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石 小 日 記

5年生 代かき 〜遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん〜

公開日
2024/05/24
更新日
2024/05/25

日々のできごと

 先日の田おこしに続いて、5年生は「代かき」の体験をしました。

「代かき」とは、田おこしが完了した田んぼに水を張って、土をさらに細かく砕き、丁寧にかき混ぜて、土の表面を平らにする作業です。代かきをすることによって、田んぼが平らになり、稲が育ちやすくなるということのほか、田んぼの水もれを防いだり、雑草の生育を防いだり、肥料をムラなく混ぜ込んだりするなど、とても大切な作業です。

 昔は馬や牛を使ったり、あるいは子どもたちが泥遊びをすることによって行っていたそうですが、今は機械でするのが当たり前になっています。

 というわけで、石小の子どもたち、泥の中へ入るはじめの一歩は躊躇していた子もたくさんいましたが、泥の冷たさにも、足がぐっと沈み込む感触にも慣れてくると、もう子どもらしさ大爆発!全身泥だらけになって、「代かき」の作業に没頭している子が続出しました。

 全力で泥遊びに興じる子どもたちを見ながら、「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん」という平安時代に書かれた歌を思い出しましたよ。

 改めて、昔の人の知恵はすごいですね。この代かきがないと、田んぼに水を張ってもすぐに水が抜けていくし、稲の生育も不十分なものになります。日本はもともと「米本位制」の国で、江戸時代には大名のランクも、「加賀百万石」のように、米のとれ高で決まっていたのです。つまり、米作りはこの国の基盤のはずですが、私自身も含め、米づくりとは縁遠い生活をしている人が大多数を占めるようになりました。そう思うと、5年生で行う米づくり体験は、非常に重要なものだと感じます。

 学校に戻ると、プールに直行!プール掃除前のシャワーで全身を洗っていました。
 子どもたちの歓声。照り返す水しぶき。夏はもうすぐです。

 3枚目の写真は、20分休みの、選抜選手によるリレーの練習、それから3年生の団体演技のようすです。運動会まであと1週間です。

 校長 柏

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