小惑星リュウグウ
- 公開日
- 2020/12/09
- 更新日
- 2020/12/09
日々のできごと
探査機「はやぶさ2」のニュースは、人々に「夢」を与えるような素晴らしいニュースですね。
小惑星リュウグウの試料が入ったとみられるカプセルを地球に無事帰還させたことを受けて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、関係者の喜びが広がりました。「ただいま。はやぶさ2は帰ってきました。6年の運転を終え、玉手箱を降ろすことができました。」
6年という歳月も驚きですが、「玉手箱」という表現が、この話題にぴったりと はまりました。
責任者のプロジェクトマネージャーさんは、会見の第一声で、「こんなにうれしい気持ちになるとは、想像もしていませんでした。採点するなら100点満点で1万点です。」「ネットなどを通じた多くの方の応援が本当に大きな力になりました。」と語りました。
自己採点をする時に、「100点満点で10000点です。」という答えはなかなかできません。それだけのことだったのでしょうね。普通なら、良くて、80点とか90点と言うのではないでしょうか。これから、真似をする人が出そうですね。また、「初代で学んだことを全てつぎ込んだおかげで、初代が開いた扉をくぐり抜けることができました。」と、初代のはやぶさの功績を讃える発言もいいなあと思いました。
小惑星リュウグウは、約46億年前に太陽系が誕生した頃、惑星に成長できなかった小天体の残骸で、生命をつくる材料である有機物や水を多く含むと考えられています。有機物はガスを発生させるために、生命の成り立ちの解明につながる有機物が採取できた可能性も高まっているそうです。
試料分析で解明を目指すのは主に、「太陽系の起源」と「地球の海や生命の材料」の二つだそうです。小惑星は地球のようにドロドロと溶けて高温になった過去がなく、太陽系誕生当時の情報を失わずにとどめているとされています。そのため、小惑星は「太陽系の化石」と呼ばれています。
今回の試料分析から、どんなことが分かってくるのか、わくわくする夢のようなニュースです。石小の子どもたちも、夢に向かって、ゆっくりと大きくなっていって欲しいと願います。
今日も、子どもたちは落ち着いて学習に取り組んでいました。休み時間には、大網の練習をするクラスもありました。