研究テーマ

令和6年度 研究テーマ

遊びからつながる 子どもの学びと育ち〜おもしろそう、やってみたい、たのしいな!」の実現のために〜

第1回園内研究会

5月30日、平安女学院大学 塩見知利教授を指導講師にお迎えし、絵画制作の園内研究会を行いました。 3歳児もも組の担任が、花紙を使い、素材・感触遊びの研究保育をしました。子どもたちが花紙に触れる中で、ちぎったり、吹いたり、飛ばしたり、また、濡らしたガラスに貼ってみたりなど、教師が用意したいろいろな環境の中で試しながら素材と関わる姿が見られました。
塩見先生の模範保育は、封筒を使った人形作り。3歳児たんぽぽ組で行われました。封筒の中に詰め物をし、目玉をつけたり、モールの手足をつけたりして、人形を完成させました。

                 

第2回園内研究会

6月17日(月)に常磐会短期大学 ト田 真一郎教授を講師にお迎えし、遊びや環境を考える園内研究会を行いました。3歳児は、感触遊びを楽しめるよう、シェービングクリームを使った泡クリームや水で溶いた片栗粉を用意しました。また、砂や土でのケーキ作りが楽しめるよう、飾りつけ用に木の実やいろいろな草花を用意したり、手作りのオーブンを用意したりしました。4歳児は空き箱での制作遊びのほか、作った楽器での演奏会ごっこなどを楽しみました。5歳児は、草花を使った色水遊びや、とゆなどを使たピタゴラスイッチを楽しみました。ト田先生には、「子どもが何を楽しんでいるのか」や「遊びの展開」を見通し、遊びの中で何を学んでいるのか」を見取ることが大切であると、お話していただきました。、

             
                                  

第3回園内研究会

7月4日(木)に梅花女子大学の田村成先生を講師にお迎えして、運動遊びの園内研究会を行いました。研究保育は5歳児が、ボール運びリレーを行いました。「せーの!」と声を掛け合い、気持ちを合わせてボールを運ぼうとする姿が見られました。田村先生の模範保育は、4歳児でゲーム遊びの指導をしていただきました。はじめは、ストップゲームでウォーミングアップ!そのあと、フープを使って、電車ごっこをしたり、ジャンケンゲームをしたりして楽しみました。はじめは、誰もが安心して取り組める簡単な内容から始めること、先生と子どもが一緒に楽しさや面白さを共有できる活動内容を検討することの大切さを学びました。

         

第4回園内研究会


11月14日(木)常磐会短期大学教授 ト田真一郎先生を講師としてお迎えし、第4回園内研究会を行いました。3歳児もも組は、動物になりきって遊ぶ中で、ごっこ遊びや運動遊びを楽しみました。3歳児たんぽぽ組は、アイスクリームやさん、ドングリ転がし、アクセサリー作りなどを楽しみました。4歳児は、ドングリの足湯、ドングリ並べなどのほか、BBQごっこや猫ごっこを楽しみました。5歳児は、ドングリ転がしのコースづくり、OHPを使ったお話づくり、ハロウィンごっこ、制作遊びなどを楽しみました。市内の未就園児施設や教育委員会の先生方が参観に来てくださり、午後は協議会を行いました。心強く思うこと、これからの課題となること、たくさんのご助言をいただいましたので、一つ一つ、課題解決に向け、職員で力を合わせて取り組んでいきたいと思います。
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第5回 園内研究会

 1月24日第5回園内研究会を行いました。研究保育は4歳児クラスが行いました。ちぎった模造紙を組み合わせて何かに見立て、イメージを広げながら絵を書き加えて作品を仕上げました。講師の先生には、5歳児の協同画の指導をしていただきました。透明のテーブルクロスにマジックペンで海の生き物を描き、裏返したところに台所用洗剤を混ぜたポスターカラーで色付けをしました。作品が出来上がると、子どもたちから「わー!」と歓声が挙がり、友だちと一緒に仕上げた喜びと、作品の美しさを感じているようでした。

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第6回 園内研究会



 2月14日(金)に今年度最後となる園内研究会を行いました。研究テーマのもと、今子どもたちが興味関心をもっている遊びが充実するよう、教材準備を行ったり、環境を整えたりして研究保育を行ないました。

 3歳児もも組では、鬼の面や鬼が暮らす家、身につけるネックレス作りなど、子どもたちが「やりたい」と思う遊びの場が広がりました。たんぽぽ組では、空き箱制作から遊びが広がって道路やヘリポートが出来上がり、車を走らせたりやヘリコプターを飛ばしたりして楽しんでいました。

 4歳児では、お菓子屋さんが開店。チョコレートやジュースが並び「いらっしゃいませ~」と、接客の声が響いていました。お支払いはPayPayということになり、音出し係が登場。連絡係がサインを出すと、隠れた場所から「ペイペイ!」という声が聞こえてきます。今時ですね。そのほか、コマ回しや積み木を使った町作りを楽しむ子どもたちがいました。

 5歳児は、すもう、ダイビングごっこ、編み物、アイドルごっこ、コマ回しのコーナーができていました。相撲では、実況中継をする子どもが相撲の取り組みを盛り上げていました。ダイビングごっこでは、手作りの水中眼鏡や酸素ボンベを身につけて、海の生き物を観察することを楽しんでいました。アイドルごっこでは、飾りのついた衣装やインカムを身に着け、曲に合わせて踊ることを楽しんでいました。編み物をする子どもたちは、集中して取り組み、長いマフラーが出来上がっていました。コマ回しでは、どちらが長く回るか競ったり、回っている秒数を数えたりして楽しみました。

 講師の先生からは、教師間の話し合いにより、子どもを見る視点が明確になってきているという評価をしていただきました。”子どもの見取り”に取り組んで2年目になりますが、まとめとなる3年次に向け、今後も教師間で話し合いを重ね、教師が見取る子どもの姿がより確かものとなるよう、研究を続けていきたいと思います。






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