始業式、着任式から一日が始まりました。１年生から３年生まで、全学年初めて揃ってのスタートとなります。そして、校長として着任して初めての全校生徒との出会いとなりました。

　驚いたのは子どもたちの姿です。２、３年生は今朝、新しいクラス発表があり若干興奮状態での体育館への集合でしたが、整列、集合とほぼ、子どもたち同士の声掛けで進んでいきます。「早く並べ！」「静かにしなさい！」という教師の声掛け（指導？）はありません。式自体も生徒会の進行で進んでいきます。始業式では校長講話も少々させていただきましたが、みんな顔をあげてしっかりと聞いていました。

　本校の生徒について、自由を与えられすぎているのではないか、服装も整っておらずきちんとしていないのではないか…、と心配される声を耳にすることもあるのですが、今日の様子を見る限り、一般的な中学生よりよっぽど「きちんと」自分で考えて行動できているなぁという印象です。

　また、ガチガチに緊張して壇上に上がる新米校長に対し、温かい拍手を送ってくれるみんなの優しさにも感動しました。

　いよいよ、自律・尊重・創造を合言葉に学校づくりのスタートです。