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石 小 日 記

子どもたちの日々のようすをお伝えしています

  • 6年 池田市長の出前授業

    公開日
    2025/07/15
    更新日
    2025/07/15

    日々のできごと

     どろんこ遊びの興奮が冷めやらぬ中、6年生は気持ちを切り替えて池田市長の出前授業に臨みました。


     今回池田市長が、「○○小学校の皆さんの声を聴きたい!」として、市内のすべての小学校を回って出前授業をしてくださっています。

     6年生は社会科で日本国憲法や三権分立など、公民的分野を1学期に学びます。そういう意味でとてもタイムリーな出前授業でした。

     

     まず、市長さんの自己紹介のあと、市長の仕事の説明がありました。それから、池田市の遊び場・自然、池田市の公園、池田市の地域イベントの紹介があり、その流れで子どもたちに次の4つのテーマについて意見を聴かせてほしいということで、グループワークに入りました。

     テーマは、「遊び場・自然」「公園」「地域イベント」「給食」です。


     子どもたちはタブレット持参で、グループごとに意見交流をし、話し合った内容を市長さんに直接発表することができました。

     「給食の揚げパンをもっと大きくしてほしい」とか、「屋内で遊べる施設が欲しい」とか、「公園のトイレが汚れていたり、ごみが落ちていたりして困っている」など、いろいろと意見が出ました。また、授業後アンケートを記入して、一人ひとりの意見を市長さんにお伝えできることになっています。


     授業が終わって、市役所の皆さんをお送りするときに市長さんから、

    「石小のこどもたちは、『公園のごみを拾っている』という子がいたり、『公園から見える夕陽がきれい』と言っているグループがあったり、なんだか情緒的であたたかい雰囲気だなあと思いました」とお褒めの言葉をいただきました。情緒的。それはなんともうれしい言葉でした。確かに、同じものを見ても、感じる心があるかないかで見える世界は大きく変わります。


     まあ、この子たち、ついさっきまで全力でどろんこ遊びに興じていたんですけどね~。


     校長 柏

  • どろんこ&水遊び!(1年生、それから6年生)

    公開日
    2025/07/15
    更新日
    2025/07/15

    日々のできごと

     1年生が1・2時間目に運動場の砂場あたりでどろんこ遊びをするというので見に行きました。

     ちょうど昨日は雨ふりでしたので、運動場がそれなりに湿っていて、また今朝は、昨日雨の名残りか、日差しが少し優しめでしたので、ちょうど泥んこ遊び&水遊び日和という感じでした。


     1年生と先生方が、ぬれてもいい格好をして出てきました。「大人は、水着を着ている人以外に、水や泥をかけたらだめですよ」と説明があってスタート。

     持ってきた水鉄砲で撃ち合いをしたり、どろ団子を作ったり、ホースで水を掛け合ったり、1年生の子たちは、まさに解放された感じで、思う存分どろ遊び、水遊びを楽しんでいました。

     2時間目になると、6年生が合流。最初はちょっと遠慮していた6年生も、水をかけられたり、追いかけられたりしているうちに、「もうどうなってもいいわ!」という一線を越えはじめ、最後はみんな一緒にずぶぬれになって遊んでいました。というよりも、6年生の方が無邪気に遊んでいる感じでした。


     私は3時間目に市長をお迎えしての出前授業があるので、普段の服装で、ちょっと距離を置いて子どもたちを見ていたのですが、勢い余って飛んできた泥の塊がズボンに命中!

     さっき「水着を着ている人以外に、水や泥をかけたらだめですよ」という注意があったのを思い出して、申し訳なさそうに「ごめんなさい」という1年生。「だいじょうぶ、だいじょうぶ。ちゃんとお着替えがあるからね~」と私。

     まあ、こういうこともあろうかと、日ごろから予備のズボンを学校に置いていて大正解でした。


     校長 柏

  • 6年 卒業アルバム撮影(クラブ活動)

    公開日
    2025/07/14
    更新日
    2025/07/14

    日々のできごと

     今日は1学期最後のクラブ活動。そして卒業アルバム用の写真撮影をしました。

     雨が降ったので、運動場で活動するクラブや、お休みの子がいたクラブの撮影は2学期に延期となりましたが、6年担任の先生が写真屋さんをご案内しながら、順番に各クラブの活動場所を巡りました。


     4・5年生は、「何の撮影?卒業アルバム?何それ?」という感じだし(6年生が並ぶ後ろで「イェーイ!」と入ろうとしたり、「6年以外は入ったらだめだよ」と言われても「なんで??」みたいな感じで)、一方、6年生も、この撮影が「一生残る卒業アルバムの写真」であることが自覚できていない子もそれなりにいるなあという感じでした。まあ、「今この瞬間を生きている」子どもたちにとって、それは仕方のないことなんですけどね〜。


     校長室には、過去の卒業アルバムがたくさん保存してあって、時々、卒業生や校長室に遊びに来た子どもたちと過去の卒業アルバムを眺めるときがあります。そこには若手だったころの私がいたり、今は保護者となった当時の教え子がいたりします。未来のことなんて想像もつかないのは大人も子どもも同じで、私自身も職員写真の撮影の日なのにうっかりスーツを忘れてしまい、恥ずかしながら普段通りの服で写っている年もあります。(まさか20年以上経って、そんな自分の姿を校長室で見ることになるとは!)


     今日撮った写真を、将来この子たちはどんな思いで眺めるのでしょう。できれば幸せな気持ちで卒業アルバムのページをめくっていてくれたらと願うばかりです。


     2枚目左下の写真は、今日は撮影に行かなかった家庭科クラブの子たちが、今日作ったアイスクレープを持ってくれた時のものです。暑かったのもあって、おいしくいただきました。


    校長 柏

  • PTA9人制バレーボール大会

    公開日
    2025/07/11
    更新日
    2025/07/11

    日々のできごと

     本日は五月山体育館にて、PTA9人制バレーボール大会が開催されました。

     いしばし学園(石橋中学校区の2小1中)からは2チームが出場。Aチームは石橋小のユニホーム、Bチームは石橋中のユニホームで出場しました。


     まずはBチームが秦野小チームにフルセットで勝利。そして北中チームに惜敗。

     Aチームは呉服・ほそごう連合チームにストレート勝ち。続いて渋中チームにフルセットで勝利。


     ということで、Bチームは残念ながら予選敗退。Aチームは決勝トーナメント進出が決まりました。


     この時点で午後2時。私はいったん学校に戻り、仕事を片付けてからもう一度五月山体育館へ向かいました。


     体育館に着いたのは午後3時20分ごろ。ロビーで「校長先生、準決勝、第3セットまでもつれ込んでますよ!」と聞いて急いで見に行くと、午前中にBチームが負けた北中チーム相手に、第3セット、5対5のイーブンというタイミングでした(第3セットは15点がマッチポイントです)。


     フルセット戦うと、1試合1時間近くかかります。午前中に2試合を終え、3試合目ですから、どちらのチームも疲れが見え始めています。試合は一進一退のものすごい展開。

     体育館はエアコンが効いているとはいえ、得点が入って試合が止まるごとに足がつってしまう人が続出。しかしストレッチをして、汗を拭き拭き戦いの場に戻っていきます。まさに消耗戦。


     みなさん、普段からお母さん業を頑張りながら日々練習を重ねてきたわけで、親睦が目的の大会とはいえ、どうしても勝ちたい、勝って、子どもたちに「お母さん、がんばったよ!」と報告したい、そんな思いが伝わってくる試合展開です。


     13対10だったか、13対11だったか、いしばしAチームが、勝利まであと少し!というところまで北中チームを追い込んだのですが、北中チームがそこから意地を見せ、Aチームは惜しくも準決勝敗退。3年連続決勝戦進出はあと一歩のところで叶いませんでした。


     戦いを終えて選手たちが集まってきます。涙を流している人もいます。そして足を引きずっている人が何人も。

     「決勝戦に残っても、あと1試合なんてできないくらい足がパンパンです」と泣き笑いで言っている人も。ほんとうにみなさん力を出し切ったという感じでした。


     確かに決勝には残れませんでしたが、ここは胸を張って、子どもたちに、母が頑張ったことを伝えてほしいと思います。それはAチームもBチームも同じです。

     仲間と力を合わせて、心を尽くし、力を尽くして頑張ること。その素晴らしさを改めて感じた1日でした。

     

     校長 柏

  • 5年弦楽四重奏・6年夢燈花キャンドルづくり

    公開日
    2025/07/11
    更新日
    2025/07/11

    もうひとつのまなざし

     5年生は、大阪音楽大学の学生4名による弦楽四重奏を鑑賞しました。

    プログラムの曲目だけではわからなかった曲も、演奏がはじまると子どもたちがよく知っているる曲ばかりで、自然と引き込まれていきました。

    楽器の紹介や曲の説明もあり、子どもたちにもわかりやすく、とても楽しめました。

    ジブリやディズニーの世界に浸り、それぞれの映画のシーンが目に浮かぶような素敵な演奏に、会場は温かな雰囲気に包まれました。

    最後は、子どもたちが大好きなMrs. GREEN APPLEの「ライラック」の演奏では、自然と手拍子が起こるほどの盛り上がりでした。

    弦楽器の心地よい響きに包まれ、癒しと感動にあふれた、穏やかなひとときとなりました。


     6年生は、クラスごとに「いけだ夢燈花」のキャンドルづくりを行いました。

    「いけだ夢燈花」は、8名の尊い命奪われた池田附属小の事件をうけ、地域がつながり子どもたち守りたいという思いを込めて、1000個のキャンドルに灯りをともすイベントです。

    石橋小学校では、毎年6年生がこのキャンドルづくりに参加しています。

    今年も地域の方々にご協力いただき、グループごとに交流しながらキャンドルを制作しました。

    まずは、自己紹介からはじまり、子どもたちは夢や願いを語り合いながら、色とりどりのクレヨンをけずってロウに混ぜ、思いを込めてキャンドルを仕上げました。

    地域の皆さまの温かいサポートのもと、素敵なキャンドルが完成しました。

    子どもたちが描いた夢や願いは、どれも心に響きます。

    「サッカー選手になれますように」「全国大会で金賞がとれますように」「家族が幸せでありますように」「戦争がなくなりますように」

    キャンドルに託した子どもたちの夢や願いがどうか叶いますように…。

    キャンドルの灯りが、池田のまちをあたたかく包みますように…。


    教頭 濵口


  • 6年生 猛特訓中!

    公開日
    2025/07/10
    更新日
    2025/07/10

    日々のできごと

     臨海学舎が2週間後に迫り、6年生は猛特訓の日々です。

     今日はプールを周回する形で泳いでいました。1週約75mとして、2周で150m、4周で300m、それを2回泳いでいましたので、少なく見ても500mくらい連続で泳いでいました。

     子どもたちは基本的に途中で立たないように指導されています。先日中西悠子さんにも指摘されましたが、確かにフォームがまだ整っていなくても、何とか立たずに泳ごうと頑張っている子が多いのを感じました。要するに根性はありますよね、と。でも、フォームが整うと、無駄な体力を使わずに済むわけで、フォームが整っていないから余計にしんどいわけです。

     なんとかあと2週間で、コツをつかんでくれたらと思います。根性だけで遠泳を泳ぎ切るのは、やはりしんどいですからね。


     先日、中西さんが平泳ぎのコツとして話しておられたのは、たった3点。まず、足首の角度について。それから、手の掻きは小さく。3つ目は、平泳ぎは伸びるときに進むので、しっかり伸びること。
     私も泳ぐのは得意ですから、確かにこの3点が大事であることに大きくうなずきます。


     6年生が猛練習をしているのを、石橋中の子たちが、坂道から、あるいはテニスコートからときどき眺めています。懐かしいなあと思ってくれているのでしょうか。


     校長 柏

  • 児童会行事 ドッジボール大会(5・6年の部)

    公開日
    2025/07/10
    更新日
    2025/07/10

    日々のできごと

     いよいよドッジボール大会も5・6年の部です。


     連日の猛暑の中、運動場で、各クラス作戦を練って練習に励んでいる姿を校長室の窓から見ていました。結局のところ、がむしゃらに投げるのではなく、パスを回して、パスを回して、崩れたところで攻撃!というが王道の作戦。落ち着いて、それをどこまで忠実にできるかが大切です。そんな感じで、どのクラスも本番に向けて練習に励んでいました。


     そしていよいよドッジボール大会最終日。さすがは高学年、試合開始の合図で、低学年や中学年とは全く違う勢いのボールが飛び交います。風を切る音が聞こえるのかというくらい、あるいは、投げたボールがホップして浮き上がるくらいの勢いです。ボールは柔らかいものを使っているとはいえ、まさに大迫力!


     5年生代表は1組、6年生代表は3組。その2組でいよいよ頂上決戦です。

     やはり明確に体格差がありますが、5年生も負けてはいません。誰かが当たったボールをキャッチしたり、パス、パスで追い込まれて当てられるかと思いきや、ジャンプでよけたり、なかなかのスーパープレイも見られました。試合は互角のまま最後の笛が鳴りました。3・4年生の部に続いて下克上なるか!と思ったら、なんと1人差で6年生の勝利!5年生もよくぞここまで6年生を追い込みました。


     終わってから、見に来られていた保護者の方とお話しました。「高学年のレベルは高いですねえ」と。

     「で、先生チームとの決戦はいつですか?」とも。

     前回、2月の王様ドッジのときには、先生チームが瞬殺されましたからね。リベンジを狙う?いやいや……。(まだ何も決まってません。)

     

     校長 柏

  • 夏の子どもたち

    公開日
    2025/07/09
    更新日
    2025/07/09

    日々のできごと

     昨日は午後から大雨だったこともあり、連日の猛暑にしおれかけていた朝顔もずいぶん元気を取り戻しました。

     今週初めから、1年生の朝顔の持ち帰りを各ご家庭にお願いしています。少しずつ朝顔の鉢植えの数は減ってきてはいますが、それでもちょうど今が花盛り。今朝は本当にたくさんの朝顔の花が咲いていました。朝の光に照らされながら、1年生が、いとおしむように朝顔に水やりをしている姿がなんとも絵になります。成長は喜びですね。


     2年生が各教室と玄関ホールで飼育していたカブトムシの幼虫が、どんどん成虫となっています。子どもたちと一緒にふたを開けて覗いてみると、黒光りした角を誇らしげに掲げていました。


     そしてもう一枚は、今朝、登校してきた子が見せてくれたセミの抜け殻。梅雨が明けてから、私も何回かセミの鳴き声を聞きましたが、暑さが3割増しくらいになる、セミの鳴き声の響く夏がこれから始まります。


     連日、猛烈な暑さが続いていますが、子どもたちも、生き物たちも元気いっぱいの夏です。


     おまけに。七夕は過ぎてしまいましたが、玄関ホールと1年生の教室の前に、七夕飾りが飾られています。一つ一つの短冊を見ていくと、かわいい願い事がいっぱい。みんなの願いが叶いますように。


     校長 柏

  • 5年算数 田中博史先生をお迎えしての授業研究会

    公開日
    2025/07/08
    更新日
    2025/07/09

    日々のできごと

     本日は、元筑波大附属小副校長であり、算数の教科書の監修や学習指導要領の調査委員などを歴任された田中博史先生をお迎えしての授業研究会を持ちました。


     まず本校の5年生担任のK先生による授業公開、それから5年生の別のクラスを対象に、田中博史先生による師範授業、続いて講演会を持ちました。田中先生は5年生の子どもたちが使っている「算数の力」という教材の監修をされている方ということもあって、なんでも前向きな石小の子どもたちは、わくわくしながら授業が始まるのを待っている感じでした。「5平方センチメートルの図形について考える」という図形の応用的な授業でしたが、子どもたちは積極的に発言し、いろいろとアイデアも出し合い、実に楽しみながら思考を深めていくことができていました。


     授業後の講演会では、目の前の子どもたちの反応をよく見ることの大切さや、算数にも国語と同じ「伝える力」「思考、表現する力」が必要であることなど、お話は多岐にわたりました。「子どもに任せる」授業作りは講義形式の一方的な授業の対極にあるものです。そして我々が目指しているのはそこであることを再認識しました。

     

     池田市の研修として近隣の市町にも周知しておりましたので、他市も含め100人を超える参加者があり、大変充実した研修会となりました。


     その後田中先生と若手の先生方を中心に、遅くまで授業論、教育論に花を咲かせておりましたので、本日のこのページの更新は大変遅い時間となりました。

     みんなよりよい授業をめざして、授業研究に本当に真剣に取り組んでいます。この道は到達地点の見えない大変な道なのですが、ひとえに子どもたちの笑顔のために日々頑張っています。


     校長 柏

  • アテネオリンピック 水泳(バタフライ)銅メダリスト 中西悠子さんをお迎えして

    公開日
    2025/07/07
    更新日
    2025/07/07

    日々のできごと

     大阪府のオリンピック選手派遣事業に当選して、本日、本校出身のアテネオリンピック銅メダリスト、中西悠子さんをお迎えしての出前授業を持ちました。今回大阪府で1校のみの派遣ということで、非常にラッキーでした(出身校だから選ばれたわけではなく、公正に選考されたとのことです)。


     2時間目は、全校児童が体育館に集まってお話を聞き、3時間目はプールにて、臨海学舎を前にした6年生に実技講習をしてもらう、というプログラムでした。


     2時間目、全校児童が体育館に集まり、まずは私のあいさつということで、簡単に中西さんのご紹介を。

     中西さんは、シドニー、アテネ、北京の3大会連続でオリンピック出場を果たし、2004年のアテネでは200mバタフライで銅メダルを獲得。日本記録だけでなく、世界記録も作ったことのある、つまり世界一になった経験のある方です。昨年、本校吹奏楽部が全国大会金賞を取りましたが、目標に向けて、夏休みも休まずに練習をしていましたね。今日は、世界の頂点を目指すということがどういうことなのか、どんな努力をしたのか、その苦しさとか喜びとか、そんなお話が聞けたらと思います、という感じで中西さんにお話をつなぎました。


     中西さんからは、アテネオリンピック決勝のときの動画を見せていただき、その時の感想とか、水泳を始めたきっかけとか、中学時代の苦しかった経験とか、小4の作文に「オリンピックに出場したい」と書いていたこととか、いろいろとお話を聞くことができました。

     「オリンピックに出たい、メダルを取りたいと思い、地球何周分も泳ぎました。多い日には、1日20km泳いでいました。コーチには『魚になるまで泳げ!』と言われていました。」

     という言葉に、外国人選手と比べて体格的には不利な中、世界でトップを目指すということはどういうことなのかを垣間見た気がしました。

     

     「これが銅メダルです。本物です。帰るときに触ってもらっていいことにします。ただし、かじったらだめですよ(笑)」

     ということで、お話が終わって退場するときに、子どもたちは順番に本物の銅メダルに触らせてもらいました。


     中西さんからは、夢を持つことの大切さ、努力することの大切さを教えてもらうことができました。子どもたちの心にきっと響いたことと思います。


     3時間目は、場所をプールに移して、6年生対象の実技指導。

     専門のバタフライと、「苦手」とおっしゃっていた平泳ぎの模範泳法を見せてもらいました。その後、短い指導時間でしたが、平泳ぎの足の動き、手の掻き方のポイントを教えていただきました。あと、臨海の水泳班1班の子たちが、25mを一緒に泳いでもらいました。大変良い記念になりました。

     「今も臨海学舎をしていること、遠泳をしていることは本当にすばらしいと思います。フォームはまだ整っていなくても、とにかく立たずに泳ごうとしているのを感じました」と言っていただけました。


     実は、25年ほど前、2000年のシドニーオリンピックに中西さんが出場されることが決まった時に、本校のプールで壮行会をしています。その時に、若手だった私と体育の中心だったN先生が一緒に泳がせてもらっているのです。そして当時の校長先生が、今も低学年サポートとして本校に勤務しているA先生で、中西さんと、その当時のことを懐かしくお話しました。時の流れははやいものです。


     「泣きそうになりました」と中西さんがおっしゃっていたのが、校歌斉唱でした。卒業生ですから、きっと懐かしいだろうなと思い、急遽I先生に伴奏をお願いして1番のみを歌ったのですが、石小の子どもたちは、いつも通り体育館の屋根が震えるくらいの大きな声で校歌を歌ってくれました。

     「わきあがる」校歌、「わきあがる」子どもたち。在校生も卒業生も実に「わきあがる」学校です。


     校長 柏