おはようございます。

　この前校長先生は、「成功の反対は何でしょう」というお話をしました。それは「失敗」ではなく、「チャレンジしないことだ」というお話でした。

　覚えていますか。

　そこでもうすぐハーフマラソンに出るから、練習をしているのだというお話をしましたが、この日曜日がその大会でしたので、せっかくですから報告をしたいと思います。

　フルマラソンの半分、21.0975kmを、1時間54分で無事に走り切りました。

　ところで、みなさんが日々勉強をしているように、先生たちもより良い授業を目指して勉強をしています。

　この前、2年生の図工の授業を先生たちみんなで見て、大学の先生をお招きしていろいろと学びました。

　そこで話になったのは、「図工で、出来上がった作品だけを見て『上手にかけたね』などと声をかけてしまうことがよくあるけれど、それはあまり良くない」というお話でした。

「その子が、どのように感じてその絵を描いたのか。その途中のことがとても大切なのですよ」ということで、校長先生もほんとにそうだなあと思いました。

　難しい言葉で言うと、結果だけでなく、その途中である過程こそがむしろ大切だということです。

　今回のハーフマラソンは、記録だけで言うとおそらく真ん中くらいの結果です。

　でも、例えば、校長先生は2年ちょっと前に大きな病気をして大変だったというお話を前にしましたが、救急車で運ばれ、手術をし、一時は100メートル歩くのもやっと、という時がありました。もう走るなんて無理かもと思っていました。

　しかし、病気になって1年後に少しずつ歩くことから練習を再開し、5キロ、10キロ歩けるようになり、やがてゆっくりなら走れるようになり、だんだんと昔のようなペースで走れるようになってきました。

　それがあっての、今回のハーフマラソン完走。1時間54分24秒、1kmあたり5分20秒という記録です。

　先生より速い人はたくさんいますが、これは先生自身にとっても、家族にとっても、とても大きなことでした。確かに、結果だけでなく、過程が大切だと、本当にそう思います。

　というわけで、54歳の先生も、これからもチャレンジを続けます。そして、いつかもう一度でいいから、フルマラソンを走れたらと思っています。

　ぜひ皆さんも、いろいろなものにチャレンジしてくださいね。