【5年米作り】代かき あるいは「戯れせんとや生まれけん」
- 公開日
- 2025/05/16
- 更新日
- 2025/05/16
日々のできごと
5年生の米作り、本日は「代かき」を行いました。水を張った田んぼの土をかき混ぜ、また踏みしめます。それによって、田んぼの水漏れを防いだり、病気や害虫の発生を防いだり、土と水と肥料を均等にかき混ぜることで収穫量の増加につながったりするという大切な作業です。今は機械で行われることが多いのですが、今日は昔ながらの手作業、それも子どもたちが全力で泥遊びに興じるという形で行いました。
どんなことでも、最初の一歩を踏み出すのには少し勇気がいります。くるぶしまで沈み込むような泥の中に入るのはほとんどの子にとって初めてのことで、男子も女子も最初はわーわー言っていましたが、しりもちをついてしまった子が出たころから、一気に石小っ子らしさが爆発!という感じで、全力泥遊びがスタート!平穏に暮らしていたカエルたちはびっくりしてあちこちで跳び回っています。
教師になりたてのO先生は、子どもたちの集中攻撃にあい、全身泥だらけ!「民間企業に勤めた同期はこんなことしてないですよね~」と笑顔で。まあこれも教師の洗礼です。
作業を終えたあとは、簡単に泥を落とし、学校まで列になって帰り、そのままプールへ直行!まだ冷たいシャワーで全身を洗いました。
去年も同じことを書きましたが、梁塵秘抄の有名な歌「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん」を思わずにはいられませんでした。駅に近い住宅地育ちの子どもたちですが、子ども本来の姿に戻った感じでした。
校長 柏