3年道徳 「絵はがきと切手」 6年 ディベート「Ai vs 人間」
- 公開日
- 2026/01/26
- 更新日
- 2026/01/26
情報の時間
今朝、正門での子どもたちのお迎えを終えて戻ると、校長室の前で5年生の女の子が3人私を待っているようでした。
「あら、何か用事ですか?」と尋ねると「昨日は演奏会に来てくださってありがとうございました」と3人そろってあいさつをしてくれました。
まあほんとにいい子たち。
さて、今日は3年生の道徳の研究授業がありました。「絵はがきと切手」というタイトルの読み物教材です。
今は離れ離れになっている仲良しの子から絵はがきが届いた。ほんとうに嬉しかったが、実は定形外郵便で、料金不足だった。この料金不足だったことを相手の子に伝えるかどうかで主人公の女の子は悩みます。お母さんは「お礼だけで、料金不足については伝えない方がいい」、お兄さんは「教えてあげた方がいい」と言っています。
まずはここまでお話を読んで、それぞれの立場になって考えます。
「どちらも正しいから難しい」とつぶやいている子がいました。「言ったら、なんだか失礼な気がする」とか、「傷つくかも」とか、「悲しくなるかも」などといった声も上がりました。
一方、「仲がいいからこそ言った方がいい」とか、「その子が気が付いたら、気を遣わせてると思ってしまう」とか、いろいろと意見が出ました。
実はお話には続きがあって、その後主人公は伝えることを決意するのですが、どちらの意見にも一理あって、例えば1回目は伝えないけれど、2回目なら伝えるとか、また伝えるにしても、どんなふうに伝えるか、どんな文面にするか、など、考えるポイントはいろいろとあります。いずれにせよ、登場人物のだれもが優しい人たちのお話だなあと思いました。誰もみな優しい。
かつて私が担任をしていたころ、道徳で「モラルジレンマ」という実践を好んで行っていました。非常に判断に迷う場面を設定して、自分ならどうするかをそれぞれの立場で考え、意見交流をするという実践で、基本的にはオープンエンドで終わります。今日は「伝える」という結論のあるお話だったのですが、子どもたちがそれぞれの立場で悩み、考え、意見交流をしていることそのものに価値があるなあと思いました。
と、今日はこのお話でまとめようと思っていたら、6年生の担任の先生から、「先日の国語の授業のまとめとして、ディベートを行います。ぜひ見に来てください」というお誘いがありました。テーマは「Ai vs 人間 3人のプロの視点から『考える』価値について討論しよう」ということでした。
この学年は、昨年度「情報の時間」で、何度かディベートの実践を行っています。基本の形は分かっていますので、どれだけテーマに沿った、説得力のある資料を提示できるか、それをもとにどのように論を展開させるか、あるいは相手の理論の弱いところをどのように指摘して、自分たちの理論に説得力を持たせるかなどを考えた、6年生のディベートとしてはかなり質の高いディベートを見せてもらいました。2組の対戦があったのですが、1組目はAiの勝ち、2組目は人間の勝ちという判定でした。
意見を交流することは楽しいですね。3年生は3年生なりに、6年生は6年生なりに。
校長 柏