叱る時こそ伸ばすチャンス その9
- 公開日
- 2022/05/24
- 更新日
- 2022/05/24
日々のできごと
今日は児童集会がありました。先週の音楽集会で歌声を聞いて感激した私は、子どもたちと「ドラえもん」の歌を歌いました。手拍子もしてくれました。踊りながら歌ってくれた人もいたようです。うれしく思います。企画委員からは、緑の羽根募金のお礼の言葉が伝えられました。
さて、1年ぶりに、このコーナーを掲載します。当初、その10までと思っていたので、そろそろ終わりにいたしますが、子育ては、人のつながりの中でよりよいものになっていくものと思っています。そして、学校と家庭が同じベクトル(方向と強さ)で子育てしていくことが、よりよい成長を促すものと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
【催促より締切を…】
子どもが嫌うお母さんの言葉に、「勉強しなさい。」と並んで、「サッサとしなさい。」があります。つい、言ってしまいますよね。たしかに後片付けは、生活習慣としてしつけたいと親が思うことです。でも、夢中になっているときなど、なかなか言うことをききません。結局、親が自分でしてしまったり、横で手伝ったりしてしまうことがよくあるのではないでしょうか。
お母さんが手伝っていると、「片付けをしなくても、最後にはお母さんがやってくれるから。」と思うようになります。「サッサとしなさい。」という催促や小言も、だんだん慣れっこになってしまって、効果はどんどん下がっていきます。さらには、小言に「グズ」などの言葉も足されたりすると、ますます子どもは反発しか残らなくなります。
子どもが片付けを上手にできないのは、状況や時間、量などに対する見通しが持てないからです。ある意味、夢中になってしたいことが多い子どもにとって、それは当たり前のことなのです。では、どうすればいいのでしょうか。大人の物差しで見ないようにしながら、「この片付けが終わったら、おやつにしましょう。」と、時間的な目標を与えるようにします。
「締め切り効果」と言われるものです。時間的な区切りを目標にすることで、人は作業への意欲が高まると言われています。集中力も高まります。おやつが最も分かりやすい目標ですが、時間がかかっても、片付けができたときには、しっかりとほめることを忘れてはいけませんね。子どもに達成感を味わわせるのです。こういう達成の積み重ねが、言われなくても、上手に片づけができるようになるもとになります。せかしても、できるようにはなりません。おうちのお手伝いも同じですね。宿題などの勉強も同じです。一度お試しください。