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石 小 日 記

2年情報(国語)研究授業 黒上晴夫先生(関西大学)をお招きして

公開日
2025/06/30
更新日
2025/06/30

情報の時間

 今日は「情報の時間(国語)」の研究授業を2年生で持ちました。研修講師は、関西大学教授の黒上晴夫先生。「シンキングツール」の第一人者で、文部科学省中央教育審議会の委員も歴任されるなど、日本の教育の最先端におられる方であるだけでなく、本校で進めている「情報」の実践の土台となる研究をされている方です。


 今日は「かんがえるわざをゲットしよう!」として、2年生の子どもたちが、自分の宝物について友達に伝える準備をするという授業でした。

 まず、これまでに使ってきた思考ツールについて復習し、それから情報担当のN先生と担任のS先生が、それぞれ自分の宝物についての発表をしました。

 でも、2人の発表を比べてみると、担任のS先生の方が分かりやすい。それはなぜなのかを考えてから、「なぜなにシート」を活用して、自分の発表内容を子どもたちはまとめ直していきます。

 

 その作業は、タブレットの中の思考ツールを使うのですが、具体的には、前時で、まずは考えを広げるために使った「ウェビングマップ」を「なぜなにシート」に整理し直していくという作業です。拡散していたものを、分かりやすい形にまとめ直す、収束させていくという感じです。


 まとめたものを子どもたち同士で発表し合い、更に、クラス全体に発表した子もいました。確かに分かりやすい形にまとまっています。タブレットの活用も含め、2年生でここまでできるのかと感心しました。


 授業後の研究会では、黒上先生から、思考ツールとは、アイデアを可視化するものであり、考えを生み出す引き金として非常に有効なものであるということ、また、適切な制約を加えることで、より思考が活発になるということなどを学びました。明日にでも生かせるお話がたくさんあり、大変深い学びとなりました。


 よく言われるように、「思考ツール」は道具です。いずれ、思考ツールを使っても使わなくても、「思考する型」が当たり前のものとなるようにと、本校は全学年で実践を重ねているところです。9月に情報の時間での学校公開を行う予定ですが、本日の学びはその土台となる、非常に大きな学びとなったことを感じました。


 校長 柏