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2年 おはなし飛行船(読書週間) 6年 臨海学舎に向けて
- 公開日
- 2025/06/23
- 更新日
- 2025/06/23
日々のできごと
6月20日(金)から27日(金)まで、本校の読書週間として「おはなし飛行船」のみなさまをお招きして、各学年で読み聞かせをしていただいています。
今日は2年生。ろうそくを灯して、本の世界に子どもたちを引き込んでいきます。「だいくとおにろく」や「三匹の子ブタ」などのお話を子どもたちは楽しんでいました。特に「3匹の子ブタ」は、一般的に日本で広まっている話ではなく、イギリスに伝わる元の話で、1・2匹目の子ブタはオオカミに食べられ、オオカミも3匹目の子ブタに食べられ……という結構衝撃的な展開で、子どもたちもびっくりしていました。「だいくとおにろく」は私自身が保育園児だったころに大好きだった絵本で、挿絵もふくめ、懐かしく思いました。好きな絵本のことはいつまでも覚えているものです。
図書館の壁には、図書委員のおすすめの本の掲示が。この機会にみんな本を好きになってくれたらと思います。
今日は午前中は大雨。雷も鳴り響き、一瞬停電もしました。以前住んでいたアマゾンの雨季を思い出しました(半年間、毎日そんな感じでした)。
午後からは雨もやみましたので、6年生は水泳の授業。
「6年の初めに5mも泳げなかった子が、臨海学舎では遠泳を泳ぎ切る、ということはよくあります。今泳げなくても大丈夫。頑張ってくださいね」
と担任の先生から。それはほんとで、毎年のように、そういう奇跡のような場面に立ち会うことができます。それはもう何とも言えないぐらい感動します。
今日は25m平泳ぎのタイム計測をしていました。のびやかに泳ぐ子もいれば、まだ足もあおり足、あるいは、最後まで泳ぎ切れなかったという子もいます。でも、全体的には、よく泳げている子が多かった印象です。ここから感動のゴールをめざして、みんな頑張ってほしいと思います。
校長 柏
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5年生 研究授業(算数) それから、いのちを守る授業
- 公開日
- 2025/06/20
- 更新日
- 2025/06/20
日々のできごと
本日は5年生算数の研究授業がありました。授業者は教師になって1年目のO先生。「形も大きさも同じ図形を調べよう」ということで、対角線1本で合同な三角形に分かれる四角形について考えました。
まず、正方形のピザの写真を提示し、「これをもう一人の先生と平等に分けて食べるにはどのように分けたらいいでしょうか?」と、子どもたちに投げかけました。折り紙をきちんと折るみたいに、対角線で切ったら、平等に分けられるのではないか、という意見が出て、それはその通り。では、これまでに学習した四角形の形だったら?ということで学習がスタートしました。
既習の四角形は、正方形、長方形、平行四辺形、ひし形、台形です。自由に切っていいこれらの図形の見本をたくさん用意し、子どもたちはそれらを使って対角線1本で図形を折ったり切ったりして確かめていきます。しかし対角線1本では、どうしても等しく分けることができない四角形があります。それはなぜなのか。意見交流をしながら、そのような感じで考えを深めていきました。先生も子どもたちもよく頑張っていました。
それから今日、5年生は、消防署から救急救命士の方々をお招きして、「いのちを守る授業(救急入門コース)」も行いました。
AEDの使い方や、胸部圧迫による心臓マッサージについて、一人ひとり練習用の道具を使って訓練を受けました。
家族や、あるいは通りすがりの人に対して、今回学んだことを生かす場面がいつ訪れるのかは分かりません。けれど、家族が突然倒れたときに、今回のような訓練を受けた子が、救急車が来るまで教えてもらった通りの胸部圧迫を継続したおかげで助かった、という話を聞いたことがあります。子どもたちは、とてもまじめにお話を聞き、一生懸命訓練に励んでいました。
校長 柏
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【修学旅行】出発しました
- 公開日
- 2025/06/19
- 更新日
- 2025/06/20
日々のできごと
14:40、少し遅れて帝釈峡を出発しました。
今年は梅雨時の修学旅行で天候が心配されましたが、終わってみれば、少し暑すぎかなというくらいで、満天の星空も見えましたし、むしろ天候に恵まれた修学旅行でした。
広島での平和学習、帝釈峡での自然体験共に、子どもたちの心にたくさんの思い出を刻んだ2日間だったと思います。
この学年は、コロナ対応で入学が遅れた学年です。最終学年では、こうしてみんなで顔をつき合わせながら、むしろ密になって、生き生きとした活動ができていることをとても嬉しく思います。ひと月後には臨海学舎が待っています。反省点はきちんとフィードバックしていきたいと思います。
まるでジブリの映画のワンシーンのような森を抜け、大阪に向けてバスは走ります。何人かの子どもたちは夢の中です。お土産話をぜひご家族みなさまで楽しみにお待ち下さい。
校長 柏
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【修学旅行】午後のアクティビティ
- 公開日
- 2025/06/19
- 更新日
- 2025/06/19
日々のできごと
午後からはグランドゴルフ、パターゴルフ、テニスに分かれてアクティビティを楽しみました。
日差しは6月にしては強めですが、手入れの行き届いた芝生の上に吹く風は爽やかで、どの種目も初めて、という子も多かったのですが、上手いとか下手とかはともかく、汗をかきかき、みんなで楽しみました。
いよいよ修学旅行のプログラムも終わりが見えてきました。このあと退舎式です。
校長 柏
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暑い日、ランドセルと一緒に空を飛べたら
- 公開日
- 2025/06/19
- 更新日
- 2025/06/19
もうひとつのまなざし
今日も暑い一日です。
1年生の教室へ行くと、「こんなランドセルがあったらいいな」をテーマに絵を描いていました。
色や柄もさまざま、素敵なデザインばかりで、見ているだけでわくわくしました。
さらに、このランドセルには、説明文が書かれています。
子どもたちはそれぞれのランドセルについて、こう話してくれました。
「このランドセルをせおうと、友だちじゃなかった人もすぐに友だちになれるよ。」
「ランドセルを開けたら、魔法使いが出てきてお助けしてくれるよ。」
「わすれものをしても、ランドセルを開けたら出てくるから大丈夫。」
「ボタンを押したらランドセルが飛んで、どこでも連れていってくれるよ。」
とにこにこ顔で嬉しそうに話してくれました。
子どもたちの豊かな発想に、心がぽかぽかしました。
こんな暑い日は、このランドセルでお家まで飛んで帰れたらいいなと思いました。
教頭 濵口
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【修学旅行】芝すべり、土鈴の絵付け
- 公開日
- 2025/06/19
- 更新日
- 2025/06/20
日々のできごと
午前中のアクティビティは、芝すべりと土鈴の絵付け。
「臨海学舎ひと月前ですから、くれぐれも無茶をしてケガをしないように!」と注意してスタート!
宿舎前の芝の斜面を、そりなどを使ってひたすら滑る!とにかく滑る!そして転げ回る!というのはシンプルに楽しいですね。
それから土鈴の絵付け。アクリル絵の具を使って、それぞれカラフルに絵付けを楽しみ、すてきな作品ができました。
このあとは昼食。お楽しみのカレーです。
校長 柏
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【修学旅行】雄橋(おんばし)、それから白雲洞散策
- 公開日
- 2025/06/19
- 更新日
- 2025/06/19
日々のできごと
朝食後、バスに乗って移動し、清流沿いの道を1kmほど歩いて雄橋(おんばし)へ。若葉がとてもきれいでした。
雄橋は、水面からの高さ40mを誇る、石灰岩でできた天然橋。「まだ着かないの〜?」などと言いつつ、その壮大な勇姿が見えると、「写真で見るのと全然違う!」と、思わず口を開けたまま、「うわ〜!」と、みんなでのけぞるように見上げました。
写真で見るのと全然違う。それはとても大事な感覚ですね。
川でしばらく水切りを楽しみ、それから白雲洞という小さな鍾乳洞にも寄りました。今日は朝から暑い日ですが白雲洞の中はとても涼しく、ちょっとした地底探検気分でした。
バスで宿に戻り、これからアクティビティを楽しみます。
校長 柏
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【修学旅行】2日目の朝
- 公開日
- 2025/06/19
- 更新日
- 2025/06/19
日々のできごと
おはようございます。2日目の朝です。快晴です。
子どもたちは6時半起床、7時から朝の体操でした。
秋吉台ほどではないですが、帝釈峡もカルスト地形のため、ところどころに石灰岩が顔を出しています。
「校長先生、これってサンゴなどの化石を含んでいるんでしょう?」と言ってきた子がいました。そのとおり。そしてここが海の底が隆起してできたのだと考えると、とても不思議な気がします。
さわやかな朝の空気を胸いっぱいに吸い込んで、2日目スタートです。
朝ごはんは、これまたビュッフェ方式のため、それぞれ好きなものを楽しそうに食べています。
今日はこのあと、バスで移動し、帝釈峡雄橋を目指します。
校長 柏
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【修学旅行】晩ご飯とおみやげ、そして満天の星空
- 公開日
- 2025/06/18
- 更新日
- 2025/06/20
日々のできごと
休暇村帝釈峡には予定より少し遅れて到着。
夕食はビュッフェ方式で、子どもたちはとても楽しみにしていました。
いただきますをしたら、各自好きなものを好きなだけ取りに行くのですが、普段「好き嫌いなく食べなさい」とか、「栄養のバランスを考えて食べなさい」と言われているであろう子たちが、「どうぞお好きに召し上がれ!」と言われるのですから、もう食欲全開!という感じでした。
食べているところを見て回ると、ポテト山盛りに枝豆とか、唐揚げと焼きそば大盛りとか、これまた夜の石橋駅界隈?という感じのチョイスをしている子があちこち。飲み物はメロンソーダ、それからデザートはアイスとケーキ。子どもパラダイスです。まあたまにはこういうのもいいでしょう。
食事のあとは、入浴とおみやげタイム。これもまた楽しそうでした。「いろいろ買って、あまりは40円でした!」と言っている買い物上手な子もいました。
9時過ぎからは、宿の裏に移動して、星空観察。私が解説役でしたが、文字通り降るような星空でした。
北斗七星、そしてアークトゥルス、スピカと並ぶ「春の大曲線」、それからデネボラを加えた「春の大三角」もくっきりと見えました。
アークトゥルス、火星、それからさそり座のアンタレスと、赤い星も3つ観察できました。流れ星!と言っている子もいました。人工衛星もいくつか見えました。
星の解説役をこれまで何度もしてきましたが、過去最高の星空。眺めていると不安になるほどの星空でした。ラッキーな子どもたちです。
その後、実行委員会議、班長会議を終えて就寝。朝早かったし、ちゃんと寝てくれるかな。
校長 柏
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【修学旅行】被爆体験講話、それからモニュメントめぐり
- 公開日
- 2025/06/18
- 更新日
- 2025/06/18
日々のできごと
資料館見学のあとは、被爆体験講話を聞きました。
これまで何度も被爆者の方のお話を聞いてきましたが、戦後80年が経ち、被爆当時10歳だった方でも今年90歳。さすがに被爆体験者から直接お話を伺うことが簡単ではない時代となってきました。そして本校では、今回初めて「被爆伝承者」の方からお話を聞くことになりました。
伝承者のBさんは、被爆者の「寺本貴司」さんからお聞きした話を元に、さまざまな資料も使いながら、分かりやすくお話をしてくださいました。
子どもたちもきちんとお話を聞き、「胸が一杯になった」とか「聞いた話を次は私が誰かに伝えたいと思う」など、ふりかえりと感想をきちんと言うことができました。
未来をつくる子どもたちの胸に、寺本さん、そしてBさんの思いが深く刻まれたことと思います。
その後、班ごとに平和公園のモニュメントめぐりをしました。私が行動を共にした班は、追悼記念館に入ったり、平和の鐘を鳴らしたりしたあと、5年生の国語で学んだ『たずねびと』に出てくる「原爆供養塔(土まんじゅう)」を訪れました。もちろん納骨名簿から「楠木アヤ」さんの名前を見つけるためです。そして「あった!」の声が。物語が一気に現実とつながった瞬間でした。
「原爆で14万人が亡くなりました」そんなふうに数字だけで考えるのではなく、一人ひとりにはそれぞれの名前があり、家族があり、ささやかな生きる喜びがありました。それを奪った戦争というもの、原爆というものについて、子どもたちは子どもたちなりに考えることができたと思います。
16時過ぎにバスは広島を発ち、帝釈峡へ向かって出発しました。映画を楽しんでいる子もいれば、今朝は早かったので、うとうとしている子もいます。(今は静かですが、あんまり寝てしまっても夜寝られなくなるので悩ましいところ)
校長 柏