きょうの神田っ子

地震避難訓練

公開日
2025/11/07
更新日
2025/11/07

きょうの神田っ子



 今日、地震の避難訓練を行いました。
 昨年の元日に能登半島地震がありました。7年前にも登校中に大阪北部地震がありました。地震は、いつ、どこで起きるかわかりません。地震によって突然当たり前の日常生活が奪われてしまいます。大切な人の生命さえもです。
 各クラスでは、地震や防災について話をしています。地震が起こったら、どうすればいいかについて、しっかりと考えておくことが大切です。校長からも以下のような話をしていますので、今日は、ぜひともご家庭で、地震についてお話をする時間を持ってほしいと思います。
 
【校長先生の講話より】

 みなさん、今日は地震避難訓練を行いましたが、しっかり考え行動できましたか?

 今日の訓練で、地震が起きたと感じた時、すぐに机の下にもぐって、机の足を持って、ダンゴムシポーズで頭を守りましたか?できたという人は、命を守るための最初のばっちりの行動です。
 去年のお正月に、石川県の能登半島で、大きな地震がありました。ニュースで見た人もいることでしょう。
 辻校長先生のお母さんが石川県の南の方に住んでいるのですが、ちょうどお正月の日に家族4人で、石川県に帰りました。高速道路の途中のサービスエリアで休憩をしていたら、地面が大きくゆっくり揺れて、しばらく動けなくなりました。どこで地震が起こっているのか調べて、能登でマグニチュード7.6の地震が起こったことを知り、慌ててお母さんに電話をしました。「大丈夫?」と聞いたら、「大丈夫じゃない」と言いました。とても大きく揺れたようです。
 安全運転に気をつけて、お母さんの家に行きました。幸い家は屋根の一部が壊れただけで、怪我はしていませんでした。一晩泊まりましたが、大きな地震の後も、何度も揺れがきました。この揺れのことを、少し難しいですが、余震と言います。能登半島では、最初の大きな揺れで家が壊れそうになった後、その後の余震で完全破れてしまった建物もありました。能登に住んでいる校長先生のお友達がいるのですが、家も壊れ、ガスや電気がしばらく来なくて、避難所で暮らしていたと言っていました。
 このことから私たちは次のことを覚えておきましょう。揺れが止まっても、すぐに安心しない!大きな揺れが止まっても、また揺れるかもしれないと思ってください。また、ぐらぐらと揺れを感じたら、すぐに頭を守りましょう。学校は耐震といって地震の揺れに耐えることができるよう工事をしています。慌てて外に出ず、教室で揺れがおさまるのを待ちます。
 地震は、いつ来るか、誰にもわかりません。だからこそ、今日の訓練のように、どうすれば自分の命を守れるかをいつも考えておくことが、とても大切です。今日家に帰ったら、お家の人と一緒に、地震が起きたらどこに逃げるか、非常用のカバンに何をいれておくか、確認してみてくださいね。今日の訓練で学んだことを忘れずこれからも地震に備えていきましょう。
 これで校長先生からのお話を終わります。