでしょうか。