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校舎と虹2

石 小 日 記

子どもたちの日々のようすをお伝えしています

  • 迷子にならないために

    公開日
    2025/05/09
    更新日
    2025/05/09

    日々のできごと

     「全校万博」が、来週火曜、13日に迫っています。

     今のところ天気は良さそうですが、なかなか暑い日になりそうな感じです。

     とにかく迷子にならないように、本校のキャラクター「イシバッシー(ミャクミャクをかぶった 『ミャクバッシー』)」を赤帽につけて、同じ日に招待されている他校と一目で区別できるようにすることにしました。

     実際それを付けて帽子をかぶってもらうと、よく目立つし、なかなかかわいい。


     それとは別に、本校吹奏楽部がこの11日(日)に「ブラスエキスポ2025 ギネスに挑戦」というイベントで万博会場に招待されています。大屋根リングで12,000人で演奏し、ギネス記録を狙うというものです。そこで改めて「下見」をして、本番に備えたいと思います。


     校長 柏

  • お昼のできごと

    公開日
    2025/05/09
    更新日
    2025/05/09

    日々のできごと

    画像はありません

     今週は家庭訪問期間ということで、給食が終わるとかんたん掃除をして下校となります。

     たいてい昼休みには子どもたちが校長室に遊びに来て、わいわいと話をしたり、けん玉をしたり、リクエストに応えてギターを弾いて歌ったりという感じで過ごしています。

     今日は基本昼休みなしでしたが、かんたん掃除のあと、5年生の男の子がふらっとやってきました。


     「校長先生が尾崎豊が好きと聞いたんですけど……」

     むむ。それはその通り。で、それは誰から聞いたの?お母さん?(というのも、この子のお母さんは、担任はしていないけれど、私が若いころ担当していたクラブのメンバーでした)と尋ねると、

     「理科のM先生です。」

     とのこと。

    「放送委員で、お昼の放送に『15の夜』をかけたらだめですか?」


     おお、そうきたか。私はギターを手に取って、『15の夜』を軽く弾きつつこう話しました。

     「『15の夜』は間違いなく名曲。あなたがこれから成長していく中で感じるであろうさまざまな感情を表現しているからね。『家出』とか、『盗んだバイクで』、とかびっくりする表現が入っているけれど、『自由になれた』ではなく『自由になれた気がした』とつづった表現力は、ほんとうに唯一無二の天才だと思う。ただいきなり学校の放送でかけるのはちょっとね~。小さい子もいるし、さすがに誤解を生むからね~。」

     

     と話しました。分かりましたと彼。それから、大学生のとき、生前最後のライブに行っていたこと、大雨の中、護国寺で行われたお葬式に参列したことなどをしばらく話しました。

     

     面白くない答えをしてしまったかなと思いつつ、なんだかうれしい気持ちになりました。


     校長 柏

  • 吹奏楽部 猛練習中!

    公開日
    2025/05/08
    更新日
    2025/05/08

    日々のできごと

     本校はただいま家庭訪問期間。そのため午後の授業はカットとなっています。

     吹奏楽部にとっては、猛練習のチャンス!ということで、ただいま、校舎のあちこちから楽器の音が聞こえています。


     音のする方向を頼りにいろいろと見て回ると、各楽器ごとに分かれて、先輩が新入部員の指導をしています。

     まだ楽器を持ち始めたばかりで、「こんな姿勢で持ったらいいよ」などとアドバイスしている声も聞こえます。金管楽器はマウスピースを使って音出しの練習をしています。フルートなどは、息の吹き込み方なんかを丁寧に教えています。パーカッションのところに行くと、「校長先生!新しく入った子がね、ほんとにすごい上手!」と5年生が嬉しそうに話しかけてくれました。


     千里の道も一歩から。全国レベルの本校の吹奏楽部の子どもたちも、毎年こういう感じのところからスタートして、あの高みにまで上り詰めていくのだなあと、感慨深い思いがしました。

     まあ、その道のりは生半可なものではないのですが。


     校長 柏

  • みゃくみゃくを探せ

    公開日
    2025/05/07
    更新日
    2025/05/07

    情報の時間

    石橋小学校では、日々の学びをより豊かにするために、廊下の学習掲示に力を入れています。掲示が子どもたちの「やってみたい!」という気持ちにつながるきっかけになればと考えているからです。


    さて、来週に迫った万博遠足に向けて、校内の掲示板や廊下にちょっとした仕掛けをしてみました。その名も「みゃくみゃくを探せ!」これは、石橋小学校の先生たちが手作りした10匹の“みゃくみゃく”を、校内のいろいろな場所に忍ばせ、子どもたちに探してもらうというものです。


    実はこの“みゃくみゃく”、ただ隠れているだけではありません。子どもたちが図書館に足を運びたくなるように、あえて図書館のドアに貼ってみたり、作品に目を留めてくれるよう、掲示物の横にひょっこり登場させたり…。ちょっとした工夫をしています。


    休み時間には「ここにもいたで!」「10匹、全部見つけた!」と、目を輝かせて教えてくれる子どもたちの姿が見られます。みゃくみゃくを探しているうちに、「図書館にも行ってみようかな」「〇年生の作品、すごく上手!」「「自分もこんなふうにつくってみたいな」など、思いがけない学びの芽があちこちに広がっているようです。


    これからも、子どもたちの「やってみたい」のきっかけをちりばめながら、学びの入口をたくさん用意していきたいと思います。


    SE担当

  • 連休明け

    公開日
    2025/05/07
    更新日
    2025/05/07

    日々のできごと

     連休が明け、いよいよ来週火曜日に迫った「全校万博」に向けて、さまざまな準備がすすんでいます。

     2年生の教室に行くと、ちょうど入場券を入れる名札に、入場券と迷子になった時の「ヘルプカード」を入れているところでした。

     この「ヘルプカード」には学校の携帯番号が書いてあって、万が一会場内ではぐれてしまったら、スタッフの方に見せて連絡してもらうという手はずにしています。(もちろんそんなことのないように……と思いますが)


     それから6年生の教室に行くと、修学旅行で広島に持参する折り鶴を1年生と6年生が折っていました。

     1年生の小さな手と6年生の大きな手。色とりどりの折り紙が、その指先で平和を祈る折り鶴となっていきます。


     体育館に行くと、2年生が体育をしていました。A先生の指導のもと、2人組でポールを持って押し合ったり引き合ったりしています。

     何をしているのかと思ったら、すもうの練習でした。中庭に立派な土俵のある本校は、これからプール指導が始まるまでの間に、各学年「すもう大会」が行われます。けがをしないためにも、すもうの所作をさまざまな形で学んでいきます。


     理科室に行くと、6年生が光合成の実験をしていました。太陽の光を受けた葉と、アルミ箔で光を遮断していた葉とをアルコールで熱して色素を抜きます。その後ヨウ素液に浸し、色の変化を見るというものです。いわゆるヨウ素デンプン反応ですね。デンプンがあれば青紫色になるという。

     それにしても、アルコールに染み出してきた緑の美しいこと。


     それから4年生がタブレットを持って、校内をあちこち回っていました。何をしているのかを聞くと、「直方体と立方体を探しています」とのことでした。まあ世の中「直方体」は至る所にありますから、見つけるのは簡単ですが、果たして身近なところに、サイコロ以外の「立方体」は存在するのだろうか?と思いました。

     限りなく立方体に近いように見える直方体なら、いくつか目についたのですが、算数ですからね。厳密に考えないといけません。

     何人かに話しかけると「校長先生!見つけました!」という子が。聞けば「校長室の近くにある」とのこと。見に行くと「なるほど!」という感じでした(写真をご参照ください)。


     連休明けでなかなか調子の出ない子も少なくないかなと思いきや、子どもたちは元気いっぱい、いつも通りの石小っ子たちでした。(まあ、家庭訪問で4時間で終了というのも、ちょうどよいくらいだったと思います。)


     校長 柏

  • 1・2年生 学校たんけん

    公開日
    2025/05/02
    更新日
    2025/05/02

    日々のできごと

     今朝は雨模様。

     1年生のランドセルが大きく見えるのと同じように、1年生がさしている傘はとても大きく見えます。カラフルな傘に体が隠れて、まるで傘自身が動いているようです。

     ミニコープから本校までの歩道は非常に狭いので、なかなか傘を手に歩くのも大変ですが、高学年がじょうずにサポートしてくれています。

     昨日の西成での事故もあってか、今朝は警察の方が登校の見守りをしてくださっていました。


     さて、今日は1・2年生による「学校たんけん」を行いました。以前校長室にも2年生が取材に来ましたが、調べたことをもとに、2年生がそれぞれの教室について説明をし、更にクイズなどをしながら、1年生はスタンプラリーであちこちを回るという感じでした。

     1年生はとても楽しそうでしたし、2年生はなんとも立派で、1年間の成長の大きさを感じました。


     3枚目の写真は、理科委員が育てたいちご。もちろん無農薬です。連休に入る前になっていた、おそらく今年最後の6つを誰が食べるかをじゃんけんで決めていました。


     校長 柏 

  • 学年をこえて

    公開日
    2025/05/01
    更新日
    2025/05/01

    日々のできごと

     本校は他学年交流の活動を大切にしています。先日の1・6遠足もそうですし、日々の掃除も「たてわり清掃」として、同じ掃除場にいろいろな学年の子が混じっています。集団登校もそうですね。今月13日に迫っている「全校万博」もその一環として実施します。


     今日は4年生と2年生が多目的室でペア学級の顔合わせをしていました。「校長先生、写真をお願いしま~す」ということで、私が段に上り高いところからぱちり。

     その後20分休みにふと中庭を見ると、気候がいいこともあってか、土俵の周りに子どもたちがすずなりでした。遊んでいる子どもたちをよく見ると、学年をこえてじゃれ合っています。

     中庭は上靴のまま遊んでいいことになっていますし、地面も柔らかいので遊びやすいのですが、なんとも微笑ましい、石小らしい風景です。


     そういえば、この春の卒業生と校長室で一緒に給食を食べたときに、小学校生活の思い出として「1年生の時にペア学級のお兄さんやお姉さんに遊んでもらったことが心に残っている」ということを言っていた子が何人もいました。大人が思う以上に、このペア学年、ペア学級の活動というものは子どもたちの心に残っているのだなあと思わされました。


     校長 柏

  • 5年 クラゲチャートを使って

    公開日
    2025/05/01
    更新日
    2025/05/01

    情報の時間

     5年生の情報の時間で、「クラゲチャート」を使った授業をしていました。

     「クラゲチャート」は、クラゲの本体の部分に自分の意見を書き、その理由、根拠などを足の部分に書き込んで、自分の意見を整理していくものです。


     今日のテーマは、「休み時間は外で遊ぶのがよいか、中で遊ぶのがよいか」というものでした。

     自分の考えとは違う方の立場にも立ってみて、改めてその理由や根拠を考えるということもしていました。

     ちなみに「外派」は、

     ○リフレッシュできる

     ○運動ができる

     ○外ならではの遊びができる

     ○大勢で遊べる クラスが違う子とも遊べる

    という感じでした。

    一方の「中派」は、

     ○次の授業に遅れない

     ○落ち着く

     ○場所によっては、鬼ごっこなどもできる

     ○タブレット、本、お絵かき、ピアノなど、中ならではの遊びができる

     ○さわやか 汗をかかない

    という感じでした。


     続いて「小学生の昼ご飯は、お弁当がいいか、給食がいいか」というテーマで考えました。

     それをもとに、

     1.私は~と考えます。

     2.理由は(  )つあります。

     3.1つめは~からです。2つめは~からです。3つめは……

     4.よって私は~と考えます。

     という形で、それぞれが意見表明をしました。


     これはそのままディベートに応用していけます。なんとなく……ではない、理由や根拠を立てて自分の考えを述べたり、相手の立場になって考えたりする力は、これからの時代にとても必要とされる力です。こどもたちは、クラゲチャートを活用して、しっかりと考え、意見を述べることができていました。


     校長 柏

  • 2年生 カブトムシの飼育 それから「折り紙博士」

    公開日
    2025/04/30
    更新日
    2025/04/30

    日々のできごと

     小学校の先生の仕事内容は多岐にわたります。

     20分休みが始まる前に、私が若いころ校長先生だったA先生から声をかけられました。

    「これから多目的室で、2年生の各クラスにカブトムシの幼虫を配るからね。」

    行ってみると、ちょうどカブトムシの幼虫を育てていた容器をひっくり返しているところで、腐葉土の間から、丸々と太ったカブトムシの幼虫が、コロン、コロンと転がり出ていました。


     「これから担任の先生が、みんなに幼虫を見せて回るからね。」とA先生。担任の先生方は、ビニールの手袋をして、幼虫を腐葉土ごとすくいあげて、子どもたちに見せて回ります。

     正直、虫が苦手な先生にとってはなかなかのことですが、ここをあえて笑顔で乗り切るのがプロの技です。みなさん、大変良くできました。


     「かわい~」と言っている子もいれば、怖がっている子もいます。「おまんじゅうみたい」と言っている子もいました。その表現は実は正解で、大阪ではあまり聞きませんが、地方によっては、カブトムシの幼虫のことを「まんじゅう虫」と呼ぶそうです。


     2匹ずつ飼育ケースに分けて、各クラスで飼うことになっています。もう少ししたらさなぎとなり、土の中に部屋を作ります(蛹室といいます)。この蛹室をこわさないことがとても大切で、壊れてしまうと、角がゆがんでしまったり、羽がうまく固まらなかったりというかわいそうなことになります。ですから、これからしばらくは「触りたくても触らない」ということがとても大切です。しっかりと育ててほしいと思います。


     さて、本校には折り紙がとても上手な子がいます。上手と言っても生半可な上手ではなくて、大人でも難しいレベルの折り紙を折って見せてくれます。校長室にも、以前彼からもらった作品をいくつか置いています。見た人たちはたいていびっくりします。

     今年度になって「新しいものがたくさんあるので、教室まで見に来てください」と声をかけてくれていました。しかしなかなか見に行けていなかったのですが、今日見に行ってみると、まあまたすごい作品がいっぱいでした。かなり複雑な形をした生き物の作品があったので聞いてみると、カンブリア紀最強の生き物「アノマロカリス」とのことでした(写真右下の黄緑色の作品)。


     日本の高度経済成長を支えた手先の器用さは、私は折り紙文化の影響が大きいと思っています。難しいものは折れなくても、だれしも「鶴」くらいは折れます。海外の人からすれば、この「鶴」でさえ、ほんとに驚きのようです。

     たかが遊び、されど遊びです。


     校長 柏

  • 1・6遠足 それから5年米作りスタート【田おこし】

    公開日
    2025/04/28
    更新日
    2025/04/28

    日々のできごと

     例年1年生と6年生がこの時期に五月山まで遠足に出かけるのですが、今年の目的地は「水月公園」。

     なぜそんな近場を設定したのかというと、5月13日(火)に「全校万博」が控えているからです。広大な万博会場で、1年生と6年生がペア活動をする予定ですので、今回はその練習として近場で実施したというわけです。


     とはいえ、水月公園までの道はそもそも狭く、また結構な交通量の道を横断せねばなりません。ですから6年生にとって、1年生に気を配りながら歩く、活動するという良い練習になったと思います。ペアの顔も覚えられたと思いますし。


     水月公園ではクラスごとに分かれて、鬼ごっこ(けいどろ)をしたり、遊具のところで遊んだり、ビンゴカードでフィールドサーチをしたり、近場なりに楽しいことをいろいろと準備していた感じです。

     遊具のあたりには人懐っこいネコがいました。子どもたちは名前で呼んでいましたから、ふだんからよく遊んでいるのでしょう。

     早春の頃には美しく花を咲かせていた梅林では、まだ青い梅の実が、それはもうたわわになっていました。

     一番下のグランドでは、大きなこいのぼりを背景に子どもたちが歓声を上げて駆け回っていました。それを散歩しているご年配の方々が見守っています。なんだか幸せな風景だなあと思いました。


     さて、5年生は本日から米作りが始まりました。まずその第一弾として、今日は「田おこし」を行いました。草を抜き、土を耕して乾かし、そして肥料(油かす)を混ぜ込みます。雑草の根を切り、空気を送り込むことで、米の成長をより促進するはたらきがあるとのこと。

     子どもたちは慣れない手つきで鍬やスコップなどを使って頑張って作業をしていました。

     まあでも、カエルが飛び出してきたり、土からミミズが出てきたりするたびに、子どもたちは大騒ぎ!まあそれもまた勉強です。

     なかなか出口の見つからない令和の米騒動の中、地域のご厚意で田んぼを貸していただき、米の生産を体験できるということは幸せなことだなあと思いました。

     秋に、みんなで作ったおいしいお米で舌鼓を打つのが楽しみです。


     校長 柏