-
2年生 生活科(耳の不自由な方をお招きして)、5年生 米作りの発表、1年生 国語の研究授業
- 公開日
- 2025/01/29
- 更新日
- 2025/01/29
日々のできごと
先日2年生が手話で自己紹介してくれたことを書きましたが、本日は耳の不自由な方をお招きしての授業がありました。
今日来てくださったのは、80代の男性の方。50歳を過ぎたころに、どうも耳が聞こえにくいという自覚症状が現れ、それから少しずつ聞こえなくなってしまったとのこと。挨拶されても聞こえなくて誤解を生んでしまったり、車の近づく音が聞こえなくて危ない思いをしたり、だんだんと聞こえなくなる中で大変だったことなど、いろいろとお話をしてくださいました。子どもたちはジェスチャーゲームをしながら、声を使わずにコミュニケーションをとることは難しいということを体験的に学んだほか、いろいろな人がいる中で、何をどのようなことに気を付けたらよいかもしっかりと考えることができました。終わった後、ボランティアの方も「とても元気でかわいい子たちですね。一生懸命学んでくれて嬉しかったです」と言っておられました。
これも以前準備しているところを記事にしましたが、今年度米作りを行った5年生が、来年度のために4年生に米作りについて説明したり、お米に関わる情報を伝えたり、という授業を行いました。
田植えや稲刈りを、段ボールなどで作った模型で伝えたり、クイズやお米料理のおすすめレシピの発表をしたり、いろいろと工夫して伝えることができました。新年度、といっても、実質数か月後に4年生は、田おこしや代かき、田植えなどの作業を行います。4年生にとって参考になっただけでなく、5年生が何か月もかけて頑張ったことが伝わる授業だったなあと思いました。
3枚目の写真は、1年生の国語の研究授業。ひらがな、カタカナから始め、1年生の割り当ての漢字がそろそろ学び終わるころだと聞いていますが、「どうぶつの赤ちゃん」という、ライオンの赤ちゃんとシマウマの赤ちゃんの成長の違いを読み取り、比較し、それをプリントにまとめるという授業でした。「この前までひらがなを学んでいた子が、こんなにすごいことができるのか!」と、シマウマの赤ちゃんの成長のはやさに驚くのと同じくらい驚かされました。ヒトの成長というのはすごいものです。
校長 柏
-
児童会行事 ドッジボール大会(1・2年生の部)
- 公開日
- 2025/01/28
- 更新日
- 2025/01/28
日々のできごと
本日から3日間にわたって、児童会行事の「ドッジボール大会」が開催されいます。今日はまず1・2年生の部。
ルールは「王様ドッジ」ですから、各クラス2人ずつの「王様」が当てられたかどうかが勝敗の基準です。それで勝敗が決まらなかったら、外野が多い方が負けというルール。
1年生は1年生で、2年生もは2年生で1チームずつ勝ち残ったチームで決勝戦を行います。
決勝戦に残ったのは、1年1組と2年1組。1年生がどれだけ2年生に立ち向かうことができるか……と思いきや、いざ試合が始まると、1年生の勢いに2年生が圧倒されています。外野にいる人数は、2年生の方が多く、もう少しでタイムアップ……というところで、2年生が王様を倒し、土壇場での逆転勝利となりました。
1年生は相当悔しがっていたみたいですが、見ている方としては、決勝戦にふさわしい試合だったと思います。負ける悔しさも学びですからね。
ということで、木曜日の3・4年生の部、金曜日の5・6年生の部に続きます。さて、どんなドラマが繰り広げられるのでしょうか。
写真は順番に、1年生の部、2年生の部、決勝戦。
校長 柏
-
4年生 干支の版画制作
- 公開日
- 2025/01/27
- 更新日
- 2025/01/28
日々のできごと
4年生の教室に行くと、彫刻刀を使っての版画制作をしていました。
彫刻刀は小学生の学習活動で使う道具としては、もっとも危険なものと言っても過言ではないでしょう。もともと切れ味がいい上に、硬い材料を削るときには思いのほか力が入るし、更に、作業に夢中になると、材料を押さえる手が刃の先に行ってしまいがちであるからです。
ですから、指導の初めには、そういう危険を避けるための指導を徹底して行います。怖がらせすぎるのもなんですが、後悔先に立たずとならないように。
まあ、今どきの彫刻刀は、それを見越して、刃の先に安全カバーがついているものが多いのです。しかしむしろ、危険なものを扱うときの緊張感を学ぶのも大切なことです。
4年生は、干支の動物の版画を制作しているとのこと。今年の干支の蛇や、子どもたちの干支である馬、羊その他いろいろな動物がいました。まずは三角刀で線を彫ることから。版画板を回しながら、刃の先に手が行かないように……と注意されたはずですが、やはり一生懸命になるとついつい……、という感じでした。気を付けて、素敵な作品を作ってくれたらと思います。
本日は委員会活動の日。理科委員が「花いっぱいプロジェクト」や「人権の花」で植えた花の世話をしていました。パンジーをはじめ、この時期にも美しく咲く花々がたくさん。それから、明日から始まるドッジボール大会に向けて、ゼッケンなどの準備を児童会の子たちがしていました。
校長 柏
-
吹奏楽部 管楽器ウインターフェスティバル
- 公開日
- 2025/01/26
- 更新日
- 2025/01/27
日々のできごと
本日、アゼリアホールで、管楽器ウインターフェスティバルが開催され、本校の吹奏楽部が参加しました。
午前の部11団体、午後の部12団体の参加で、本校が大トリ。「ロマンスの神様」と「ウィーゴー」の2曲の、本校の子どもたちらしい安定した楽しい演奏でフィナーレを飾りました。
いつも指導に来てくださる、本校元校長のF先生が「全国大会には行っていない4年生の成長が感じられる演奏だったね」と講評してくださり、それはまた嬉しい評価だなあと思いました。
それにしても、部員が90名を超えると、アゼリアの舞台も目いっぱいという感じ。
校長 柏
-
研究授業ともちつき
- 公開日
- 2025/01/24
- 更新日
- 2025/01/24
日々のできごと
今日は研究授業がふたつ。
まず2年生生活科。「広がれ わたし」という単元で、それぞれの「いいところさがし」の実践です。
友達に書いてもらった「いいところ」に加え、担任の先生から、一人ひとりに「いいところ」を書いたカードが渡されます。子どもたちはなんとも照れくさそうな笑顔。それから、なんと事前に保護者の方に書いてもらっていた「いいところ」カードが渡されました。子どもたちはほんとにうれしそうでした。(保護者の皆さま、ご協力ありがとうございました)
それらを胸に、自分のいいところをまとめ、交流する、という授業でしたが、謙譲を美徳とする日本文化は、こういうときに「いやいや、たいしたことないです」的なものを自分にも周りにも求めるようなところがあります。子どもたちの心身ともに健やかな成長のためには、それがかえってよくないという面も確かにあって、だからこそ、こういう授業が成立します。実に日本的な気がします。
自己肯定感を高めることは、例えるなら建物の基礎をしっかりと作るようなものです。そういう意味でとても大切な実践だなあと思いました。
それから4年生国語「スワンレイクのほとりで」という物語文。授業者はなんと教頭先生。
本題とは少しずれますが、「主人公のこの感情は恋なのか否か」でかなり盛り上がり、それがなんとも面白かったです。(失礼ですが)恋とはまだ無縁そうな子が、結構的を射た恋愛論を語る場面もあって……。
とにかく、活発な意見交流があって面白い授業でした。
3枚目の写真は、たけのこ学級のもちつき大会。これは今年の新しい取り組みです。大きな石臼と小さな木臼を借りてきて、保護者の方にもお手伝いいただいて、みんなでもちつきをしました。買ったほうがよほど手軽ですが、手間をかけてもちをつき、つきたての温かいおもちをみんなで食すのは、とてもいい経験だったと思います。みんな「ほんとにおいしいねえ」と満面の笑顔でした。何個もおかわりをしている子もいました。私もおすそ分けをいただきましたが、なんとも柔らかくて、また温かく、ほんとにおいしかったです。
校長 柏
-
6年生 ドッジボール それからいろいろ
- 公開日
- 2025/01/23
- 更新日
- 2025/01/23
日々のできごと
児童会行事のドッジボール大会に向けて、各学年練習を頑張っています。今日は6年生が練習をしていました。ボールは軽く柔らかめのものを使っているのですが、それもあってか、速球を投げるとボールの軌跡が、空気を切り裂いてホップする感じになります。まあほんとに大迫力!みんなでわーわー言いながら、上手にパスを回したり、よけたりしていました。
とはいえ、ドッジボール大会は「勝ちさえすればいい」というものではありません。対戦相手へのリスペクトも含め、クラスをはじめとした仲間とのつながりを、この行事を通してしっかりと学んでほしいと思います。
2年生が多目的教室に集まって、来週聴覚障がいの方をお迎えして学習するための準備をしていました。何人もの子たちが、「手話で自己紹介できるよ!」と言って、次々に手話で自分の名前を伝えてくれました。かしこい子たちです。
4年生は、大阪府の伝統工芸として、堺の包丁について学習しています。それぞれの家にある包丁の写真を撮ってきて電子黒板で共有していました。切る食材に応じて、さまざまな包丁があり、特に堺の包丁は、世界的にも評価されています。確かに、包丁ひとつで料理の味も変わりますからね~。昔から堺の職人の技術力は、ポルトガルから伝わった鉄砲をあっという間に作ってしまったくらいの高いレベルで、それが今も包丁や自転車部品づくりなどに息づいているというのは面白いものです。
電子黒板に「510」とあるのは、5年生の英語の授業。ものの値段を英語で言おうということで、数字の言い方を学んでいます。「forty」なのか「fourteen」なのか、何年英語を勉強しても言い間違えたり聞き間違えたりする表現は、語尾が上がるのか下がるのかを体を使って発音する感じで覚えると間違わなくなりますよと。
4年生の教室に行くと、面積の学習に合わせて「1平方メートル」の大きさの新聞の掲示が。視覚的に学ぶことは大事です。
子どもたちの学びがどうすれば深まるか、いろいろと先生方は工夫しています。
さて、先週の阪神淡路大震災から30年という日から、職員室前の廊下に、当時、新聞社が発行していた写真集を4冊置いています。実はこれは私の蔵書。当時の思いを忘れないために、ずっと大事に取っておいたものです。休み時間などに、子どもたちが眺めているところを見ると、語り部のように、声をかけて当時のことをいろいろと話しています。
校長 柏
-
出前授業ラッシュ!
- 公開日
- 2025/01/22
- 更新日
- 2025/01/22
日々のできごと
本日は出前授業ラッシュ。
まずは6年生。学校薬剤師の方による薬物乱用防止教室。薬との付き合い方から、してはいけない危険な使い方、さまざまな誘惑を断る勇気を持つことなど。インターネットで簡単に様々な情報にアクセスできる時代ですから、この時期にしっかり学ぶことは大切なことです。
続いて、池田市人権擁護委員の方による4年生対象の人権教室。「プレゼント」というアニメーションをもとに、いじめの構造について考えるという内容で、池田市内の各校を回って、長年授業をしてくださっています。いじめの「加害者」になるのは良くないのは当然として、特に見て見ぬふりをするような「傍観者」になってはいけないよね、という内容です。困ったことがあれば、人権擁護委員にも相談してね、とのこと。アニメの登場人物がいじわるな態度をとる度に「そんなんしたらあかんやん!」などと思わず声を出して反応する子が何人もいて、なんて素直な子たちなんだと思いました。思春期の入り口の前に、学んだことを自分ごととしてしっかりとらえてくれたらと思いました。
それから、池田市歴史民俗資料館の方による3年生対象の「むかしの道具」の学習。衣服や、食事に関わる道具、洗濯に関わる道具、照明や暖房など、実物を見せてもらいながら説明を聞き、そのあと実際に触ってみるという学習をしました。私は大阪万博の年生まれですので、今回並んだような「むかしの道具」をもはや知らない世代です。私も一緒になって、「へぇ~」と言いながらお話を聞きました。
ただ、「ダイヤル式の電話」が「むかしの道具」扱いなのには、そうなんだなあ……としみじみとしました。受話器を取って、ダイヤルを回して……という説明が必要な時代なのだと改めて思いました。確かにケータイ・スマホとは使い方があまりにも違いますからね。
3枚目の写真は、先週末に行われた中学の入学説明会の資料を見ている6年生。制服やかばんなどの写真を見ながらおしゃべりしているところ。
校長 柏
-
ドッジボール大会に向けて
- 公開日
- 2025/01/21
- 更新日
- 2025/01/23
日々のできごと
児童会行事のドッジボール大会が来週に迫っており、休み時間は各クラスドッジボールの練習で盛り上がっています。
今回のルールは「王様ドッジ」。王様が当たってしまうかどうかが勝敗の基準ですから、何人当てたか、当てられたかは勝敗には関係ありません。王様が誰だか明かさずにするパターンもありますが、今回は事前に王様を明かして行います。当然、そのための戦略が必要になります。基本的に、苦手な子も含め、みんなが活躍できるルールを目指している感じです。
池田市内随一の狭さを誇る本校の運動場ですから、割り当ての学年以外は20分休みや昼休みの練習は禁止ということになっています。学校によっては、職員室から運動場が見渡せないというところも少なくありませんが、本校はその狭さもあって、子どもたちが盛り上がっている様子がすぐにわかるのはほんとにいいなあと思います。
というわけで、今日の20分休みは、3年生の割り当てでした。得意な子は、水を得た魚のようにボールを投げたり、よけたりしています。苦手な子も、わーわー言いながらがんばっています。英語で dodge は「よける」とか「かわす」という意味ですからね。上手によけたり、かわしたりしながら、みんなで楽しめたらと思います。
さて、下の写真は、今日は照明がLED化した体育館で初めての児童集会のようす。教頭先生から「すぐにつけたり消したりできます」と、お披露目がありました。子どもたちは大歓声。今日の児童集会の司会の企画委員の子は、司会のデビュー戦で、少し緊張感をたたえながら頑張っていました。
それから、2年生の音楽。「ずいずいずっころばし」とか「なべなべそこぬけ」といったわらべ歌を、実に楽しそうに。昨日の1年生の昔遊びといい、こういう伝統的な遊びを子どもたちが楽しそうにしている姿は本当にほほえましいものです。
ついでに。半分私事ですが、児童集会にて、私がこの日曜日に走ったハーフマラソンのお話をしました。長くなりますのでよろしければ以下のボタンを押してお読みください。
校長 柏
-
新しいもの 古いもの
- 公開日
- 2025/01/20
- 更新日
- 2025/01/20
日々のできごと
本校は「Scratch(スクラッチ)」というプログラミング学習環境を使ってのプログラミング学習を系統的に進めています。今日は6年生の発表会をするというので見に行きました。
Scratchは、ビジュアルプログラミングと言って、ブロックを組み合わせることにより、直感的にプログラミングができるというものです。6年生はそれを使って、簡単なゲームを作ったとのこと。「迷路」だったり、「イライラ棒」的なものだったり、レーザー光線をよけるものだったり、ハンターがクマに追いかけられるものだったり、サッカーのPK戦のようなものだったり。
「ホントはこうしたかったんですけど、うまくいかなくて……」というのもありましたが、当たり前のようにミニゲームを作っていることに感心しました。ちょうど大学の共通テストに今年から「情報科」が入るなど、プログラミング学習が当たり前となった時代の子どもたち。せっかくだから楽しく学んでくれたらと思います。
1年生の教室に行くと、生活科で昔の遊びをしていました。お手玉、けん玉、おはじき、福笑い、こま回しなどなど。いつの時代もこういう遊びは子どもたちは大好き。一方、となりの教室に行くと、タブレットで写真を切り抜くなど、最新デジタル機器を使いこなしていました。
実に小学校には、昔と今が交錯しています。子どもたちの適応力はすごいものだと思いました。
あと、体育館の写真は、2年生が大縄をしているところ。やっと照明のLED工事が終わり、体育館も明るくなりました。水銀燈は明るくなるまでに時間がかかったので、ぱっとつくのが何より。古いものの良さもあり、新しいものの良さもあり。
校長 柏
-
2年図工 研究授業 それから4年 駅伝大会
- 公開日
- 2025/01/17
- 更新日
- 2025/01/17
日々のできごと
本日は2年生図工の研究授業。「はさみあーと」として、画用紙を「ギザギザ」や「うずまき」、「なみなみ」や「かくかく」といった形に自由に切り、それらを黒い画用紙の上に並べて、何かの形に見立てる、という授業でした。子どもたちは器用に、ときには体全体を使ってはさみを操り、思い思いの形を切り抜き、そしてそれらを黒い画用紙の上に並べていきます。乗り物に見えたり、動物に見えたり、あるいは恐竜に見えたり……。子どもたちの発想は面白いなぁと思いました。
本日講師としてお招きしたのは、京都市立芸術大学客員教授の東良雅人先生。元文部科学省初等中等教育局視学官という、図工・美術教育の最先端におられた方です。
作品を前に「うまく描けたね」というのは、活動の「過程」を知らなくても言える。そうではなく、作品に込められた願いや思いなど、その「過程」に共感する姿勢こそ教師は大切にすべきだということをはじめ、図工だけでなく、どの教育活動にも当てはまるお話がたくさん聞けました。今年度の、外部講師をお招きしての研究授業はこれで最後となりましたが、とても良い学びになりました。
さて、6時間目に、運動場から大歓声が聞こえてきました。4年生が学校の敷地全体をコースにして、「駅伝大会」をしていました。担任の先生に聞くと
「今日は『復路』なんです。『往路』はこの間終わりましたから」とのこと。箱根駅伝さながらの設定です。
駅伝となると自分だけのことではないので、みんな必死に走ります。走っている子を全力で応援し、ゴールするたびにチームで大盛り上がり。これもひとつの「過程が大事」という場面だなと思いました。
校長 柏