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石 小 日 記

2年生 「くま手チャート」をつかって

公開日
2025/05/23
更新日
2025/05/23

情報の時間

 2年生の情報(国語)の授業を見に行きました。

 今回は「くま手チャート」と呼ばれる思考ツールを使います。これは「ひとつのものをいろいろな方向から見る」というときに有効です。


 まず、「ソフトバレーボール」をどう見るかということで子どもたちに例を示しました。

 「色」「かたち」「さわったかんじ」「におい」「なかみ」について、思いついたことをメモしていきました。

 「色」は水色、青、茶色、黒などが挙がりました。茶色はついていた土の色、黒は空気弁の部分の色でした。よく観察できました。

 「さわったかんじ」では、実際に数秒ずつ触り、その感触を出し合いました。もちもち、ザラザラなどの表現が続きました。2音を2回繰り返すオノマトペの表現で様子を表すのは、実に日本語らしいなあと思いました。

「におい」というのはなかなか奇抜なポイントでした。実際に匂いを嗅いで、「くさい」「土みたいなにおい」などが挙がりました。

「なかみ」は見えないけれど……まあこれは空気ですね。


 その後子どもたちは「ふでばこ」を観察し、「なかみ」「かたち」「もよう」「色」「さわったかんじ」について意見交流をしました。国旗がいっぱい並んだデザインのふでばこを持っていた子は「色がいっぱいありすぎる~」と楽しそうでした。


 こうして「くま手チャート」を活用すると、同じものでも多面的、多角的に見る視点が養われていきます。身近なものでもより深い見方ができるようになりますね。


 校長 柏