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校舎と虹2

石 小 日 記

子どもたちの日々のようすをお伝えしています

  • 晩ご飯とおみやげ、そして満天の星空

    公開日
    2025/06/18
    更新日
    2025/06/18

    日々のできごと

      休暇村帝釈峡には予定より少し遅れて到着。

     夕食はビュッフェ方式で、子どもたちはとても楽しみにしていました。


     いただきますをしたら、各自好きなものを好きなだけ取りに行くのですが、普段「好き嫌いなく食べなさい」とか、「栄養のバランスを考えて食べなさい」と言われているであろう子たちが、「どうぞお好きに召し上がれ!」と言われるのですから、もう食欲全開!という感じでした。


     食べているところを見て回ると、ポテト山盛りに枝豆とか、唐揚げと焼きそば大盛りとか、これまた夜の石橋駅界隈?という感じのチョイスをしている子があちこち。飲み物はメロンソーダ、それからデザートはアイスとケーキ。子どもパラダイスです。まあたまにはこういうのもいいでしょう。


     食事のあとは、入浴とおみやげタイム。これもまた楽しそうでした。「いろいろ買って、あまりは40円でした!」と言っている買い物上手な子もいました。


     9時過ぎからは、宿の裏に移動して、星空観察。私が解説役でしたが、文字通り降るような星空でした。

     北斗七星、そしてアークトゥルス、スピカと並ぶ「春の大曲線」、それからデネボラを加えた「春の大三角」もくっきりと見えました。

     アークトゥルス、火星、それからさそり座のアンタレスと、赤い星も3つ観察できました。流れ星!と言っている子もいました。人工衛星もいくつか見えました。

     星の解説役をこれまで何度もしてきましたが、過去最高の星空。眺めていると不安になるほどの星空でした。ラッキーな子どもたちです。


     その後、実行委員会議、班長会議を終えて就寝。朝早かったし、ちゃんと寝てくれるかな。


     校長 柏

  • 【修学旅行】被爆体験講話、それからモニュメントめぐり

    公開日
    2025/06/18
    更新日
    2025/06/18

    日々のできごと

     資料館見学のあとは、被爆体験講話を聞きました。

     これまで何度も被爆者の方のお話を聞いてきましたが、戦後80年が経ち、被爆当時10歳だった方でも今年90歳。さすがに被爆体験者から直接お話を伺うことが簡単ではない時代となってきました。そして本校では、今回初めて「被爆伝承者」の方からお話を聞くことになりました。


     伝承者のBさんは、被爆者の「寺本貴司」さんからお聞きした話を元に、さまざまな資料も使いながら、分かりやすくお話をしてくださいました。

     子どもたちもきちんとお話を聞き、「胸が一杯になった」とか「聞いた話を次は私が誰かに伝えたいと思う」など、ふりかえりと感想をきちんと言うことができました。


     未来をつくる子どもたちの胸に、寺本さん、そしてBさんの思いが深く刻まれたことと思います。


     その後、班ごとに平和公園のモニュメントめぐりをしました。私が行動を共にした班は、追悼記念館に入ったり、平和の鐘を鳴らしたりしたあと、5年生の国語で学んだ『たずねびと』に出てくる「原爆供養塔(土まんじゅう)」を訪れました。もちろん納骨名簿から「楠木アヤ」さんの名前を見つけるためです。そして「あった!」の声が。物語が一気に現実とつながった瞬間でした。


     「原爆で14万人が亡くなりました」そんなふうに数字だけで考えるのではなく、一人ひとりにはそれぞれの名前があり、家族があり、ささやかな生きる喜びがありました。それを奪った戦争というもの、原爆というものについて、子どもたちは子どもたちなりに考えることができたと思います。


     16時過ぎにバスは広島を発ち、帝釈峡へ向かって出発しました。映画を楽しんでいる子もいれば、今朝は早かったので、うとうとしている子もいます。(今は静かですが、あんまり寝てしまっても夜寝られなくなるので悩ましいところ)


     校長 柏

     

  • プール日和!!

    公開日
    2025/06/18
    更新日
    2025/06/18

    もうひとつのまなざし

     6年生が修学旅行に出発したので、今朝は5年生や4年生が班長として、低学年の登校をしっかりとサポートしていました。きっと、これまでの6年生の姿をたくさん見ていたのでしょう。最高学年の6年生がいなくても、いつもと変わらずきちんと集団登校ができていて、高学年としての頼もしさが感じられる朝のスタートとなりました。

     

     今日は、絶好のプール日和!今週に入って、夏がいきなりきたような暑さが続いています。先週は、「寒い!」「地獄やー!」と言っていた子どもたちも、今日は「気持ちいい!」「最高!」と笑顔いっぱい!プールサイドはさらに気温が高くなるので、休憩や水分補給をしながら学習を進めています。

     2年生は、水の中を走ったり、顔をつけながら歩いたりして、少しずつ水に慣れる活動を楽しみ、最後は「けのび」に挑戦しました。

     3年生は、バディでばた足のうごきを確認し合ったり、アドバイスをし合ったりする姿も…。そのあと、「けのび」から「ばた足」でプールのはしまで泳ぐことにも挑戦しました。

     どの学年の子どもたちも、水の中でのびのびと体を動かし、元気いっぱいの声がプールに響いていました。


     6年生がいない学校は、少しさみしいですが、あじさいの花もにっこり咲いていて、石橋小学校は今日もにぎやかです!


    教頭 濵口

  • 【修学旅行】平和記念資料館見学

    公開日
    2025/06/18
    更新日
    2025/06/18

    日々のできごと

     昼食のあと、慰霊碑の前で集合写真を撮り、平和記念資料館へ。


     私は6年生を担任することが多かったので、恐らく10数回資料館には来ていますが、数年前に大規模改修されてから、ずいぶん展示の雰囲気が変わった気がしています。

     以前の展示と比べると、「人」や「家族」に焦点を当てた展示方法になっていると感じました。ボロボロになった遺物ひとつひとつに、それぞれの人生があり、生きる喜びがあったはずで、それを奪った原爆への憤りを強く感じました。

     間違えてはいけないのは、戦争だからといって何をしてもいい訳ではなく、民間人を無差別に殺傷した原爆は、その存在そのものが、戦時国際法違反であることです。日本人としてその事を忘れてはならないと改めて思いました。


     暗いトンネルのような展示室を抜けると、平和公園の明るい景色が一気に広がります。いつ来てもそのギャップに戸惑わずにはいられません。

     明日はここに天皇陛下が来られるということで、慰霊碑の前にはテントが張られています。混沌とした世界情勢の中、平和への祈りが静かに捧げられるのでしょう。


     子どもたちの未来が明るい、平和なものとなりますように。


    校長 柏

     

  • 【修学旅行】広島に到着

    公開日
    2025/06/18
    更新日
    2025/06/18

    日々のできごと

     時間通りに広島に到着。暑すぎるくらいの晴天。


     さっそく原爆の子の像に移動し、平和のセレモニーを持ちました。誓いの言葉、そして「折り鶴」を歌い、みんなで折った千羽鶴を捧げました。

    その後爆心地、そして原爆ドーム、平和の灯、原爆慰霊碑を回って、これから昼食(広島のお好み焼き!)です。


    校長 柏

  • 【修学旅行】龍野西SA

    公開日
    2025/06/18
    更新日
    2025/06/18

    日々のできごと

     最初の休憩場所、龍野西SA。

     私は2号車に乗ってますが、子どもたちはごきげんに歌いまくっています。夜8時過ぎの石橋駅界隈みたいな感じです。

     時計を見ると、まだ7時台やん!それも朝の!みたいな感じで。


     空は曇り空。去年はこの先岡山を抜けるまでが渋滞ポイントでした。スムーズに行きたいものです。


     校長 柏

  • 【修学旅行】出発しました

    公開日
    2025/06/18
    更新日
    2025/06/18

    日々のできごと

     おはようございます。

     修学旅行の朝です。朝6時にアゼリアホールに集合でしたが、すでになかなかの暑さです。

     例年秋実施の修学旅行ですが、今年は梅雨時の実施で、雨模様を心配していましたが、天気予報を見る限り大丈夫そうです。

     

     この学年はいつもごきげんさんな雰囲気ですが、バスの中はいつもにも増してテンション高めです。今日から2日間、仲間と協力してしっかり学び、元気に活動してほしいと思います。


     写真は出発式のようす。四つ葉のクローバーは見送りに来られた方が下さったもの。子どもたちの2日間が、安全で思い出深いものとなりますように。


    校長 柏


  • 5年 研究授業(社会科) さまざまな土地の暮らし(沖縄)

    公開日
    2025/06/17
    更新日
    2025/06/17

    情報の時間

     本日は5年生社会科の研究授業がありました。本校情報部会の研究授業です。


     本日のテーマは、沖縄のこれからの発展について。特に今話題となっている「ジャングリア沖縄」という大型テーマパークの開発によって、沖縄の何がどう変わろうとしているのか、地元の方々の願いは何なのか、特にこの事業を率いている森岡毅氏が何を見つめ、どんなことに取り組もうとしているのかを知り、そのことから考えを深めるという授業でした。


     まず「クラゲチャート」を使って、森岡氏がなぜ沖縄北部に注目しているのかを考えました。それから、座標軸を使って、今後、沖縄が「歴史・文化」「自然」のどちらを大切にしていくべきなのか、意見交流をしました。

     子どもたちは、前時までに学んできたことや、今回示された資料を基に、積極的に意見を交流することができました。


     授業後の研究会は、大阪市立本田小学校より佐野陽平先生をお迎えして、子どもの思考を深めるための思考ツールの活用の仕方や、その思考の流れが分かるさまざまな板書(デジタル・アナログの両面で)の例などを見せていただきながら、子どもたち自身が思考を深める授業づくりについて学びを深めました。大変勉強になりました。

     研究会の最後に、佐野先生から「今日学んだことから、明日の授業に生かせるポイントを、それぞれ一つ挙げてください」と言われました。小さなこと、明日にもできることから少しずつ積み重ねて、より良い授業づくりを進めていこうと、授業者以外の先生方も決意を新たにしました。


     校長 柏

  • 台湾との交流を振り返って

    公開日
    2025/06/17
    更新日
    2025/06/17

    日々のできごと

     6年生は明日から修学旅行です。ここで「リアルタイム報告」をいたしますので、ぜひこまめにご覧下さい。


     さて、先週の台湾の小学生との交流について、毎週火曜日にある児童集会でいろいろと話そうかなと思い、原稿を用意していましたが、よく考えたら今日は児童集会が予定されていませんでした。せっかくなので、以下に原稿を掲載します。台湾と日本の関係について、意外と大人も知らないことが多いので、半分は先生方に向けて語るつもりで用意していました。


     おはようございます。

     明日から2日間、6年生は広島に修学旅行に行きます。80年前に人類史上初めて原子爆弾が投下された広島で、平和についてしっかりと考えてきたいと思います。

     ところで、先週の台湾の小学校との交流、改めて素晴らしかったと感じています。お互いの吹奏楽の演奏で、たとえ言葉が分からなくても、人と人とはつながることができるのだと感じました。台湾の先生方からも、石橋小学校の子どもたちが笑顔で迎えてくれたこと、吹奏楽部の演奏が素晴らしかったことなど、たくさんお褒めの言葉をいただきました。


     実は日本と台湾にはいろいろと歴史があります。

    ・1895年、日清戦争での日本の勝利により、清(今の中国)から割譲された。

    ・1945年、太平洋戦争の日本の敗戦により、日本から「中華民国」に編入された。

     つまり、戦争がきっかけではありますが、50年もの長い間、台湾は日本の一部だったわけです。そのため、今でも、おじいちゃん、おばあちゃんの世代は、日本語が話せる人がたくさんいるそうです。

     日本が植民地として支配していましたので、日本が台湾の人たちに大変な思いをさせていたこともありますが、一方で、学校を作ったり、道路や橋を作ったり、病院を作ったり、台湾の発展のために日本が頑張ったこともたくさんあります。特に、八田與一(はった よいち)という人が進めたダムの建設は有名で、1930年に10年かかって完成した、当時東洋一と言われた烏山頭ダム(うさんとうダム)は、別名「八田ダム」と呼ばれ、水不足や洪水を防ぎ、またダムの水のおかげで農作物もたくさん採れるようになるなど、台湾の人々の生活を守り、また台湾の発展の役に立ちました。残念ながら日本ではあまり知られていませんが、八田與一さんは今でも台湾で、とても尊敬されているとのことです。


     台湾も日本も地震の多い国です。阪神大震災のときも、東日本大震災のときも、台湾は大きな支援をしてくれました。一方、台湾で地震が起きたときには、日本もできる限りの支援をするなど、お互いに助け合っています。

     2011年の東日本大震災のあと、こんなエピソードがありました。ある人が台湾製のパソコンを修理しようと中を開けたところ、部品に「GOD BLESS JAPAN」と印字してあったそうです。日本語にすると「日本に神様の祝福がありますように」ということです。普通、見ることのない部品に、復興への祈りの言葉が書いてあった、というのは、本当に素敵な話だと思っています。


     台湾を旅行したことのある人は、みんな「台湾の人は親切だった」「日本のことを大事に思ってくれている人がたくさんいた」と言います。それを聞くたびに、ありがたいことだなあと思っています。

     今回、そんな台湾の子どもたちと交流ができた、ということは、本当にすばらしいことです。石小の子たちには、ぜひこの機会に台湾に興味を持ってほしい、そしてこれからの台湾と日本の友情の輪を広げてほしい、心からそう願っています。


     校長 柏

  • 【5年米づくり】陸稲(おかぼ)栽培に挑戦、3年 道徳 研究授業、それからサプライズお別れ会

    公開日
    2025/06/16
    更新日
    2025/06/16

    日々のできごと

     ご存じの通り、5年生は今年も米作りに取り組んでいます。今回は番外編。


     先日A先生から、「この前の田植えのときに苗が余ってたけど、それを分けてもらって、プランターでバケツ稲みたいにしたらどうかな」という相談がありました。早速田んぼの持ち主のTさんに相談すると、ほどなく、けっこうたくさんの苗が学校に届けられました。


     想定していたよりもいただいた苗の量が多かったので、それならば、と今回チャレンジすることにしたのが、米の陸稲(おかぼ)栽培です。

     水田ではなく、畑で稲を栽培することを陸稲栽培というそうです。アメリカのカリフォルニア米などは、基本陸稲栽培なんだそうです。収穫量は落ちてしまうけれど、ある意味効率の良い栽培方法なのでしょう。ということで、本日、Tさんのご指導を仰ぎつつ、学習園にて陸稲栽培チャレンジがスタート!さて、どうなるでしょうか。


     さらに余った苗は、欲しい子が持ち帰っているそうです。ご家庭でバケツ稲などにチャレンジしていただけたらと思います。

     1枚目の写真の一番下の右側は、家の家庭菜園で採れたナスをわざわざ持ってきてくれた男の子。

     片手には分けてもらった苗の束。それから、夏の到来を告げるナス。せっかくなので、おいしくいただきますね。


     2枚目の写真は、3年生の道徳の研究授業。「あと、ひと言」という教材。友達に危ない遊びに誘われて、自分は断ったけれど、止めるまではできなかった。その後、その誘ってきた子たちがけがをしてしまう、というお話。子どもたちには身近なテーマですし、これは大人が読んでも思うところはあるかな。断るだけでも難しい、ましてや注意する、やめさせるというのはなんとも。3年生の子どもたちは素直に意見を出し合い、しっかりと考えることができていました。注意する勇気も必要だし、注意されたときに素直に聞く、というのも大切だと感じました。


     3枚目の写真は、6年生による、明日から産休に入る支援学級担任の先生へのサプライズお別れ会。私もたまたま足を運んだのですが、子どもたちの発案で準備していたとのこと。先生も涙、涙。いのちが生まれるということがどれほどの喜びなのか、子どもたちも実感できたかな。なんとも幸せで、あたたかいひとときでした。


     校長 柏