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石 小 日 記

4年 百科事典を使ってみよう!

公開日
2025/05/28
更新日
2025/05/28

情報の時間

 今日の情報の時間は4年生。「百科事典を使ってみよう!」という学習でした。


 これまで思考ツールの使い方の学習を進めてきました。情報を比べる「ベン図」、情報を分類する「X,Y,Wチャート」など、情報をどのように整理するかということを主に学んできました。

 今日は、情報の集め方はいろいろあるけれど、ネットの時代だからこそ、むしろ「百科事典」をしっかりと使えるようになってほしいということから、本校情報担当と図書館司書の先生とで協力して授業づくりを進めました。


 まず、情報を集める技として子どもたちに意見を募ると、国語辞典や漢字辞典、インターネット、テレビ、本、新聞などが挙がりました。その中から今日は特に、百科事典と国語辞典の共通点と違いについてベン図を使って考えました。子どもたちもすっかりベン図の使い方に慣れていて、それぞれの特長を考えることができました。


 それから、本校の蔵書(+中学校から借りてきた)の「ポプラディア」について、司書の先生から説明を受けました。そして「ハテナシート」というワークシートを配布、それぞれ書かれている問題を調べていきます。この「ハテナシート」は、ポプラ社のホームページからダウンロードしたものですが、問題がなかなかウィットに富んでいて、子どもたちは楽しんで百科事典のページをめくっていました。


 たとえば

 〇なまはげは、なんと叫びながら家の中に入る?

 〇ゴジラは何と何を合わせて名付けられた?

 〇グンカンドリの雄は、求愛のときにどこをふくらませるか

 〇『おおきなかぶ』は、どこの国の民話?

 などなど、大人でも??と思うような質問が並んでいます。これなら子どもたちも、「前のめり」で調べようとしますね。


 確かにネットは便利。でもネットの情報は、果たしてそれが正しいのかどうか確証を持てません。Wikipediaであってもそうです。

 紙の百科事典はその点、編集の過程でファクトチェックが行われており、基本的に信頼に足る情報源です。ネットのなかった昔は百科事典が書斎に並んでいるのがひとつのステータスシンボルでした。教養のひとつの象徴だったわけです。


 実は一番おすすめの百科事典の使い方は、シンプルに、適当なページを開けて、興味の赴くままに読んでいくことなんですけどね。

 いずれにせよ、ネット化、電子化の時代ではありますが、調べ物をするときのツールとして、百科事典を自由に使いこなせるようになってほしいと思います。


ポプラディア ダウンロード素材 ハテナシート


 校長 柏