4年 プログラミング、それから3年 防火設備調べ
- 公開日
- 2025/12/09
- 更新日
- 2025/12/09
情報の時間
2020年度から小学校でもプログラミング学習が必須化されていますが、本校ではScratch(スクラッチ)という教材を使って、1~6年生まで体系的に指導をしています。
このScratchは、写真にもある通り、ブロック状のコードを組み合わせてプログラムを組んでいく「ビジュアルプログラミング」と呼ばれるものです。今日は4年生の授業でしたが、4年生ともなると、説明されるより先に「先生、ここに『ずっと』が必要ですよね」などと言っている子もいて、全体のスキルの高さにびっくりしました。
今日は、ランダムに移動する「スニッチ」を、ほうきに乗ったネコを操作して捕まえるというゲームを作っていました。映画『ハリーポッター』のクィディッチの試合みたいなイメージです。プログラミングですから、ちょっとでも間違えるとうまく動かないのですが、子どもたちはお互いに教え合って、今日の作業をきちんと終えることができていました。
「プログラミングの授業は難しい」という意見もよく聞きますが、よく説明を聞いて、そのブロックの意味を考えながら作業をすることが大事なのだと思いました。
例えば「先生、どうしてもうまく動きません」とヘルプを出してきた子がいました。ぱっと見て、私もどこにミスがあるのか分かりません。しばらく考えて分かったのが、y座標の数値のマイナスが「全角」だったということでした。先生は「テンキーのマイナスを使ってね」と指示をしていましたが、その子は、おそらくメインキーボードからマイナスを入力し、それが全角となっていたのでしょう。英数字や記号の「全角・半角問題」は難しいですね。まあ、見抜けて良かったです。
そんな感じで、各学年少しずつスキルアップして、最終的に6年生は卒業までに自作のゲームを作って発表します。今年もその発表が楽しみです。
さて、PCルームから廊下を見ると、3年生がタブレットを持ってうろちょろしていました。おそらく社会の「防火設備調べ」だろうと思い見に行きました。
せっかくだからと近くにいた子たちを集めて、廊下にある消火栓のとびらを開けて中を見せました。消火栓はいつも見ているけれど、まさか扉を開けると、消防用のホースが収納されているとは思ってもいないようで、子どもたちは結構びっくりします。毎年それが楽しくて「ジャンジャジャ~ン!」という感じで中を見せるのです。
というわけで、驚きついでに、ホースの筒先をもってハイポーズ!。
校長 柏