通学路の安全のために
- 公開日
- 2024/12/11
- 更新日
- 2024/12/11
日々のできごと
先日、3年生の社会科の授業を見せてもらいました。それは通学路の安全について考える授業で、校区の国道171号線と176号線が高架で交わるあたりを元に意見交流をしていました。
確かにあのあたりは道路が斜めに交わっており、教育委員会が配布した「ヒヤリハット」の箇所にも挙げられています。
6年前、池田市教育委員会に勤めていたころ、私は「通学路」担当でした。その年は特に、5年に1度回ってくる、いしばし学園(石橋小学校と石橋南小学校)の校区について対応する年だったので、当時の教頭先生と一緒に、PTAから出された意見をもとに、校区の危険箇所の確認をし、それらを「通学路安全推進委員会」を通して、それぞれの管轄に対応をお願いする、ということをしていました。
つまり、国道は大阪国道事務所へ、府道は府池田土木事務所、市道は池田市交通道路課、それから信号などは池田警察、という感じで、それぞれの管轄に状況を知ってもらい、対応をお願いする。それが私の仕事のひとつでした。
今日は、3年3組で、その当時の本物の資料をもとに、「こんなふうにして、いろいろな人が、通学路の安全を考えているんだよ」という授業をさせてもらいました。
この春石橋小学校に戻ってきて、とても嬉しかったことがありました。それが上の写真の下2枚の部分で、これは天神の、アゼリアホールの近くの道なのですが、当時「水路に柵がなくて危険だから対応してほしい」という要望を出していました。今後対応していくという答えをもらっていましたが、私自身も翌年異動になりましたので、その後どうなったのかまでは知りませんでした。で、この春、久しぶりにその道を通ると、なんと立派な柵ができているではありませんか!
というエピソードを、わかりやすいひとつの例として、子どもたちに話しました。
住んでいる人の意見に耳を傾け、通学路をはじめ、生活環境を整えていく。これぞ行政の役割という感じです。
一方、本校校区は特に道が細く、また近くに中学や高校もあるので、朝の登校時間は本当に大変な状況です。子どもたちの安全は、校区の「安全見守り隊」の方々に支えられていると言っても過言ではありません。
そんなふうに、いろいろな大人が、みんなの安全を守っているんだよ、ということが伝わっていたらいいなと思っています。
※以下は、池田市作成の「池田市ヒヤリハット体験マップ」です。市内の5年生と保護者の意見を反映させたものとのこと。もしよければご参照ください。
https://2024.hiyari-result.com/ikeda/index.html
校長 柏