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校舎と虹2

石 小 日 記

石小横綱場所(1年 2年 6年)

公開日
2025/06/04
更新日
2025/06/04

日々のできごと

 本校中庭の土俵にて毎年開催される「石小 横綱場所」。本日は1年・2年・6年の決勝戦でした。


 残念ながら私は市役所にて月に一度の校長会がありましたので生観戦はできませんでしたが、教頭先生をはじめ、いろいろな先生から熱戦の様子を伺いました。

 1年生は入学して初めてのすもう大会、蹲踞(そんきょ)をはじめ、すもうの所作をきちんと身につけて、みんなよく頑張りました。2年生は、昨年度の経験を生かし、勝ち残ってきた子たちはいろいろと戦略を練ってきていたようです。土俵際の攻防もあり、大変見ごたえのある取組もあったとのこと。6年生にとっては最後のすもう大会。土俵際ぎりぎりの攻防や「かばい手」の判定で勝負が決まった取組もあり、最高学年にふさわしい熱戦が繰り広げられたそうです。


 どの学年も、体の大きい、小さいだけでは決まらない見どころのある勝負が続いたとのこと。姿勢を低く保ち、しっかりと押し合って、周りの応援も含め、決勝戦にふさわしい熱気だったと聞いています。ああ、見たかったなあ。


 残念ながら、負けてしまった子が涙を流しているのも、石小らしい風景だと思います。確かにそれぞれの学年の横綱を決めるまで勝負をしますが、すもうは勝てばいい、勝つことが最終目標というわけではありません。実際のところ、横綱以外は全員負けを経験するわけで、あえて負ける悔しさを子どもたちに経験させる、それを乗り越える強さを育む、そういう行事だとも言えます。(もちろん、勝った方も、対戦相手への心配りは必要で、子どもたちもそれを心得ていると思います)


 こうして文を書いている今も、中庭からすもうを取っている声が聞こえます。本校に土俵ができてから40年以上経ちますが、毎年毎年こういう風景が繰り返されていることは、実に石小らしい、本当に価値のあることだと思っています。


 校長 柏